ひまわり
2人目を妊娠中に夫を亡くし、
地元に戻ることも考えたけど、
いろいろいろいろ考えて考えて、
夫と一緒に過ごしたこの地に残ることにしました。
すぐには親を頼れない場所で
シングルで2人の子どもを育てることは
思い切った挑戦だったし、
めちゃくちゃ不安でもありました。
ただその時の私には
何かここでやり残したことがあるような気もして、
いま地元に帰ったらもう二度と戻って来ることはないだろうとも思ったり、
とにかく地元に戻ることに抵抗がありました。
(あとは手当とか現実的な問題も……。)
この選択が良いのか悪いのか、
それは結局いまでもよくわかりません。
冒頭に紹介した歌詞は
Mr.Childrenの「himawari」の歌詞。
つい最近この曲を思い出して
歌詞をかみ締めてみると
あー。これだ。あの時の私の心境だ。と
すごく納得できました。
夫と過ごした思い出は
簡単に溶けてしまう角砂糖みたいに
もろくて、時間が経てば薄れてしまいそうで、
もし忘れてしまったら、聞いて確認できる人もいない…
夫との思い出が色褪せていくのが怖かった
私がここを離れたら
一緒に過ごしてたこともなくなってしまうような気がしてた。
夫にはたくさん友達がいたけど、
この土地で過ごした夫のことを知ってるのは私だけ。
私がちゃんと思い出を大切にしてあげたい。
こんな気持ちを
こんなに素敵に表現できる桜井さんすごすぎ。
Mr.Childrenは一時期ハマって
通勤中とかよく聞いていたな〜
完全に話はズレるけれども
この「himawari」は映画化された「君の膵臓を食べたい」の主題歌なんですが、
ヒロインの名前が「さくら」なのに
なんで主題歌は「ひまわり」なんだろうと
季節ズレてるけど…と
当時不思議に思ってました。
いま聞き返してみると、
春の「さくら」を乗り越えて
夏の「ひまわり」に向かっていく
遺された人へのエールなのかなと
勝手に解釈し、
そして自分を置き換えています。
そんなところもグッとくるMr.Children…
向日葵は大好きな花。
夏生まれの2人目の子の名前も
太陽に向かって咲く向日葵をイメージして名付けました。
2人目の名前は夫と2人で決めてなくて
1人で名付けるのほんっとうに悩んだ( ˊᵕˋ ;)
渦中にいた時はわからなかったけど、
あとから気づく、
いろいろ繋がってるな〜と。
自分の好きな物。
自分の直感。
悩んで出した結果。
全部繋がってる。
だからこれから起こることも
全部いつかどこかで繋がるんだろうな。
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