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マイクロン(MU)の練習をやる!めっちゃキラキラ☆双子創業者のスゴイ歴史

 マイクロンテクノロジー(Micron Technology, Inc.)は米国の半導体企業で、とくにメモリー製品の製造・販売をやる会社なのよ。DRAM(動的ランダムアクセスメモリ)とか、NANDフラッシュとかNORフラッシュメモリとか、みんなも聞いたことあると思うけど、半導体メモリ製品を提供していてデータセンターとかスマートフォンとかパソコン、自動車などなど、さまざまな分野で使用されているの。
 マイクロンテクノロジーは1978年にアイダホ州ボイシで創業したのね。創業者のワード・パーキンソン(Ward Parkinson)、ジョー・パーキンソン(Joe Parkinson)って実は双子の兄弟なんだよね。それでワードが最初の社長兼CEOとして、同社の初期の成長をリードしたわ。

 さてさて、マイクロンテクノロジーの社史を年表にまとめるとこんな感じだあ!!
1978年:ワード・パーキンソン、ジョー・パーキンソン、デニス・ウィルソン、ダグ・ピットマンの4人衆が集まってアイダホ州ボイシでマイクロンテクノロジー創業!
1981年:初の製品である64K DRAMを市場に大投入!

 そうそうこれ!これが当時の初期のPCにジャンジャン搭載されたのね。
1984年:NASDAQに上場しちゃった!
1994年:フラッシュメモリ事業に進出したよー!
1998年:日本の半導体メーカー、KMTセミコンダクターを買収しちゃう!
 KMTセミコンダクターって、かつて存在した日本の半導体製造会社なのね。KMTって「神戸製鋼所マイクロエレクトロニクステクノロジー」の略。神戸製鋼所が設立した子会社だったんだ。DRAMなどの半導体メモリ製品の製造をやっていたわ。でも結局、1990年代後半にKMTは経営難に陥っちゃって、それでマイクロンに買収されちゃう。これはかつての日本のバブル経済崩壊後の景色のなかでの出来事のひとつだよね。で、マイクロンはこの買収を通じて製造能力を拡大し、日本市場でのプレゼンスを強化したの。
2002年:メモリーメーカーの業界再編に参加!競合他社の一部を買収しちゃった!
2006年:NANDフラッシュメモリの生産を強化するため、インテルと合弁会社IM Flash Technologiesを設立したよーん!!
2013年:マイクロンテクノロジーが日本の半導体メーカー、エルピーダメモリを大買収!!!
 エルピーダって2000年に日立製作所とNECの半導体部門が合併してできた会社で、世界的にも有名だったんだけど、2012年に経営破綻しちゃったの。で、マイクロンに買収されたのね。マイクロンって、日本の破綻会社を買収するの好きだよね!
2017年:3D XPoint技術を用いた新しい記憶装置を大発表!!
2020年:第4世代の3D NAND技術を大発表!!
2023年:次世代メモリー製品の開発で、半導体業界の競争が大激化!!

 3D NANDって知ってる?フラッシュメモリの一種で、データを格納するセルを垂直に積み重ねてチップ上のデータ密度を高める技術よ。従来の平面的(2D)なNANDフラッシュメモリと比較して、3D NANDはより多くのデータを小さなスペースに保存できるの。この技術でメモリーデバイスの容量を大幅に増加させることができるの。消費電力の削減やデータ転送速度の向上にも改善が見られるのよ。だからスマートフォンやタブレット、SSD(ソリッドステートドライブ)とかで、3D NANDはジャンジャン採用されているわ。

 これが3D NANDメモリの構造を図解したものよ!!メモリセルが垂直方向に積み重ねられ、制御ゲートやワードラインが水平方向に走っているのがわかるわね。メモリセルは垂直チャネルを通じて接続されていて、全体の構造は基板上に構築されているの。データの記憶密度が大幅に向上しているのよ。
 でね、上の年表にあるように、マイクロンテクノロジーは、2013年に日本の半導体メーカーであるエルピーダメモリを買収したわね?
 この買収でマイクロンテクノロジーはメモリ市場における競争力を強化し、世界的なプレゼンスを拡大することができたの。エルピーダはDRAM製品を中心としていたからね。マイクロンは製品ラインナップを拡充して市場シェアを増やすことができたわ。
 現在、DRAM市場のシェアは大きく3つの企業によって占められているわ。2021年のデータをみるとサムスンが44%のシェアでリーダーだよね。SKハイニックスが39%で2位、マイクロンテクノロジーが23%で3位よ。この3社でDRAM市場の94%を占めているの。日本のメーカーでは、かつてはエルピーダも大きなシェアを持っていたけれどいまはもうこの3社だけが市場を支配している状況なの。
 かつてはDRAM市場を支配していた日本の半導体メモリ企業は、90年代以降、競争力を失っちゃった。日本政府も半導体産業の再生を図ろうとして、2021年に経済安全保障推進法を制定したりだとか、2022年には次世代チップの設計・生産を目指すRapidusコンソーシアムの形成だとか、国内外の半導体メーカーへの補助金支給など、様々な施策を打ち出しているわ。
 さらに、日本は半導体供給網の強化に向けた国際的な協力も進めているよ。米国、台湾、韓国とともに「Fab 4」セミコンダクターアライアンスに参加して半導体の供給網を強化することを目的としているの。でも日本の半導体産業が再び世界をリードするには、政府の支援だけじゃなくて、民間企業の積極的な投資や人材育成、研究開発の継続的な投資が必要とされるわ。
 ていうていうていう!!
 あーー!!日本の産業の話じゃなくてマイクロンの話をしてたんだった!!
 話を戻すと、マイクロンも創業当初はお金集めとか技術開発とか大変だったけど、ワードとジョーは双子パワーで乗り越えて会社をデカくしていったんだ。今じゃメモリチップの開発と製造で世界的なリーダーになってるんだからすごいよね!この双子の成功物語は、ビジネスって協力と革新が大事ってことを教えてくれるし、ワードとジョーの兄弟愛も。彼らの夢を追い続ける姿勢は、これからもたくさんの人に刺激を与えていくと思うな!

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