見出し画像

20200229第2期ヒマラボ研究員「オンライン」発表会

2月29日に第2期ヒマラボ研究員の「オンライン」発表会を行いました。

これまでは論文の読み方やテーマの切り口出しのワークショップなどを行ってきましたが、そろそろ調べたことをまとめ、発表ができる方も出てきています。今回は4名の御発表。テーマも、一般的信頼を作るためのサービス、職人的に行われる映像制作の言語化、ワインの「ボトル」の形状、高校の探究学習を活かした産学連携、という多様な内容。発表者のバックグラウンドもコンサル、テレビ制作、学生、高校教員とバラバラ。

スクリーンショット 2020-03-03 10.13.30

(参加者は研究員を中心に11名。もうちょっと試して少しずつオープンにしてみたい。ZOOMはアイコン設定してもらったほうがいいかな。アバターで参加の方も)

ヒマラボのフルオンライン化に向けて少しずつ動いてみたいなと思っていたタイミングで、偶然といっていいのか、世間としてもオンラインで色々トライする流れに。研究員の皆さんにはZOOMを使ってプレゼンしてもらい、チャット機能を活用して参加者から質疑応答や感想の共有も。思ったよりたくさん出てきました。とてもいい。

Amazon Goとオンライン化

ヒマラボをフルオンライン化してみたいなと思い始めたのは、Amazon Goを見た時からです。突然どうしたんだと思われるかもしれません。

Amazon Goはご存知の通り、Amazonが出店したリアル店舗。アプリのDLはいるものの、基本的にはお店に入り、品物を持って店から出れば買い物が終わります。レジ無しやキャッシュレス決済の点などから注目されていましたでしょうか。

私はAmazon Goの記事を読みながら、「Amazon.comでの行動をリアルに移すとこうなるってことなのか」と感じていました。

Amazonに入る→買いたい商品群の前にいく→商品を選ぶ→その後プラスワンアクションで決済が終わる

上記のアクティビティをAmazon.GoでもAmazon.comでも利用者はやっているなと。Amazon GoとAmazon.comはユーザーのアクティビティは凡そ一緒だけども、インタフェースが違うだけというイメージです。

リアルな場での行動をオンライン側に移し込んでいくのではなくて、オンラインでの行動をもとにオフラインのインタフェースも用意する。単なるスーパーやコンビニの無人化やオンライン決済化とはちょっと違うなと感じておりました。

研究的活動の新しいインタフェースを目指して

ヒマラボで研究的な活動を行う際、一般的な研究活動同様に、論文を読み合ったり、プレゼンをしたり、その後ディスカッションをしたりと、オフラインで対面式のほうがやりやすさを感じる場面は多いです。

しかしオンラインとオフラインをうまく統合させていく時代でもあります。研究的活動を一旦全てオンライン化した上で参加者のアクティビティを理解し、そして新しいインタフェースとしてのオフラインの場をいかに作るかにトライしていきたいのです。

それが今後様々な人が研究的活動の場に参加し、リサーチカルチャーを醸す場所を作っていくための基礎になると考えています。

研究員の皆さまにもご協力いただいたり、ご意見もいただきながらまたオンラインの機会を作ってまいります。これも研究的な活動でしょうか。

アカデミストさんの「アカデミスト学会」や日本教育工学会でのオンラインでの試行開催運用メモなども興味深く、参考にさせていただきたいです。また面白い情報がありましたらぜひご共有ください。引き続き宜しくお願いします。

(アカデミスト学会、楽しみだなあ)

*ヒマラボのFacebookグループはこちらです。


リサーチカルチャーを醸成する事業資金にあてさせていただきます!よろしければ是非です!