瞑想や変容は、テクニックではないといえる、たった1つの理由

瞑想やマインドフルネスが、スティーブ・ジョブズやヒッピーの流れでシリコンバレーでも流行しているという情報から、日本でも瞑想が身近になってきた感がある。カテゴリーグロースを考えると、瞑想の認知や効果が広がることはとても素晴らしい。

一方で、僕自身が瞑想を続けていても到達してなかったトラウマの解消や揺るがない安心感、深い感謝、こじれた人間関係の良質化、気づきから来る長年の思考や行動の癖の手放し、本当の自分ではないものとの別れ、無理やり刷り込んだり思い込みで変わるのではなく、自然に変わってる状態などは、到底本を読んだりセミナーでノウハウを得たりすることでは解決できなかった。

少なくとも37年間の人生において、アダルトチルドレン、インナーチャイルド、霊能者、スピリチュアリズム、宗教、成功哲学、自己啓発、引き寄せ、健康法としてのヨガ、気学、姓名判断、タロット、パワースポット巡り、チャネリング、祈り、瞑想、それらに付随するセミナーや本、カウンセリング、ワークに何千万円ものお金と時間を費やして解決できなかったことが、たった3週間で変容を遂げていることは、何にも代えがたい奇跡だと思う。

その奇跡は、単なるテクニックを学ぶ姿勢、つまり自分のエゴはそのままにして、得られるものは得ようとするマインド、心の働きを投げ出さない限りは、いくら小手先でそれらに取り組んでも、深いところでの変容は起こらないことを教えてくれる。

それだけのものを得たいのであれば、それだけのものを宇宙に手放してはじめて手にすることができる。

これがエネルギーの法則であり、宇宙の法則であり、まさに引き寄せの法則だったことを、いまリアルに感じている。

もしトラウマや辛さ、苦しさを手放したいのであれば、自分「が」やる、自分「が」頑張る、自分「が」受け取る、このそのものを捨てれば、その分、そのスペースに、新しいものが入ってくる。望むとか望まないとか、頑張るとか努力するとか、そんなことは関係ない。むしろそれが邪魔をしてる可能性もある。

僕がほぼ新卒で入った10年以上前のリクルートでは、入社して自分でできるもんタイプの新人は、徹底的に叩き潰されていた。(やり方は良いとは思わなかったが…)それは禅や修行にも通じていて、守破離という最初の教えを「守る」というステップにおいて、本人のひとりでできるもん、今まで頑張ってきたもん、知ってるもん、という頑張りのエゴがあるうちは、それ以上成長が望めないことを、感覚的に経験値として知っていたからだと思う。

それまで積み重ねた、私はこれをやってきた、私はこんなに頑張ってきた、私はそれだけのものを提供した、なのに、どうして、といった不平不満が積み重なってる状態では、新しいものが入ってこない。それは目を曇らせて、どんなに有り難い話も、貴重なテクニックも意味をなさない。

だからこそ、最初に頭を落とす、その人の考えをマインドを思考を落とす、手放すことが一番大事になる。こうべれるというのは文字通り、あたまを下げる、つまり自分がの我を手放すことを意味している。私の考えや思考は手放します、落とします。相手に、すべてを投げ出すからこそ、頭を下げるのだ。

それがマスターや有り難い教えであればなおさらだし、相手のためではなく自分のために、マインドをどこまで捨てられるか、自分のエゴを捨てて本当の自分に還るために、思考を手放せるのか、どれだけのものを捧げられるかが、変容の鍵を握っている。

ヒマラヤシッダー瞑想では、それをサレンダーという。先生や指導者に委ね手放し、まず実践してみる。それはどんな道に入っても、何歳だろうとそれまでの経験がどれだけのものだとしても、全くゼロベースで委ねないとそれだけのものが入ってこない。自分のために投げ出し、自分のために捧げて、自分のために実践する。すべては自分のためだ。

サレンダーはテクニックじゃない。

有形無形の愛や感謝や信頼や笑顔を、まず自分から差し出していくこと。自分の持ってる中でできることを差し出すこと。委ねること。

つまり、生殺与奪の権、この命と引き換えに、新しい命を得ること。

抵抗が出るかもしれないが、その抵抗こそがエゴであり、溶けていく姿であって、抵抗が出ることそのものが有り難い。1にも2にも、そうした姿勢で取り組んでいくと、結果につながっていることを体感として教えてくれる、ヒマラヤシッダーマスターからの教えに感謝しかない。

どんなテクニックにも先だって、このサレンダーこそが瞑想を深め、運命を変えていくために必要な姿勢なのだ。サレンダーや信頼なしでは、体感することができない領域があるんだ。フィルターや損得、計算、算段では得られない知恵があるんだ。ということが、あなたに伝わるととても嬉しく思う。

あなたとの出会いと、ヨグマタジの恩寵に感謝します。ありがとうございます。

この記事は非公式な個人の見解を述べているもので、ヨグマタご本人や会とは無関係です。

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