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40歳を目前に…人生って思い通りにはいかない事を知った30代

もうすぐ30代もお終い…
あれ?まだ30代だったの??なんて声も聞こえて来そうですが(笑)

改めて30代を振り返ってみると…
人生なんて思い通りにいかないものだなと改めて思う。
10代だって、20代だって…
全てが思い通りにいったわけではないが…

10代の頃は、転校生&目立つ性格、思った事はだまっておけないタイプ、とりあえず口が立つ…の割には人見知り(笑)
なんて事もあって友人関係に苦労したこともあった。
でも、なんだかんだ言って学生時代の友人は今でもいる。

大学受験では望んでいた大学には合格できなかった。
でも臨床検査技師の国家資格はちゃんと取得して卒業したし…
遊びも勉強も要領よくそつなくこなした。

20代の頃は…
ブラック企業にも勤めたし、そこから抜け出したくて派遣を選んだ時期もあった。でも最終的には正社員として転職活動に成功。

10代、20代の頃は色々あっても、回り道しても…
なんだかんだ言いながら自分が描く未来に進んでいた。
努力すれば、目的を見失わなければ望んだ未来は描けるって思っていた。

そんな思いのまま30代に突入。

20代に3回転職した私は、前職が転職の最後と信じて疑わなかった。
そりゃ腹立つこともいっぱいあったけど…
なんだかんだ言いながら、定年退職まで勤めるんだろうなと思っていた。

そんな私に大きな転機が…
そう、8年前の不妊治療退職である。
ちなみに32歳の誕生日目前。

前職に転職を決めた時、もちろん自分の得意分野の仕事が出来る事、人に勧めることが出来る商品やサービスであること…などを視野に入れて決めたが、その中には、産休・育休が取れること。子育てしながら働ける事、働いている人がいること。
そんな事も転職先の条件の一つだった。

ただ、不妊治療という段階で躓いてしまった私。
ここで躓くとどれだけ子育てに関する制度があっても、それらを利用することは出来ないんだ…という事を痛感した。

また、息子を出産した時はちょうど育休ママ支援が活発な時期でもあった。
その為、子連れ教室やイベントの参加条件が「育休中であること」というものも少なくなく、なんとなく社会から取り残されたような気分になった。

育休ママには戻る会社もある。
参加するイベントもある。
社会に居場所がある。
でも、私の居場所はどこにもない…
辞めたくて辞めたわけではないんだけどなぁ…

この気持ちが、「だったら不妊治療退職をしなくても済む社会をつくろう」という思いの原点になった。

こうやって振り返ると、転んでもタダでは起きない性格なんだなぁと改めて思う。

奇しくも起業ブームの真っただ中。
私にも出来るかも…そんな気持ちで起業の世界に飛び込んだのが30代半ば

「不妊治療と仕事の両立を支援したい」という思いと同時に、社会に必要とされる自分でありたいと思ったのも事実…
しかし、当たり前だけど世の中そんなに甘くない
理想と現実の違いをまざまざと見せつけられる。

ただ起業ブーム、セミナーブーム、健康ブームという事もあって、妊活や不妊治療以外の分野での講師依頼を頂くことでなんとか起業と言う形をとりながら走り続けてきた。
求められたらなんでもやる!!
まさにそんな状況だった。

でも…
自分が一番やりたい「妊活・不妊治療支援」は一向に前に進まない。
何かの「圧」が働いているのか??なんて思う事も…(笑)

それでも、行政で講座をさせて頂いたり、コラムを書かせて頂いたり、サプリメントメーカーの顧客様向けに不妊相談をさせて頂いたりと…
起業当初よりは少しずつ形になってきているのだと思う。

というかそう信じたい…

少しずつだが社会の流れは変わってきている。
もちろん逆風も強いし、風当たりも強い…
SNSでは謂われもない言葉を投げかけられている事もある…

それでも妊活支援をビジネスとするベンチャー企業やスタートアップ企業が少しずつだけど出てきた。
ただ、この分野は「個」で変えていくのには限界があるという事にようやく気づく事になる。

「個」と「個」が結びついてもまだまだ弱い…
結局は「企業や組織の中」に入って、ようやくスタートラインに立てるのかもしれない
東京の動きをみているとそんな風に思う…と同時に自分の限界も知る。

これから先、私はどうしていったら良いんだろう…
そんな手詰まり感でいっぱいだった39歳の1年間
認めたくなはないが…結局は「起業ごっこ」の域を抜け出ていないのだ。

とはいえ、「妊活・不妊治療支援」を仕事とする事を潔く諦め、別分野で再就職を考えるだけの勇気はまだ私にはない。

一度追いかけたものはなんとかして形にしたい

人生80年では効かなくなった今、まだ折り返しにも来ていない。
後もう少しこの分野で自分なりにあがいてみようかと思う。

人生そう簡単に思い通りに事が運ばない事を学んだ30代
でも諦めずにいれば、「新しい未来を描くことは可能」ということを40代で体現出来ればなと思う。


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