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【超ショートショート】(153)~今日のめぐり逢いをまた明日へ~

まだお腹の中にいる君。
あの頃、
〈君の知らない君の歌〉の
優しいバラード曲が世の中を
あたたかくした冬、
〈クルミを割れた日〉の記念日に、
可愛い君が産まれた。

君は、
〈紫陽花と向日葵〉の季節に、
〈Sons and Daughters〉
(兄弟姉妹)の仲間ができた。

君は、
いつもいつも、
その仲間のために、
〈~それより僕が伝えたいのは〉と
お父さんの真似をして、
たくさんの困難を乗りこえてきた。
〈くぐりぬけて見れば〉
必ず何かを得られると、
負けず嫌いのその頑固さで、
1人で奮闘してきたね。

君が産まれて育った
〈201号〉の部屋から君が
〈Far Away〉(遠くへ)
たくさんの
〈めぐり逢い〉を求めて、
旅立つ。

〈MIDNIGHT 2 CALL〉の
電話の音が鳴る
〈明け方の君〉は、
〈B.G.M〉に、
〈好きになる〉という名曲をかけて、
朝の身支度を楽しんだ。

〈C-46〉のカセットテープを
落とした男(ひと)。
君がそのカセットテープを拾って渡す。

すると、
その男(ひと)からお誘いが。

「〈if〉(もし)良かったら、
〈夢の飛礫〉というカフェで、
コーヒーでも飲みませんか?
僕がお礼におごりますから。」

君はこの瞬間、
街のウィンドーがまるで、
〈鏡が映したふたりでも〉
そう思わせるように、
「未来のことはわからないけど、
今はこの男(ひと)の誘いを受けたい!」
と心を決めていた。

その日から、
〈もうすぐ僕らは ふたつの時代を超える恋になる〉
と誓い合って結ばれた。

ふたりはいつもの
〈two of us〉(ふたりのために)
どんなことも話し合ってきた。
もちろんケンカもした。
「もう別れよう」と家出をしたことが、
ふたりそれぞれにあった。

でも、
いつもいつも思うこと。
〈no doubt〉(もうダメだ!)
と思ったのに、
どうしても、
一緒に食べた
〈野いちごがゆれるように〉
というショートケーキの味を思い出す。
ふたりが初めての共同作業して、
手作りした思い出のケーキだった。

〈君が好きだった歌〉を、
家出した夜に、
ふたりそれぞれに聴いてしまう。
そして、
大切な人を思い出しては、
「〈tomorrow〉(明日)は帰ろう!
仲直りしよう!許してあげよう!」
そう胸に誓う。

そして、
仲直りした夜に、
また確信するんだ!

「君にめぐり逢えて幸せだ!」
「あなたに逢えて本当に幸せだ!」

最後に、こうも確信する。

「めぐり逢えたことすべてを忘れない!」
これからもずっと一緒にいるんだ!」
と。


(制作日 2021.11.3(水))
※この物語はフィクションです。

今日は、
2004年11月3日発売のアルバム
CHAGE&ASKA『THE STORY of BALLAD Ⅱ』
と、
2010年11月3日発売のアルバム
ASKA『君の知らない君の歌』
それぞれの収録曲のタイトルをつなげて、
お話を書いてみました。
少しの不自然さはありますが、
曲タイトルを知ってもらえたら
いいかなって思います。

(ニックネーム)
ねね&杏寿
(旧ひまわり&洋ちゃん)
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/

~~~~~~


参考にした曲
CHAGE&ASKA アルバム
『THE STORY of BALLAD Ⅱ』
(2004.11.3発売)

ASKA アルバム
『君の知らない君の歌』
(2010.11.3発売)





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