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Collar×Maliceネタバレ感想

作成:2018年9月27日

Collar×Maliceネタバレ感想です。ネタバレしています。ツイッターをまとめたものですので読みにくいです。


岡崎ルート終わった!予想してたよりめちゃくちゃ良かった!それに予想してた何倍も岡崎がめんどうな奴で何倍も人間らしい人だった!

クリア直後なのでここからは好きなシーンを取り止めとなく書いていく。

岡崎ルートが俄然面白くなったのは岡崎の生に対する執着のなさを市香ちゃんが疑問に思ってから。
岡崎の死への拘りに怒る市香ちゃんに、そうだそうだ!このろくでなし!と共感しまくりだったw
公開告白シーンでは怒りのあまり告白を見事にスルーする市香ちゃんの態度にめちゃくちゃスッキリというか、もっと言ってやれ!市香ちゃん!という感想しかなかったw
死ぬことに拘って折れない岡崎の部屋で険悪ムードの中クリスマスパーティーをするシーンでの
「たしか来年に新作公開しますのね。死んだら、続きも見れなくなります。」
ケーキを無理矢理食べさせて「死んだらこれも食べられなくなりますね?今のうちにたくさん味わっておきましょうか。」
岡崎が守って死んでいった次の日に私も死んでしまうかもしれないという市香「そうしたら、あなたは死に損ですね?なにも守れてない。それこそ犬死にです。名誉もなにもないし存在証明にもならない。」

これだけ辛辣な言葉を岡崎に言う市香。
ヤケになっている部分もあったけれど、この市香の言葉と態度はめんどくさいことを言う岡崎に、よく言ったぞ!とわくわくしたし、すごくスッキリしたw
ケーキを無理矢理食べさせるシーンでの市香ちゃんのモノローグで”小さいフォークじゃ足りない気がして、手づかみでねじ込んでやりたい”というのがあってめちゃくちゃに笑ったしこのモノローグで市香ちゃんのことをもっと好きになった!w
とにかく岡崎ルートは市香ちゃんの魅力が満載で進めていてとても楽しかった!
市香ちゃんが本音でぶつかるほどに岡崎の人間らしい感情が見えてきたし、同時にどんどんめんどくさい奴になっていったのもわくわくしたし、乙女ゲームの醍醐味を味わえたルートだった。

岡崎のショートストーリーを読んでどこまでこいつは捻くれてるんだとわくわくしながら読んでたwEDを迎えた甘々な話のはずなのにしきりに、これは愛なのか依存なのかと自問自答してみたり、市香ちゃんの向ける好意が全て信じきれなかったり、そんなことを挟んでくる。
そしてショートストーリーの締めのモノローグが
「たとえこれが愛と呼べるものでなくても。キミがオレの存在証明。」
............と。

岡崎!ちょっと岡崎さん!?
かなり根っこ深くから捻くれてるよね、岡崎さん。
そしてかなりめんどくさいw
ルートでは理想の人の為に死ぬことを存在証明と言った岡崎。この時点でかなりめんどくさいやつだけれど、最終的に市香ちゃんとの関係が落ち着いても最後まで愛と断言できない含みを残してる。それも含めてキミ(市香ちゃん)が存在証明だと。

なかなかに捻くれてるめんどくさいやつだな、とわくわくしてしまったw

彼がFDでどうなっているのか非常に楽しみです!w本当に思っていた何倍もめんどくさくて性格が悪くて人間らしいのが本当の岡崎なんだなと納得したw


白石ルートはEDの余韻がすごかった。あのルートは泣いた。
白石に泣かされるのは悔しいけどあれは泣くシナリオでしたね。

ルート中盤で手を繋ぐスチルのシーンでの白石のあの笑顔を見てるから余計に幸せになってほしいと願うルートだった。

あんなにも軽くて心無い序盤とのギャップがあのEDを切なくさせてるよね。ずるいなぁ。悔しいけど幸せになってほしいと思わざるを得ないシナリオだった!


アドニスというか冴木弓弦ルートのED1がめちゃくちゃよかった…!
余韻が残るエンドで、本当にこういうのが大好きなんですよね。
もちろん好きなのはあの最後のシーンなんですけども。

市香が、最後の生きている意味はあなた。あなたへの憎しみでここまで生きてこれた、と告げて冴木弓弦に銃を向ける。
その場面で冴木弓弦は
「これまで生きてきた中で今がいちばん、満たされてる」と少し安心したような、全てをあきらめたような顔で言った。
そして、あんなに自分勝手に市香をどん底まで苦しめておいて「俺は…たとえ怪物でも…少しは誰かの哀しみに寄り添えたのかな」と言って死の間際にやっと本心を話し、涙を流す冴木弓弦。

最後は「ありがとな、星野」「さよなら、冴木君。またね」と。
冴木と市香がまだ友人だった数年前に何度も交わされたであろう他愛もない言葉を交わし、市香は冴木を銃で撃った。

このエンドは市香のモノローグで閉められる。

——ここではない、別の世界なら。冴木君とも笑顔で共に過ごせる日々が、存在するのかもしれない。……だといいね——

そして、市香は自らに銃を向けて命を絶ちEDとなる。

またね。と最後に言った市香の言葉は友人の冴木に送られたものだったのではないかと感じるそんなモノローグでこの物語は終わる。
最後までアドニスの信仰として役目を果たし、市香の正義と向き合った冴木弓弦。
そしてそれに応え、今の時点での自らの正義を貫いた市香。
決して交わることのない2人。そんな2人だからこそのEDで、納得のいくシナリオだった。

冴木弓弦ルートで出てきた、教会で市香に首輪をつける場面のスチル。
このスチルをみて、柳さんと冴木が対照的に描かれている気がしてすごく自分の中で腑に落ちた。

本編の首輪をつけられて柳さんに発見されて、柳さんが市香を抱かえるスチルと冴木ルートで首輪をつけられたシーンが象徴的だけども、市香にとって柳さんが希望であったと同時に冴木は絶望、柳さんが光だったら冴木は闇なんじゃないかと。カラマリにおけるメインヒーロとラスボスを明確にに表現したすごく良いスチルだなと。



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