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📖神様の定食屋📖

2022年9月29日(木)読了

両親を交通事故で亡くした哲史は妹とともに両親が残した定食屋「てしをや」を継ぐことに。
それまではブラックとはいえ企業勤めをしていた哲史は全くと言っていいほど料理はできず、妹からも罵られる始末。
ある夜、神社で「パッと料理ができるようにならないか」と神頼みをしたところ、本当に神様が降りてきて願いを叶えてくれた。
想いのある人に料理を食べてもらいたいという願いをもったまま成仏できずにいた魂が哲史の憑依して、その人に思いのこもった料理を食べてもらう。そういう心温まる五篇の作品です。

最近、割と殺伐とした小説を読むことが多かったので、たまにはこういう物語も読んでみようと思いました。
私も歳のせいか、ちょっとウルっとくることがありました。
ひとつひとつの話は独立した作りになっていますが、最後には人と人とがつながりあって、なんだか幸せな気持ちになれました。

続編も読んでみたいと思います。

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