20歳でほぼタコ部屋に行った話
数少ないの親からの教え『宗教と政治の話は外でするな』を最近破ってしまっているBサグです。
びっくりするほど進学に興味がなく、
あっけなく高校を卒業。
すぐに入社したワンマン社長の某北の国ような会社を2年後に脱○の意思で次の当ても無く辞めた。
ニートの日々は海外ドラマを身漁っていた。
当時はまだネトフリはなくてDVDか、dtvだった。あの時のdtv最高だったよなぁ！！卍
わたし、海外に行きたい。
Bサグはかなり影響されやすい。
何も無いからこそ吸収できる容量が大きい。
だからなんでも良いと思った物に染まりやすかった。
海外ってなんかかっこいいし、英語喋りたい！
ワーホリってあるじゃん？なんか楽しそう！
だけど田舎だと収入に限界が…
高時給の飲み屋はコミュ障にはキツく、
がんばろうという意識も無くすぐに辞めた。
キャバしてた！の“k”すら語れない。
あ、工場稼げるくね？
居住地よりも遠い工場勤務で、
各地方から派遣として工場勤務で稼いで
そのあと留学するケースや旅行行く！みたいな若者が多かった。今もかな？
友達も誰も居ない土地だったらお金も使わないし貯めれる！海外待ってろyo！
まじで何もないレオ○レス
あれよあれよと派遣元から紹介された工場。
はるばる遠くの地へ飛んだ。
到着すると、そこにはレオ○レス。
一人暮らしもした事無くて、レオ○レスの話も知らないから凄いワクワクしていた！
遠くの地で一人暮らしって、なんかカッコ良い！大人だ〜と思いながら当日はホームシックで泣いた。
1時間で実働30分くらいの超絶楽な労働環境
労働環境に関しては本当に申し分ない。
30数年生きてきてこの時ほど楽な仕事ない。
仕事内容で悩んだりしたことなかった。
30分に一回5分くらい一気に流れてくる商品の部品を上から眺めて点検、なんかゴミついてたら綿棒でクルクル拭き取る…
なんならそのコンベア自体が壊れることもあってよく工場内を掃除してた。それすら死角に隠れてサボってた。20歳、かなり仕事をナメていた。
激薄壁のレオ○レス家賃、
何故か10万給与天引き
自分でも思うがかなり教養がない。
レオ○の相場、むしろ同じ物件別部屋の家賃なんて検索したらすぐに出てくるのに初めての一人暮らしで何も分かっていないため10万かかるのは当たり前だと思っていた。
そう、給与天引きの金額がエグい。
手取り4万の1月。
かれこれ3ヶ月ほど働いたが、天引きの金額が家計を圧迫していて貯金なんて夢のまた夢だった。
そんななか、年末年始は休みが多い。
工場勤務は勤務時間と休みがかなりホワイト。
つまり年末年始の休みが異様に長い。
月の出勤日が15日も無かったうえに当たり前に10万はどんな時でも差し引かれる。
親に泣きながらお金を借りた。
いや、そんな会社無いでしょ？って思う方も居るかもしれないがマジでリアル。
思ってた工場勤務じゃない、むしろ田舎で働いてた時より手取り少ない。
アル中、ママ活おじさん、サイコパス球体女と凄いラインナップ。
人のことを偉そうに言える立場では無いが
給与と労働条件に人の質は相関性がかなり高い。
おかしな労働基準で働けている大人は
ギリ世捨て人じゃないくらいの人間が多かった。
盗難も多かった。
このなかではママ活おじさん（アラフォー）が一番良い奴で普通に話しやすかった。
このまま働いても貯金どころか、親に借金してる。働けば働くほど損する環境。
ほぼタコ部屋、退所は夜逃げ
○日まで働こう！頑張ろう！
と派遣会社のｵｯｻﾝには説得させられたが
さすがにおかしいと思い始めたBサグ。
もう今すぐに帰りたい。
家族と友達に会いたい。
一日たりともこの場所の空気を吸いたく無いと思い、若かったBサグは夜逃げした。
（担当のｵｯｻﾝには連絡していたけど）
いま思えばあの時逃げて大正解だった。
逃げるは恥だが役に立つとはこのことだ。
本当のタコ部屋は、逃げることなんて許されない
サイコパスには洗脳されかけていたし、
何も世の中を分からないBサグには強烈なトラウマ的日々だった…
逃げる時に捕まって足切断されたりとか
そういう事もなかっただけ良かったと思う…
ワーホリ？何ですかそれ？
その後は田舎に戻って適当に半年ほどニート逆転ライフ。
ワーホリに行きたいという感情も無くなり、
あの数ヶ月は何だったんだ？と親にも当然叱られつつ温室育ちのため緩く健やかに横に成長していきました。
ワーホリ行かずとも、横には成長できた。
あれから10年以上、まだ英語話せません。
はぁ…思い出しただけで鬱…
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