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"偏頭痛(片頭痛)性めまい"とのお付き合い(心の変化)②

※こちらの記事は、あくまでも私個人の症状を書いています。人それぞれ違うと思いますので、適切な検査や診断・治療をするため、または各症状を知る意味でのご参考程度にお読みください。緊急な症状がある場合は、迷わず受診してください!

1.気候に左右されやすい

以前の投稿はこちらをお読みください↓

偏頭痛性めまいとの付き合い方、それは「たまに振り回されない日があればラッキー」そんな風に思っています。

とにかく気候(気圧、温度差、天気、あと何か微妙な変化や地震がある前など)に左右されやすいです。

天気予報は、基本見なくても分かるので、答え合わせの様に確認の意味で見ることもあります。

気圧アプリなども以前は使っていましたが、常に毎日なので、気にしてしまい疲れてしまうため今は使っていません。

多少体調悪いな…程度なら良いものの、自分の場合は1秒前は平気だった世界が突然高速回転や左右に揺れだしたり、世界が歪んだり、頭が揺すられる感覚になったり。反対に足元が誰かに掴まれている様な、或いは吐き気から来ることや、首肩凝りから、急に眼球が左右に揺れる眼振だけ起こることもあります。立っている足元が、半回転したり、ふわふわの遊具の様に変わったり。

ありとあらゆる感覚で、それは突然やって来ます。

三半規管は、空間把握をするのにとても重要だそうで、耳と足・目で把握して脳に伝えるのだそう。

その一部の耳(三半規管)が弱くなっていることで起こっていると言われています。

軽い日は、数年続く耳鳴りと震度1程度の地震が常に止まらない感じに似ているのかもしれません。24時間365日もうすぐ4年こんな日々が、突然始まりました。

ここまで読んで少し想像してくださった方は、正直絶対経験したくない…と思われると思います。そう、絶対して欲しくないんです。

だからこそ、少し症状が楽な時、眠れない時、こうして頭と心にある伝えたいことを書いていこうと思いました。

ここまで酷く長くなくても、頭痛持ちだったり、沢山のなるかもしれない方に伝えたいです。

今は、めまいを予防するリハビリ体操を毎日しています。それはまた記事に書きたいなと思います。

2.心の変化

「きっと疲れているだけ…しばらく横になってればな止まるだろう…」

突然、揺れが起こってから約半年近く、思い当たる診療科に診察に行っては理由が分からない、突発性難聴から始まったのでその名残でその内止まるのでは?気のせい、ストレスのせい、頑張り過ぎたせい、何でも気にしすぎるせい、仕事が忙しかったせい…

「沢山の〇〇のせい」という理由で原因が分からないまま治療もなく、寝込む日々。心はどんどん落ちて行きました。深海の様に深く沈む心は、寒く凍えそうで、頑張ってきたはずの自分の人生すら呪いたくなる時間を永遠にも感じました。

沢山の本も読みました。横になりながら、“治ったらしい”というものも試しました。何も変わりませんでした。

それどころか、どんどんと心は沈み家族に申し訳ないと思い、生きていることに疑問すら感じる様になった頃、高速回転を起こし何度目かの入院をしました。

その頃には、有名なめまい専門医と呼ばれる先生方がいらっしゃることを知り、希望を感じ通院もしていました。そのため同じ病院に目眩が止まるまで、というより食事が出来る程度まで入院となりました。めまいをスパッと止める薬はありません。めまい止めはあるそうですが、効果は人それぞれでそのお薬を使ったから治るかと言うと私の症状の場合は当てはまらないとのこと。浮動性めまい、は厄介なのです…

入院中、看護師さんがフォローに来てくださり、横になっても揺れは止まらないため食事は出来ませんでした。「何もしてあげられなくて本当にごめんなさい。早く何か治療や根本的に治せたらいいのにね。」と涙ながらに話してくれました。

私はとにかく親としての自分を責めてしまっていたので、「どうか子供達だけはお願いします。遺伝はしないのでしょうか?また車を運転して習い事に連れて行ってあげたい。」と繰り返し話していたと思います。

看護師さんの涙を見た時、辛いのは自分だけではなく、側に居て寄り添ってくれる人も辛いのだと気付きました。退院まで、何度か手を取りながら院内を歩く練習をしました。心からあの時親身に話を聞いてくださった看護師さんに感謝しています。

今でも、日々思います。また電車や乗り物に乗りたい。何故、この症状になってしまったのか?

4年の月日が経ち、色々な出逢いや別れもあり、今の自分がいます。例え外出困難になってしまっても、またいつの日か車を気兼ねなく運転したい。

そして、今はこうしてOriHimeパイロットとしてnoteを書いています。

4年の間どんな風に変化があったのか、また機会があれば書きたいなと思いますが今はまだ途中な気がして書けずにいます。

でも、深海に落ちていく様な沈む心が、今では満天の星が浮かぶ宇宙にいる様な、そんな無限の感覚があります。

3.不思議な話

発症から半年くらいは、とにかく入退院を繰り返したり、自宅療養するものの、診断名も当時は付かず根本的な治療が無い中だったので、不安でいっぱいでした。

体調は悪化するばかりで、眠れる日も少なくなりました。空を見る気力も無くなりました。

本も読まず、ただ横になるだけの自分は家事もせず働かず、気持ちは焦るばかりで涙だけは流せる。そして、また回転する、の繰り返し。

3日間ほど回転が止まらず様子を見るしか無いと言われ、枕を高くして横になっていた時にある夢を見ました。

沢山の人が空を歩いています。そこはとても快適で綺麗な花が沢山咲いていて。歩いている人も、どこかほっとしていそう。

それを下から眺めていると、「貴方も来る?」と言われました。とても綺麗な女性で、「あー.これがいわゆる三途の河かもしれない。」と思いました。

とっさに「私はとても行きたいけれど、まだやりたいことが沢山あります。なので行けません。」と話すと、「そうね、貴方はまだやるべきことがある。」そう言われると、ふっとその世界が消え目が覚めました。徐々に回転が楽になっていきました。

嘘でしょ?と思われてしまうかもしれませんが、全て覚えているのです。私は、その日からやるべきことが何なのか常に考えています。少なくとも今を大切に生ききろうと思った出来事でした。

そして、過去何が行けなかったのか粗探しをしていた自分から少しずつ卒業し、精一杯頑張ってきたことも思い出そうと思った出来事でした。

また身近にいる人にも、感謝をする様になりましたし、未来についてもより深く具体的に考える様になりました。

良い転機は何度となく願えば訪れるものだと思います。それは違った形かもしれません。

以上、かなり長文になってしまいましたが、ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

少しずつ、書いていこうと思います。今苦しい人が少しでも楽になります様に。当時私自身も似たような症状の方の記事やブログで救われた様に。


もしもサポートいただけたら嬉しいです。大人になっても親になっても病気になっても、いつでも再スタート出来る。ゆっくりと焦らずに。そんなことを伝える活動のために貯めていきたいです。活用する際は使い道を記事にいたします☺️