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下北半島日記 野生のイルカが見たい
今日もまた地獄の荷解きをせっせとやっていた。世間はGW。なぜ我々はこんなにも一生懸命働いているのか。GWとは本来、心身ともに休めるように国民のために与えられた正式な休日…。こんな時に荷解きをしていて良いのだろうか?…いや、良い訳がない。ふざけるな。目の前の大量の荷物と進行中のキラキラGWのギャップに猛烈な嫌気が差した時、オットくんが素晴らしい提案をしてきた。
「イルカ、みたくない?」
イルカはどこでみれるのか?
オットくん曰く、「野生のイルカがむつ湾でみれるらしい」とのこと。調べてみると、フェリーでイルカが泳いでいる姿が目撃でき、しかも下北半島から反対側の津軽半島まで車を乗せて行けるというのだ。
となると…
「むつ湾、一周したくない?」
そして、我々はむつ湾一周大作戦も同時決行することにしたのだ。
フェリーに乗ろう
フェリーまでの道のりは長く感じた。車で1時間ぐらいだろうか。出発の30分までに乗船手続きをしなくてはならず、苦手な早起きをし、出発した。頭が寝ているので、車のエンジン音とオットくんの声で徐々に脳を可動しつつ、やっとフェリー乗り場に着いた。
お…おおきいふねだ…!!
ここで天気が悪すぎることにようやく気づいた。脳内は晴天だと思いこんでいたのにとんだ誤算だ。青空と海、かわいいイルカちゃんを見たかったけれど、仕方がない。曇天と荒れた海、野生界のイルカを拝もうじゃないか。
気持ちを高め、無事乗船。出発の汽笛が鳴る!!(ブオ〜〜〜〜)
イルカを見つけよう
さて、イルカはどこにいるのだろう?知識皆無の我々に救いの手を差し伸べてくれたのは船内にあるイルカ出現予想マップだ。正式名称は忘れた。ここではイルカの群れと遭遇しやすい時間が記されていた。しかし、確実に見えるということはなく、全てはイルカの気まぐれ次第とのこと。イルカちゃん、今日は気をこちらに向けてくださいね(強めの圧)。その他、カメラでの撮り方も丁寧に記されていた。素人では撮れない雰囲気がプンプンしていたので、感が良い私は早々に見ることに専念しようと決めた。
意識が高い我々は船の外で見張ることにした。しかし、寒い…寒すぎる…イルカみたい…でも寒い…負けじと海に目を凝らしてみると
「あれは…イルカだ!」 「…うきだね。」
「ほら、イルカの背中が見えるよ!!」 「いや、…波だね?」
幻覚が見えるようになった。
どこぉ…イルカちゃん…どこなの…
外に出たり入ったりしているうちに津軽半島が見えてきた。もうすぐ到着してしまう。イルカちゃん…どこ…どこにいるのぉ…今日は気分が乗らなかったのかい…?と諦めかけたその時
「イルカ!!イルカだよ!!!ほら!!!」
ちびっこが外を指差し、叫んでいた。急いで船の外を見るとイルカがたくさん!すごいたくさんイルカちゃん!こんなにいたの!!すごい速い!かわいい!!近い!!!
群れで泳いでいたため、結構な数のイルカちゃんを見ることができた。野生界のイルカもとてもかわいい。見つけてくれたちびっこに心からの感謝。
…え、イルカの写真…?撮ってない。
ヘッダーの写真のようにイルカが見えたが、いかんせんイルカちゃん速いので一瞬。プロのあなたの挑戦を待ってます。
イルカちゃんに思いを馳せながら下船しよう
下船時間になったので、車に戻ることに。ワクワクして待っているとゲートが空き、順番に下船した。
なんか楽しい…!外が明るい…!
はじめてのカーフェリー体験は、とても楽しかった。ちなみに船内は至って一般的な遊覧船だった。所要時間は60分と少し長いかもしれないが、イルカ探しに必死だったので、私はちょうど良かった。5月は寒いので外を出る時は上着は必須。予約も簡単にできるので、興味のある方は是非! みんなでイルカちゃんを探しに行こう!!
イルカちゃんのおかげで、むつ湾一周の良いスタートを切ることができた。
>>次回、むつ湾一周大作戦開始!
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