見出し画像

人の話を聞けないのは自分が正しいと思ってるから - 占い文字起こし -

大学の後輩であるS君を占った時の内容を公開👀✨

私は大学で非常勤講師をやっており、そこの授業でS君と出会いました。授業外でも他愛もない会話をしたり、考え方について話をしたりしている仲でした。S君は人当たりも良く、話しやすい。授業もちゃんと受けているので真面目なイメージがありました。そんなS君から「手相を見て下さい!」と言われ、夜にオンラインで見ることになりました。

オンラインのツールとしてZoomを使い、先に送ってもらった生年月日、手相の画像をパソコンの画面共有をしながら占います🔮

今回そのその時の会話を文字起こしをし、実際にどのような会話が行われてるかを公開しますね😊

※ 個人の情報も含まれており、実際の情報とは少し変えています。

進路と仕事をメインで話していく

画像1

暇人「ポインタ見えてる?」

S君『(手相の画像の)解像度大丈夫ですか?』

暇人「見えてる。指紋まで見えてる!」

S君『ちょっと嫌だな(笑)』

暇人「(手相の画像を見ながら) これは〜えっとね…。」

S君『お願いします。いいですよそんな悪いこととか全然言ってもらって、死ななければとにかくいいかな。』

暇人「不思議な…一体何があったんだろう?」

S君『最近ですか?最近は失恋しましたよ(笑)』

暇人「失恋は見てなかった(笑)これがこうなり…はい!なるほどね!何から聞きたい?いっぱい言えるんだけど」

S君『やっぱり将来の進路とか仕事とか生きていく上で大切になるところ。あと性格特性も知りたい。恋愛は一番最後で。』

暇人「わかりやすい。そう言ってもらえるとすごく楽。じゃあまず性格の変化から見ていくんだけど、あのね…これ、なんとも言えない手相だな…」

2つの性格を持つことで、心なかで矛盾が生じる

S君『…(ドキドキ)』

暇人「なんか不思議な手相なんだよな〜。人に合わせる手相と、自分のことは自分でしたいんだってのが混ざってる手相なんだよね。ここに一本軸が入ってるわけね。これが自分のことは自分でしたいんだって気持ちがある人の手相でよくあるんだけど、でもここから横に入る線があって、これは人に合わせる手相っていう流れがあるわけ。で、これの分岐がちょうど24歳なんですよ。」

S君『え?24?』

暇人「24歳がタイミングで人に合わせた方がいいって判断する方向にいく。

S君『人に合わせた方がいいって自分が判断する?』

暇人「うん。で、ただ相当切り替えに苦労する。簡単に言えば、頭でわかってるけど心が納得しない感じ。

S君『なるほど。』

暇人「心は自分のやりたいことやるんだ!とか、自分はちゃんと自立して自分のやりたいことやるんだ!って心を持ってるんだけど、状況がそうじゃないわけ。状況は、いやここの流れに乗った方がいいよとか、この流れに乗ったらすごく上手くいく気がするって状況がある。でも、心は今は自分のやりたいことやった方がいいんじゃないか?っていう間にいるのが24歳です。」

S君『ええぇ…すごいいっぱい心が疲れる年じゃないですか…』

暇人「そうなんですよ〜。で、その切り替えをうまくできるかどうか24歳の課題」

S君『ちょっと待って、人に合わせた方がいい?』

暇人「そう。というよりそういう流れが来てるのに自分がそれを嫌だとか思い始める。流れは来てるんだよ!流れはあるのに自分が嫌だと思ってるわけ。その葛藤を上手く「いや波に乗ることも大事だ」っていう方向に重要性の優先順位を変える。いわゆる、与えられたことにのっかることの大切さを覚える年だわけ、24歳って」

S君『大人になる年ですね。』

暇人「そう。今までは、自分勝手に自分のやりたいように動く、自分のために動いて自分のやりたいようにやる。そうすれば自然とそういうチャンスが降ってくるものだっていうスタンスで動いてきたわけ。」

S君『そうです。というかそうじゃないとおかしくない?っていうふうに生きてきました。』

暇人「うん,だからこそ24歳の「え?自分がやりたくない、そんなやりたいと思ってない」ことがいっぱい飛んでくる。良いものが。でも、自分はそんなにやりたくない,どうしよう」みたいな。」

S君『え、それはきつい…』

暇人「でしょ?素直に流れにのればめちゃくちゃ楽だわけ。楽だし,自分が圧倒的に成長できるわけ。

S君『あー。だったら、そっちがいいけど…』

暇人「実は自分が自分のために行動するのってのは、今のタイミングでは成長じゃないんだ。わがままなんだ。」

S君『そうですね…わがままですね…』

暇人「それは、自分が上手く行動するには、周りからあーだこーだって言われた道じゃなくて、自分が選んだ道で修行することが正しいみたいな精神を持ってる。

S君『あ、それはもう120%持ってます。』

暇人「で、それをちょうど24歳が、そんなことじゃない。人がチャンスを与え、そのチャンスをもらうことで自分が成長できることを学ぶタイミング。

S君『きついきつい』

暇人「だからこそ、頭では絶対そこがいいってわかるわけ。その道の方が圧倒的にいいって頭でわかってるけど、自分のプライドが許さない。」

S君『え?でも、きつい、一番きつい!』

暇人「だから、その切り替え、割り切り方。もう自分にとっていい道ってのを自分が選ぶんだけど、選び方が残念ながら,自分のこだわりを強く持ってはいけない。それが逆に足かせになる。こだわりじゃなくて、大事なのは自分の目的だわけ。生きる。」

S君『確かに。』

暇人「目的にあってる行動が今から用意されるわけ。でも、それは自分にとってはあまり嬉しくないことが多い」

S君『え、でもそれすごく矛盾ですね。自分の目的に近づくいい方法なのに嬉しくないって。』

暇人「そう。なぜなら、手段が気に食わないから。流されてる感があるから。流されるってのは今までの精神的にするとありえないわけ。」

S君「そうですね。ありえないですね自分にとっては。」

暇人「そう。ありえないっていう精神論で生きてるからこそ,流されるってことに対して、ちゃんと、流されながら上手く自分を保つってことを学んで欲しいわけ。つまり、今波が来てるけど、波が来ていて、それにどう乗るかを考えればいいのに。今は、波に対して全力で走って向かっていってる感じだわけ。俺は波なんて関係ないぞって言って、それで結局溺れちゃうんだけど。波に上手く乗ればいいし,波に対してどうしたら上手く乗れるかな?ってことを考えれば、すごく上手くいくのに。それに対して反抗してダッシュで走るから、そりゃあ溺れるよねって話。」

S君『えー。今まさに色々やり始めた時期だったのに。』

暇人「だから、波が来てるというか、自分にとってすごくチャンスになるものが周りから来てる。それはめちゃくちゃいいことじゃん?」

S君『それはいいことですね。それは嬉しいです。』

暇人「そう。ただ、思ってる自分の手段とは違うって話。手段の違いがある。」

S君『なるほどなるほど。』

暇人「だから、手段の違いってのをちゃんと自分で把握しないといけない。ただ理論的に考えてどっちがいいか考えるといい。

S君『確かに。』

暇人「そう。理論的に考える。本当に感情を抜きにしてどっちが自分にとって大切か、今後の5年後、10年後、どっちが自分にとってプラスになるかを考えるわけ。そう考えると自然に答えは出るわけ。でも、自分にとってそれは、甘えとか人に流されるとか、そういう感覚になりやすいとこを選ぶ結果になるから、自分の中で「いやそれは甘えじゃないか?」とかを考えて,自分が流されるというか、自分がそれに合わせることによって自分の決断ではない選択を選んでる感じがするわけ。」

S君『そうなんだ。それは確かに…』

暇人「でも、冷静に考えて、理論的に考えて、頭で考えたら答えはもう出てるんだよね。」

S君『いや、でも甘えるのは嫌なんですよ。』

人に合わせることが課題になる

暇人「でも、それは甘えじゃないんだ。君の課題なんだ。S君の課題って何かわかる?

S君『課題ですか?』

暇人「そう。君の人生の課題、最初に乗り越えなければいけない課題がある。意外とそれができてないんだなって思った。それはできてると思ったけど。」

S君「え?今言われたことだったら、ひと…人を好きになる??」

暇人『そうそうそれ!!」

S君『え?!いやいや、みんな好きだけどな…』

暇人「正確には、人に合わせるってこと。

S君『それはすごく自覚している…』

暇人「S君は合わせようとしてないんだ実は。」

S君『そうですね。ちょっと協調性が低いなとは。』

暇人「己の道を歩んでいて、それは別に悪いことじゃないわけ。ただ、反発心が強いな〜」

S君『そうですね。あんまり人に頼るのは。』

暇人「なんか、自分の中で必要なもの?そう。そこだけ不思議なんだよ。そこだけ不思議が起きてて、(手相を見ながら)右手と左手を比べたら、中央の部分のここが、全然濃ゆさが違うわけ」

画像2

S君『確かに』

暇人「で、ここはもっと早めから薄く外側から入る運命線なんだけど。これって何を表すかというと、S君は多分、人に合わせるっていう能力を持ってるわけ最初から。人に合わせるからこそ人に対して積極的に話しかけることができたり、友達と仲良くできるっていう能力を持ってるわけデフォルトで。でも、真ん中に強い線が入ってるってことは、18歳より前から始まってるから、「自分はがんばらなきゃいけないんだ」「自分一人でがんばるんだ」っていう経験をどっかでした。」

S君『あー。それはもうめちゃくちゃ!というか常にそれが頭の中にはある。』

暇人「実は、これは生まれ持った感覚じゃないんだ。どっかで植え付けられたか、どっかで学んだ、そうしないと生きていけないんだって。」

S君『そうですね。一人でやらなきゃいけないんだみたいなのは、高校くらいからあったかな。そこから友達もいなくなり、そして高校の友達が4人だけという(笑)喋る人はいたんですよ。でも、こっちは友達とは思っていなかったけど。』

暇人「だから、そっからS君の性格が変わったんだ。大きく。」

S君『それはいいことなのか悪いことなのか…』

暇人「いや、結果的にいいことだわけ。いずれその力は必要だったんだ。いずれその力は必要だったんだ。必要なんだけど、でも元々持ってる人に合わせたり、協調性が高かったり、チームでやることが好きだったりっていう能力を捨ててるんだ。」

S君『そうですね。それだと、これまであんまりいいことが無かった気もしたり、自分の能力が伸びてなかったり、あんまり生きてないなぁと思ったり。』

暇人「そう。だから、捨ててしまったものを拾うタイミングが来たんだ。

S君「そんな…」

暇人「人捨ててしまったんだけど、それは本当は自分の本質だわけ。自分の一番大事なもの捨ててるわけ。一番大事なものを捨ててしまうと,人生どんどん苦しくなるわけ。だから、矛盾が出てくる。他人はどうでもいいと思う性格だから、自分のためにがんばるんだって自分に言い聞かせて、人を離そうとするけど、人が苦労していると気になっちゃう。」

S君『そうですね。それは気になっちゃう。』

暇人『割り切ったはずなのに、気になるっていう謎な心理状態が起きるわけ。それは元々人を助けたいっていう能力があったから、そこが無意識に反応しちゃうわけ。』

S君「あー。でもいずれは人を助けたいと思いますね。自分だけじゃなくて。』

暇人「で、その2つを同時に入れるタイミングが20代前半なんだ。」

S君『そんなことできんの!?』

自分軸と他人軸を使いこなすことが大事になる

暇人「そんなことができるんですよ。世の中では、それができた方がいい。だから、大事なのは人と接しながら色々やっていって、でもやばいなこいつってやつを切り捨てるって能力が必要だわけ。

S君『あーなるほど。』

暇人「だから、優しい人間や自分のことを思ってくれたり、自分のことを大切にしてくれるなって思う人間は大切にしてあげたい。でも、自分のことを適当に扱ったり、むしろ敵みたいな人物はシャットアウトしたいわけ。」

S君『うん。』

暇人「でも、それって二つのバランスがちょうど取れてないといけないわけ。片方だけじゃなどうしても無理。で、今は、ドライな方に行ってるね。もうちょっと人と接した方がいいんじゃないでしょうかみたいな。」

S君「そうですね。大学かな?1ヶ月間、家族以外と接しなかった時とかは結構人生の節目節目ではあったかな。」

暇人「自分は「自分勝手なところ」とか「自分のためにがんばるとか」を自分軸っていうふうに呼んでいるんだけど。「人のためにがんばる」とか「周りのためにがんばる」とかを他人軸って呼んでるんだけど。(手相を見ながら)今は、ちょうどこの自分軸ってのがここに入ってて、他人軸がそこに入ってるんだけど、ちょうど転換期。自分軸が薄れて他人軸が伸びていくっていうタイミング。これが24歳なんですよ。」

S君『なるほど。早めに来て良かったのかな〜!ちゃんとできたらいいな24歳』

暇人「(手相を見ながら)ここの線入ってるから、切り替えのタイミングが来てるけど、それが自分の中で納得できないって思ってる。だからすんなりいかないんだなぁって、横に入っている線のせいで。」

S君『きついな。24歳。』

暇人「24歳は第一関門ですね。人生の。」

S君『最近、確かに割と反抗的だったかなぁ』

自分軸は精神的に強いが人の話を聞かない

暇人「自分軸の良い点ってのはさっきいた通り、自分自身で切り開くし、一人で頑張れるって能力なんだけど、弱点もあるわけ。

S君『はい』

暇人「まず、1番の弱点は人の話を聞かない。人の助言とか人がアドバイスしてるのに「いや、違います」って感じ。そして、人の話を聞かないかと何が何が起きるかと言うと、相談しない。

S君『そう。そうですね。相談できないです。』

暇人「相談しないのは、自分が頑張ればいいっていう自分の選択肢を考えちゃうから、人に相談するイコール負けって考えちゃうわけ。

S君『あー。』

暇人「自分軸の人ほど勝ち負けで全て選んでるわけ。勝負してるの常に。何かと。」

S君「それはありますね。毎日戦いって思う。」

暇人「そう。常に毎日何かと戦ってて、常に勝敗をつけようとする。だから、勉強とかそういうのを含めて勝ち負けで考えてしまう。でも、そういう人にとっては勝ち負けは仕事の成果じゃないんだよね。成果が高いから勝ちではないわけ。どれだけ頑張れたかとか、自分が一人でできたという勝ち負けだわけ。」

S君『そうですね。それはすごくあります。』

暇人「人に頼らなかったら勝ち。人に頼ったら負けを宣言したみたいな。それが圧倒的に自分の成長を止めてる。

S君『えーショック。めっちゃショック。』

暇人「人の意見を聞けるっていう人間が一番成長できるから。」

S君『そう…そうだと思います。』

暇人「でしょ?客観的に考えてそうでしょ?」

S君「そうです。それは一人でやるやつとみんなで。」

暇人「例えば君の先生。先生は少なくともS君よりはもう10年以上も勉強しているわけですよ。その人がこうした方が良くない?って言ってる方がそりゃあ精度高いよね。」

S君『それは経験的に豊富ですからね。自分より遥かに。』

暇人「そうそう。いわゆる人の助言に対して、ただ、それをしたくないって感じちゃう。それをしたら負けだって感じてる時点でいろんなものが崩れてる。いろんなチャンス、周りからもらえるものを落としてるいろんなものをというのが自分軸の弱点です。でも、自分軸は精神的に安定しやすい。周りから影響を受けないから。周りがあーだこーだじゃなくて言っても、俺には関係ないからって言って終わるから。」

S君『確かに(笑)関心が薄いかもしれない。』

暇人「周りが楽しんでてもそうなんだなぁで終わる。」

S君『そうですね。あんまりそういうの思わないなぁ。』

暇人「全体的に自分のために考えている感じ。自分にとってどれだけ得するからを考えてる感じ。」

S君『それ、あんまり良くないなぁ』

暇人「でも、それを無意識でやってるからね?」

S君『それは良くないなぁ。いつかは誰かのために、まだ能力ないですけど、役に立ちたいなぁって思うんですけど。』

暇人「ちょうど今来てるんです。そのタイミングが。ちょうど人生の転換期なんですもう。だから、24歳は勝ち負けで物事を考えない能力をやんないといけない。あと、完璧主義も強めに入ってる。自分が納得するまでやり続けるってことだから、中途半端が嫌いだわけ。」

S君『そうですね。あんまり好きじゃない。』

暇人「だからこそ、失敗もしたくないし、だから、いろんな意味で自分に制限をかけているんだよねそれって。なんでもやってみる。なんでも挑戦してみるっていうスタンスが他人軸の方が圧倒的に強いわけ。

S君「なんかやばい人に見えてきたな自分が。これまで信じてきたんですよ自分の道というか。」

自分軸だけでは後輩を育てられない

暇人「だけど、それが悪かったわけじゃないんだよ。そこはすごく大事で、その能力ってめちゃくちゃ必要な能力だわけ。ただ、それだけでは生きていけない。それだけで生きていくといろんな問題が起きる。」

S君『問題?』

暇人「ちなみにどんな問題かというと、例えば、基本的に協調性がないから、部下ができたときにすごい問題が起きる。」

S君『部下ですか?』

暇人「あと先輩とか,上司とかが使えない人が出てきたら問題が起きる。つまり、自分より能力の低い人間との接し方が難しいっていう問題。

S君『…』

暇人「なんで?お前が頑張れよってなるわけ。」

S君『生きづらそうだな。いやだな、そんな上司は。』

暇人「元々は人に合わせる能力は持ってるから、完全に放置はできないわけ。だからほんとにやばいなこいつって思った時だけ助けるわけ。だから、元々持ってる本質は人に合わせたり、人に何かをしてあげたいってのがある。」

S君『いつかしたいです。恩返しというか。』

暇人「でも意識的には、違うって言ってる。無意識と意識が違うわけ。だから、そのせいでいろんな問題が起き、心のバランスも崩れるし、だからこそ無意識を意識下に持っていかないといけないわけ。その作業をする感じかな。」

S君『なるほど。いや、うーん。確かに。そこは身につけたい!24歳で。そうですね1年で少しずつ。』

暇人「流れ的には、ここが転換期だから。(手相を見ながら)26歳にはだいぶバランスが良くなる。」

S君『だいぶ先ですね。』

暇人「24,25,26の約3年かけてやっとバランスが取れる」

S君『きついなぁ。』

暇人「きついと思うぞ〜」

S君『人に相談するのとか苦手なんですよ。』

暇人「それが圧倒的な課題なんだ。あと人からもらったアドバイスを素直に受け入れることも苦手。

S君『だいぶ苦手です。』

暇人「何が邪魔するかってプライドが邪魔してるんだ。」

S君『それは気づかなかったなぁ。』

暇人「だから、自分が今こうやって説明してて,頭で理解できてるじゃん?」

S君『できてますできてます。』

暇人「でも心の中でもやもやしてるわけ。プライドが。」

S君「そうですね。」

暇人「頭の中では理論的に言ってるから、全部わかるはずだわけ。」

S君『それはだって、それはきついぞ〜。今までそうやってきたのに。』

暇人「そう。だから、今までの自分を捨てる感覚が起きるわけ。それがプライドなんだ。捨てるものはプライドなんですよ実は。

S君『確かに、プライドなのかこれは。』

暇人「プライドって何かっていうと好き嫌いなんだ。相談するのは好きですか?嫌いですか?必要ですか?必要じゃないですか?以上それだけ。必要?必要じゃない?必要だったらいくべきだよね.好きか嫌いかなんて聞いてないよね。それだけ。」

S君『ううんそうですね。ほんとにごもっともなことしか。』

暇人「それが邪魔するのが、好き嫌いが邪魔するわけ。好き嫌いで制限かけるわけ、それがプライド。」

S君『でも、相談とかしたら相手が逆に迷惑なんじゃないかってすごく思うんですよ。』

暇人「それが自分軸の弱点。主観で物事を捉え過ぎている。

S君「ふられた彼女にも言われましたよ。」

暇人「そうなんだね(笑)」

主観が強い恋愛は相手を大切にできない

S君『(彼女から)いつも考えすぎてて、何も話してくれないとか言われて。』

暇人「その通りです。しかも主観で捉えてるから間違ってるのその考え。

S君『めっちゃ言われました。』

暇人「人の話聞け!って意味なわけ。人の話聞いて、分析して、その結果から、こういう風に捉えたって言ってくれたらわかるわけ。」

S君「はい。」

暇人「でも、その価値観って、自分が持ってる価値観の視点で話したら(主観で捉えたら)そうなるだけだよね。(例えば)自分が相談されたらイラってくるから、きっとみんなも相談されたらイラっとくるんだろうなって思ってるみたいな。」

S君『あー確かに (小声)』

暇人「それは君の主観だよね。相談されてめんどくさいなって思うのは君の主観だよねって。」

S君『えーショック。いや、相談されたら嬉しいですよ。相談されたら。』

暇人「そうそう嬉しい。」

S君『でも相談するのは〜…』

暇人「そう。相手のことを考えてないんだそれって。

S君『なんか逆だと思ってました。相手のことをすごい考えてるから…。」

暇人「例えば、恋愛でね。ずっと彼女が黙ってる。そうすると、自分は考えて、「きっと彼女は頑張ってるんだ。きっと自分のためにがんばってるんだな」って思って放置してたら、もう別れるからね。「なんで言ってくれないの?なんで連絡してくれないの?私はずっと欲しかったのに」ってなる。」

S君『やばいやばいやばい、言われましたよ!』

暇人「君の主観で話してるからねそれは。言った?「一人でがんばりたいから連絡しないで」って彼女は言った?って話。

S君『そうなの。はー。もうきつい。』

暇人「自分で考えた主観が強いから、故に人の話を聞かない。人の意見を聞かないから勝手に自分で決めつけて、きっとこの人はこうだろうって考えてるから逆にできなくなる。

S君『そうですそうです。なんかこの人はこうだろうって思って,この人にいい方法だろうなと思って喋りかけなかったりだとか、なんか挨拶とかもあんまりできないし。』

暇人「他人軸がデフォルトで入って、あとから自分軸が入った人の行動パターン。自分軸-自分軸の人はそんなこと考えないわけ。相手のことを気を遣わない。根本的に他人軸が入ってるから、相手のためにしてあげよう。相手のプラスになることをしたいってのが無意識に入ってるわけ。」

S君『それはあります。』

暇人「で、行動パターンとか思考パターンは自分軸だから、勝手に考えちゃうわけ。主観で考えちゃうわけ。だから結果、勝手に思い込んで動けないっていう。」

S君『あーそうですね。動けないですね。』

暇人「他人軸他人軸、自分軸自分軸の人はそういうパターンでは起きない。」

S君『いやもうすごい…1, 2ヶ月前に聞いていれば、道は多分…泣くことは無かったんじゃないかと…』

暇人「1,2ヶ月前に相談してくれれば…(笑)」

S君『あれですよ。(暇人さんと会った)イベントに行って、その次の週くらいでなんかすごい雰囲気悪くなって、は?終わっった〜みたいな。』

暇人「デフォルト他人軸で自分軸強めに入ってる人は、恋愛ね。身勝手な恋愛をしちゃう。だから、若干ストーカー気味に入りやすくて、相手のために全力で自分を出すわけ。でも相手はそれを求めてるかどうか聞かないわけ。」

S君『うんうん』

暇人「だから、変なことが起きるわけ。相手は別に欲しがってないのにくれるとか。逆に欲しい時あげないとか。

S君『なるほど』

暇人「なぜかって、相手の意見聞いてないから。でも、相手のために行動したいから一生懸命がんばるわけ、相手のために。でも、何かが崩れるわけ。S君から見たら相手のためにがんばってる。相手のことを考えて頑張ってるってなるんだけど、受け取る側は、私の話聞いてないよね?私の意見ちゃんと聞いてる?わかる?とかそういう方向に行くんだ。」

S君『あー。』

暇人「それは相手の欲しいものとか嫌なものをちゃんと受け取るっていう、主観じゃなくて客観で捉えないといけないわけ。例えば、連絡がすごい欲しい人間だけど、自分はあんまり欲しい人間ではない。でも相手は欲しいって言ってる時はあげないといけない。自分はどうでもいいって思ってるけど相手にとっては大事だわけそれは。」

S君『あ、それ、できなかったです。』

暇人「相手にとって大切なものを大切にしてあげることが恋愛ではすごく大事。それはお互い。」

S君『それは、やってるつもりでしたね。』

暇人「そう。それは相手はちゃんと言ってるんだよ。1回は絶対言ってる。1回どころじゃないはず。2, 3回は絶対言ってて、なんでもっと連絡くれないの?とか,もっと連絡して欲しいだとか、強めに言ったり弱めに言ったり人によって違うけど、必ず言ってるわけ。それを軽視しているのは自分軸のせい。なぜなら,自分はそんなに重要ではないから。それって主観なわけ。」

S君『あーきつい…言われた…言われたし、それ結構前から言われてた…』

暇人「そう。結構前から言われてるはず。だかこそ、相手の中ではイエローカードも絶対出してる。もうこれ以上やったら別れるレベルでなんで連絡くれないの?って本気で怒りながら言ってる時もあるはず。」

S君『うん、そうですね。話し合いとかした時期もありました。」

暇人「そうそれを軽視した。相手にとっては死活問題のことを、どうでもいいって言われたら嫌じゃん?」

S君「いやですね。いやですいやです。」

暇人「(例えば)自分にとって浮気するのは絶対許せないっていう考えがあったとして、相手が「え?私、浮気しても別にいいよー」って言って勝手に浮気されたら、「は?」ってなるでしょ?「無いわー」ってなるでしょ?」

S君『そうですね。よくわからない人だなって思っちゃう。』

暇人「でしょ?そういうこと。私にとって大切なものをちゃんと大切にしてくれる人間とみんな一緒にいるわけ。

S君「はー終わったー、めっちゃショック…大反省ですよ。」

暇人「大反省して。でも、だからこそ自分軸だけでは絶対苦しいわけ。そうやって問題が起きるから。自分軸だけでいくとそうなっちゃうんだ。どうやっても人の話を聞かなくなる。聞き方がわからない。「え?俺にとって大切じゃない。説明してよ。(半ギレ)」ってなるはず。」

S君『やばいやばい、怖い怖い。』

暇人「でしょ?意味わからんでしょ?」

S君『自分がそうだったから余計怖い。』

暇人「うん。」

S君『怖いほんと無いわ無い。付き合いたくないこんな人と。』

暇人「そうでしょ?は?ってなるじゃん?あなたにとって大切じゃないことかもしれないけど私にとって大切だよっていっぱい言ってるんだよ。しかも多分,怒りながら言ったら危険信号。

S君『そうですね。もう泣いてましたからね。』

暇人「もうそれが危険信号で、次に言われた瞬間アウトだからね。もう無理、私の大切なものを大切にできない人はもう無理ってなる。

S君『ですね。』

暇人「他の例えで言うと、自分の友達とか親友のことをボロクソに言う彼女は嫌じゃん?」

S君『嫌ですね。』

暇人「そういう感覚。自分が親友だよって言った後に,あいつ有り得ないとか絶対やめた方がいいって言いながら帰ったらすごい嫌じゃん?」

S君『嫌ですね。陰口とか悪口とか、そういうの嫌ですね。』

暇人「そんな感覚なんだよね。自分にとって大切な人のことを「そういう人が好きなんだね」で抑えればいいのに、なんでそんなに否定するの?ってなるじゃん。受け入れて欲しいじゃんそこは。」

S君『そうですね。』

暇人「だから、本人にとっての価値観第一位はそういうものがあるわけ。全部が全部拾えってわけじゃないけど、ほんとに拾わなきゃいけないのは、怒り始める。怒って言うものは絶対拾わなきゃいけないもの。意地でも。それが拾えないんだったら、もう付き合えない。」

S君『あーもうよかった。今わかってよかったです。ショック…。』

暇人「大変だよ。」

S君『大変、ほんとに大変。もうヘビーじゃないですか。いきなり。はー(笑)これもう。』

暇人「(手相を見ながら)まだ、まだ1本の話しかしてないからね。この1本しか(笑)」

S君『自分の数年間が。』

暇人「まだこの1本の話しかしてないから、まだまだ全体の話の半分も終わってないから。」

S君『でも、こんなに時間をとってしまって…。』

暇人「まだ、この1本がこうなってるよって話しかしてないから.この1本の話でこれだけ話せるから一応(笑)」

S君「やば、24歳からか、そうか24歳。』

暇人「だからこそ、ちゃんと人の話を聞く。」

S君『はい!』

暇人「それに好き嫌いじゃないんだ。理論で考える。」

S君『だから理論的に考えて、目標からずれるんだったらやめといた方がいい。』

暇人『自分のやりたい方向性、将来的にこういう風になりたいなとか、それとはずれるんだったらやる必要はない。ただ理論的に考えて、そこは明らかにプラスになるってのは絶対行った方がいい。好き嫌いではいけない。あ、今までは好き嫌いでいいんだけど、今回、24歳からに関しては好き嫌いではいけない。そうだから、今までがダメだったんじゃなくて,このタイミングはこうしましょうってこと。

S君『なるほどそうか、そう考えると、ちょうどいい機会、成長する機会。』

自分が正しいという感覚は捨てよう

暇人「そう。自分がちょうど変わるタイミングが来てる。ちなみにS君の先生そんな感じの時期あったんだ何回か。S君の先生って、人の話を全く聞かない人だったんだ。でも、今はだいぶ人の話を聞こうとする努力をしてるわけ。」

S君『そうですね。聞いてくれますね。』

暇人「あれは、先生が他人軸を手に入れたわけ。でもね、先生はめちゃくちゃ自分軸っていうか,めちゃくちゃ強いから,自分のペースを壊すやつなんか死ねって思いながら生きてるから(笑)」

S君『すごい力強いな〜(笑)』

暇人「だからこそ、自分の大切にしているものに対してずれることとかめちゃくちゃ論破するわけ。でも、人の話とか人の意見はちゃんと聞こうとするわけ。なぜなら自分が間違ってるって思ってるから。そう。自分軸を持つ人の一番大事なこと。一番持って欲しい能力、考え方があって、それは自分が間違ってるって感覚。

S君『自分が間違ってるって感覚…?』

暇人「そう。自分が正しいって考えが全てを狂わすわけ。だから、自分は常に間違ってるという感覚が大事。視点が足りてなかったり,事実とは反して感情で物事を見てると、ズレるわけ。だからこそ自分は信じない。」

S君『自分は信じない。』

暇人「信じるものは事実だけ。そうするとすごく生きやすくなる。」

S君『ん〜難しい〜〜。生きやすくなるのか、生きやすくなるのかぁ?』

暇人「そうなんですよ。だから常に自分は劣ってるとか自分は出来てない。自分はもっとがんばらなきゃいけないってスタンスでできるし、常に自分を疑ってる。でも、客観的な事実的にそれが出来たんだったら、それは自分を認める。自分を否定はしない。大事。疑うと否定は違う。常にほんとにこれでいいのか?今これがいいと思ったけど、ほんとにこれでいいのか?って思うわけ。」

S君『なるほど。じゃあ,ちょっと意識していきます(小声)』

暇人「はい。これが運命線の話でした(笑)」

S君『ちょっと重かったな〜』

まとめ

自分の優先順位が高い「自分軸」と他人の優先順位が高い「他人軸」の両方を持ってるS君。昔は他人軸だったが、今は自分軸がメインになっているが、それによりいろいろと問題が生じている。

1.  人の話を聞かない
2. 相談ができない
3. 人の気持ちがわからない

そのためには「他人軸」の感覚を使いこなす必要がある。そのためには、プライドを捨てる必要があり、自分は間違っているという感覚を持つことが必要になってくる

話し始めて40分。自分の課題について認識して、気持ちが重くなってるS君。夜はまだまだ続く…。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?