没頭して観た「きのう何食べた?」

もうとっくに最終回を迎えてしまったけれど、「きのう何食べた?season2」、
前クールのどの番組より好きだったなあ。。。

もともと前作から大ファンだったけれど、歳のせいか男女間のラブストーリーなんていつの間にやら観ること自体がしんどくなってしまっている私が、このドラマだって充分ある意味でラブストーリーなのに、安心してなんか少し幸せな気分を貰いながら見続けられたのは何でなんだろう。

もちろん彼らがもう若くない、ってことがある。
抱え始めた、向かい合い始めた問題がちょうど同じようなことで、
若さゆえに許される、耐えられる、過度なドキドキやワクワクが無いってこともある。
求める幸福感や満たされたいポイントが適度に老いている感じ、
それでも幸せそうな2人に共感出来てそれで良いんだと嬉しくて。

あともう一つ。

何話だったか、「俺は飯作ってお前と食えれば良いんだからさ」っていうシロさんのセリフがあって、なんか良いなあ。。。なんて思いながら心の斜め下辺りでずっとそのセリフがポワンとしていたんだけど、ふと改めてその言葉を拾い上げて考えてみたら、これって一昔前は女にとっての最高に幸せな言葉だった筈。。。
「私はご飯作って貴方と一緒に食べられたら、それが一番の幸せなの♡」

なのになんか今の時代ってそれを女が素直に口に出せないと言うか、言ったら負けというより「言ったら負けなんだよ!」って誰かに檄飛ばされることが怖くて、そこそこいい歳になって恋愛にさえ世間体や見栄や見栄えを必要とする女には、言えない言葉になった気がする。

変な意味でのコンプライアンス?笑笑

でもそれをシロさんが言ってもきっと誰も怒らない。。。
だから聴く方も観る方も心安らかで居られる。
そこにこそ駆け引きのない真実がある気がしてしまう。

そう言えば私の周りには30年以上前から、
今だとジェンダーと呼ぶべきなのか、
おなべさんとかニューハーフって言葉は死語になっていないのか、
そもそもニューハーフとおかまさんとゲイさんってどう違うのか、
どう呼んだら失礼じゃないのか、いまだに全然分からないのだけれど
そう言う人たちは何人も友人として周りに居た。

明日はそのことを思い出してみよう。。。

おやすみなさい🌙

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