好きな物って、ほんとに好き？

こんにちは、お昼ご飯を食べながらぼんやりしているひま餅です。
今日のお昼は、おにぎりです。

こう言うと、おにぎりじゃなくて、おむすびですよ、と言う人がいますね。
海苔はパリパリ派だとか、しなしな派だとか、おにぎりの中身、米の硬さ、そもそもおにぎりが好きかどうかまで、人の好みは分かれます。

それぞれの好みはいいとして、他人とコミュニケーションを取ろうとする時、共通点を探しますよね。それが1番手っ取り早く、会話の糸口を見つけられるから。

共通点があると、話も膨らむし、距離も近くなる気がします。だから、私もつい何が好きか、聞きたくなります。

でも、それで返ってきたものは、「ほんとに好き」なんでしょうか？

私はというと、いつもではありませんが、話し方、言葉尻や外見、態度から、相手の好きそうなものを察することがあります。
それに合わせ、相手の「好き」に近いものを「好き」だと答えることもあります。

……でも、別に好きな訳じゃないのです。

平たく言えば、コミュニケーションを円滑にさせる為の嘘をつきます。その方が双方にとって都合がいい、と考えるからです。

はてさて、これって悪いことなんですかね？
意外と同じような人、いるんじゃない？
嫌われるのは嫌だし、距離は程々に保ちたい。
この段階ではそこまで好きじゃなくても、後で好きになるかもしれないでしょ？
私たち、そういう、臆病でズルいタイプです。

さて……、あなたの好きな物は何ですか？
私ですか？……あなたが先に言ってくれたら、教えるよ。
そうしないと、私の好きな物は「決まらない」から。

ひま餅