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#2 統合失調症になる前のこと

こんにちは、ひまわりです。
統合失調症の子どもの母です。

統合失調症と診断された、息子の今までのことを今日はお話ししようと思います。



1 既往歴

現在、息子は18歳。
0歳でアトピー性皮膚炎、食物アレルギーを発症しました。

その後、小2で自閉症スペクトラム症と診断。のちに軽度知的障害も追加されました。それまでは、健診で発達の遅れの指摘や、集団生活での指摘はなかったです。

食物アレルギーは小麦、卵、乳製品。
中でも乳製品は重度で、何度も救急でお世話になりました。紆余曲折ありましたが、治療は中学生の時に終了。乳製品は、加工品レベルまで問題なく食べられるようになっています。

2 家族構成

家族構成は夫婦と、娘21歳と息子になります。
娘はすでに自立。東京で働いています。

3 中学生までのこと

息子は小さな頃からおとなしめで、優しい性格の子どもでした。
幼稚園から小学校生活では、お友達も多く、元気に通っていました。

転機は中学生に進級した頃。

小6の3学期から登校しぶりが始まり、中1の5月にはすっかり登校できなくなりました。最初は何とか先生やお友達に励まされて通っていたものの、4月末にあった課外活動が引き金になって不登校となりました。

その後、放課後登校や通級に行きながら卒業。
フリースクールにも行きました。
その間は家での様子は変わらず、外にも出られていました。


家での様子が変わり始めたのは1、2年程前からです。
次へ続きます。

4 中学生までを振り返って

こうやって時系列に並べてみると、生まれた直後から病気があったりと、波瀾万丈だったのだなと思います。

「人は自分で選んで生まれてくる」

と聞いたことがありますが、本当に自分で病気や障がいを選んで生まれてきたのだとしたら…

私にはこの答えを持っていません。

今までの歩みを振り返ってみると、病気や障がいがあるから不幸せというわけではない。
食物アレルギーで、給食を個別に作ってもらったり、周りの人に優しくしてもらって、息子自身も人の優しさを感じて育ちました。
またいろんな瞬間に楽しいことも沢山ありました。

生きる意味をついつい探してしまうけれど、意味なんてそもそも必要ないのかもしれません。けれど、こんな波瀾万丈の人生を歩むことになった息子に対して、私は産んだ責任をどこかで感じずにはいられないのです。


ひまわり


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