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ASKA ソロ1stアルバム『SCENE』発売33周年記念日!

1988年8月21日発売
ASKA ソロ1stアルバム
『SCENE』
発売から今日で「33周年」になります。

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〈収録曲〉
①伝わりますか
②蘇州夜曲
③予感
④MY Mr.LONELY HEART
⑤夢はるか
⑥SCENE
⑦ふたり
⑧今でも
⑨最後の場面
⑩MIDNIGHT 2 CALL

このアルバムは、
1988年のCHAGE&ASKAコンサートツアー中に、
山梨県にある河口湖のスタジオで、
レコーディング。

飛鳥さんが過去、楽曲提供した曲を入れ、
全10曲のバラードのアルバムが完成。
そして、このアルバムが、
ASKAソロとしての最初の1枚。

この最初にバラードになったことは、
ここは想像ですが、
少し尾を引きずった所はあるのではないかと思います。

それは、
1995年発売『NEVER END』
1997年発売『ONE』
1998年発売『Kicks』
以上の3枚が、
バラードをメインにした『SCENE』シリーズとは違い、
ロックテイストにイメージチェンジをしたこと。

今までのバラードや飛鳥さんの楽曲イメージのままなら、
女性ファンが多いままでしょう。

でも、この1995年からの3枚で、
一気に男性ファンが増えた、
そのきっかけになった頃。

話を『SCENE』に戻すと、
このアルバムの収録曲には、
ロックテイストの飛鳥さんはいません。

本当にバラードがよく似合いますし、
そして、チャゲアスのラブソングなら、
ハッピーな感じになりますが、
そうではない、大人な恋愛模様が、
新たな飛鳥さんを、
当時、見せていたのだと思います。


では、
収録曲を少しずつご紹介します。

①伝わりますか

この曲は「ちあきなおみ」さんに楽曲提供。

ちあきなおみさんと言えば、
「いつものように幕が上がる」と、
モノマネタレントのコロッケさんが、
鼻の脇に大きなほくろを付けて、
変顔して歌う姿が一番浮かび、
ご本人を私は知らないことに、
このアルバムに出会ってから知りました。

そして、
昔の名曲を語るスペシャル音楽番組では、
ちあきなおみさんを伝説の人、
そのようにお話する。

どんな歌声だったのか、
聴いてみたいと思っています。

曲については、
一人の女性が、ひたすら一途に、
ひょっとすると、人生をかけて、
一人の男性を愛する。
でも、実はふたりの関係性は、
終わっているのか?
不安定なのか?
それとも片想いなのか?
復縁を願うものなのか?

どんな恋だったとしても、
人を好きになれたしあわせと思い出は、
永遠に忘れない、そんな気がします。

②蘇州夜曲
作詞 西条八十 作曲 服部良一
編曲 瀬尾一三

この曲は、カバー曲。

飛鳥さんが子どもの頃に聴いていた、
そして、お父さんやお母さんの前で歌った、
思い出の曲。

この曲を歌うと、
お父さんとお母さんが和んだそうです。

こうした、親子の思い出が、
その子の人生に大きな影響を与えると、
有名人の方のいくつものお話を聞くと、
そう思います。

誰かを喜ばせた、笑わせた、
感謝された、誉められた、
そうした経験をたくさん、
幼い時にしてあげられると、
飛鳥さんやその他有名な方のように、
活躍する子になるかもしれません。


③予感

この曲は中森明菜さんに楽曲提供。

今年2021年5月のASKAさんのラジオ番組
『Terminal Melody』、
ゲストに吉田豪さんが出演したときに、
選曲された曲です。

この放送後に、
ASKAさんはブログで当時を振り返り、
そして中森明菜さんにも
メッセージを出しています。

曲は、
せつなさいっぱいです。
曲タイトルの「予感」は、
歌詞から別れの予感と読み取れます。

別れの予感はあるけど、
どっち付かずの男性の態度に、
女性がだんだんしびれを切らしている、
そんな感じ。

恋愛で使われる「疲れた」という表現は、
どんな疲れを現しているのでしょう。


④MY Mr. LONELY HEART

この曲はASKAさんのソロデビュー曲。
1987年9月21日発売。

この曲は、
来月に記念日が来ますので、
そこでお話をしてみたいと思います。


⑤夢はるか

この曲には、クレジットに
「原案 立松和平」
とあります。

何かを元にして書かれた曲だと思いますが、
資料がないので、
ちょっと今はわかりません。

曲は、
このアルバムの中では、1番明るい曲調。
子どもたちのことを歌っているようです。

イントロの歌詞を少しだけ
~~~~~
手をつなぐ子供達は
黄昏が恐いのか
オレンジの空 確かめて
家へ急ぎ足
~~~~~


⑥SCENE

この曲は、アルバムタイトルと同じ。

曲は、
恋愛ですが、やっぱりせつないお兄ちゃんのお話。

どうして、一度は大恋愛のように、
心を通わせたのに、
こう心変わりするの?

それとも、
もともとの大恋愛が、
どちらかが嘘をついていたの?

なんて思いますが、
だから、恋愛ドラマは、
永遠に無くならない。
そんなふうにも思います。

この曲の歌い出しに
~~~~~
雨のスクランブル 流れる人影
すれちがう視線に 君を見た
~~~~~

「スクランブル」で、
渋谷のスクランブル交差点をイメージ。
チャゲアスにとっても、
渋谷のスクランブル交差点は、
思い出の場所でもあります。

だからつい、
曲の内容とは別に、
チャゲアスの歴史を振り返る時もあります。


⑦ふたり

この曲は、少年隊に楽曲提供。

少年隊と言えば、振り付けが印象的な
「君だけに」
が、よくテレビで放送されましが、
飛鳥さんが提供した『ふたり』も名曲です。

少年隊は今でも一番に歌が上手いグループ。
ぜひ、YouTubeで検索して、
この『ふたり』を聴いてみてください。

曲は、
歌詞を書いた方が早いので、
~~~~~
誰もそうだよ みんな寂しがり屋さ
心 温めあえる 夢を捜すのさ
僕もそうさ
君もそうさ
みんなそうさ
~~~~~

どんなに寂しさに震えても、
お互いに温め合おう。
それは、恋愛の枠を越えて、
人類愛というふうに解釈すれば、
その寂しさはお互い様。

だから、
遠慮せずに、
心、温め合おうと。

ちなみに、
この曲は2004年チャゲアスの『熱風』コンサートで、
メドレー曲の1曲として、少しだけ飛鳥さんが
歌っています。

そして、歌詞の一部をアドリブ。
そのシーンが好きですし、
少しだけ心配な気持ちにもなりました。

ぜひこちらで、
メドレー曲を聴いてみてください。
https://m.youtube.com/watch?v=hi_9Ln6u15o


⑧今でも

この曲は、テレサ・テンさんに楽曲提供。

テレサ・テンさんについても、
ちあきなおみさんみたいに、
あまり詳しくは知りません。

でもまだ40代前半で、
喘息を患いなくなったと。

喘息は、子供の頃に治れば元気でいれますが、
大人までの持病になると、
また大人で患う怖いなという印象があります。

家族歴から見ても、
まだ喘息ではない自分ですが、
いつあかなるのではないかと、
どこかで心配する。

さて、話を曲に戻して、
また、歌詞を書いてみます。
~~~~~
想い出に 背を向けなさいと
人は声を そろえるけれど
今ならば あなた好みの
いい女に なれる気がするのに
~~~~~

この女の人は、
今でもその男性を愛しているみたい。
でも、
周りのお友達は、結局他人事だから、
次の恋を薦める。

上の歌詞の最後の2行が、
都合のいい女にならないかと、
葛藤するような気がします。


⑨最後の場面

このアルバム発売時は、
飛鳥さん30歳。

それぞれの楽曲は、
おそらく20代で書かれたと思います。

そう考えると、
この曲のドラマは見えてくる。

飛鳥さんのソロデビューシングルのカップリングに、
「大人じゃなくていい」
このタイトルのような歌なのですが、
この『最後の場面』も、
大人と子供の恋愛の葛藤があるようです。

いつから、
どうしてら、
年齢に関係なく、
心に大人のラインを引けるようになるのでしょう。

その年代で、悩みやすい恋愛パターンの一つの景色が、
この曲にはあるみたいです。

~~~~~
かばい合う大人よりも
わがままな子供でいたい
甘い夢を 見つめることだけは
私には やめられなかった
~~~~~


⑩MIDNIGHT 2 CALL

この曲は、シブがき隊に楽曲提供。

そして、
ASKAソロデビュー2枚目のシングル。
(1988.7.21発売)

曲は、
男性が、昔の恋人か女友達から、
久しぶりに電話をもらい、
彼女の様子から、
会いに行くのか、どうするのか、
片手に上着を持ちながら悩む。

2010年11月3日発売
ASKAセルフカバーアルバム
『君の知らない君の歌』
このアルバムで、『MIDNIGHT 2 CALL』が、
新しいアレンジとなって登場。
アルバム『SCENE』の優しい歌声に、
さらに大人の大人の人の優しさが加わり、
ASKAさんのボーカリストとしての魅力を
感じられる曲になっています。


以上、アルバム『SCENE』のお話でした。
このアルバム『SCENE』シリーズは
「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」というように
3枚のアルバムがあります。

特に『SCENE Ⅰ』『SCENE Ⅱ』は、
2度ほど、リミックスされたりして、
再リリースされています。

最近も、
2018年に発売されています。
今も購入可能ですから、
ぜひ買って聴いてみてください。
アルバムのブックレットには、
飛鳥さんの散文詩がありますので、
こちらも、ぜひ読んでみてください。




(ニックネーム)
ねね&杏寿より
(旧ひまわり&洋ちゃん)
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/

~~~~~~~~~~

ASKA Official Site
【Fellows】
https://www.fellows.tokyo/

CHAGEandASKA Official Wed Site
https://www.chage-aska.net/

Chage Official Wedsite
https://chage.jp/

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