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シャニアニで凛世が着物を着ていない理由を考えよう!

こんにちは、HIMAGOです。

皆さんは遊んでいますか、アイドルマスターシャイニーカラーズ。私は毎日遊んでいます。

シャニマスは2024年4月で6周年を迎え、アニメ(シャニアニ)も放送開始されたりコミカライズも増えたりコラボもハチャメチャな数をやっていて勢いを感じます。

ただ、シャニアニは先行で劇場公開してから賛否両論で、地上波放送してからもそれは続いていて少し残念だなと思っています。

私はシャニアニの細かな心情の描き方やアイドルのキラキラした瞳や一人ひとりの個性ある動きなど惹かれるポイントがたくさんあるので賛側ではあるものの、まぁ価値観は人それぞれだし否も仕方ないのかなと思ったりします。

否の意見は色々ありますが、その中で特に私が気になったものは「凛世が着物を着ていない!!!」というものです。

私は3.5周年のタイミングでシャニマスにハマってからずっと杜野凛世を追ってきました。今回は、そんな私がシャニアニで凛世が着物を着ていないことについて色々と考えていこうと思います。

※以下、シャニアニとenza版コミュのネタバレを含みます。




①シャニアニでの凛世とシャニPの出会い方

シャニアニは真乃が283プロのセンターとして成長していくまでを描いたストーリーになります。そのため、話の大きな軸は真乃となるのでその他のアイドルについてはどのようにアイドルになったかといった描写はありません。

ですが、1話の冒頭で283プロのアイドル達がまだ283プロに所属する前のカットが出てきます。ここは事務所オーディションに落ちた恋鐘が「これからばい!」と言っていたり千雪が雑貨屋で働いているところから他のみんなも所属前なんだろうなと推測します。

ここの1話冒頭の部分で、凛世は地図を持っている姿が描かれていました。このシーンは今までenza版でも見たことがないけどかなり意味ありげな感じなので、このタイミングでシャニPに出会ってスカウトされたのだろうと思います。

引用元:https://www.nicovideo.jp/watch/so43613054

②enza版での凛世とシャニPの出会い方

着物を着て町中を歩いていた凛世は下駄の鼻緒が切れて困っていました。そこにシャニPが現れ、持っていたハンカチで応急処置をした時に凛世の持つ独特の雰囲気やビジュアルに惹かれスカウトしました。

凛世をスカウトするシャニP

③凛世が着物を着ていないことに対して残念だなと思う方の理由

凛世と言えば着物のイメージがあるので、その凛世が着物を着てないことに残念だなと思ってしまうのかもですが、それと同じくらい②のenza版でのシャニPとの出会いが成立しないことが気になっているのだと思います。

確かにシャニアニだと凛世は洋服なので鼻緒が切れて困ることもなく、シャニPがハンカチで応急処置して助けることも出来ないためスカウト出来ません。

では、シャニアニの洋服凛世はどのようにスカウトを受けたのか、洋服凛世でもスカウトを受け入れることが出来るのか、それについて考えていきます。

④enza版の凛世は何故スカウトを受け入れたのか、シャニアニの凛世はどの様にスカウトを受けたのか

ここからは個人的解釈で進めていきます。

enza版の初期コミュから読み解くと、凛世はアイドルになる前から小説や短歌といった文学作品についてはかなり精通しています。ですが、あまり友達と遊んだりコミュニケーションを取ったりしてきておらず、世間一般を知らない感じがあります。ここら辺は、凛世の持つ独特な雰囲気や、家庭が芸事に精通した厳格なものだったことが大きく関係しているかもしれません。

【283プロのヒナ】園田智代子 コミュ2

なので、文学作品などからから得た知識はあるにもかかわらず、現実世界での経験が乏しいことから、かなり頭でっかちな状態になっていたと思います。恐らく、シャニPと出会う前に、漫画ではなく文学作品から、男性から想いを告げられたり言い寄られて親密になる描写の作品をいくつか読んでいて、それが自分の身にも起きたため、知識が感情を呼び起こしてシャニPのことが好きという刷り込みが発生し、シャニPについていくためアイドルになる決心をしたと考えます。

スカウトされてすぐ恋するをとめ化した凛世

そのため、凛世がアイドルになるために必要なことは、鼻緒が切れるということが重要ではなく、シャニPからスカウトを受けるようなイベントが発生すればOK、ということです。

つまり、「凛世が何かしらで困っている→シャニPがたまたま通りかかって助ける→ついでにスカウトをする」が起きたら、シャニアニの洋服凛世でもアイドルになることが出来ます。


①でシャニPと出会う前に凛世は地図を持っている姿が描かれていると述べましたが、ここで発生する凛世が困るような状況といえば、迷子とかですかね。

ここら辺は2024年5月1日時点ではまだ凛世stepが実装される前なので、enza版でも実家が鳥取県の凛世が何故東京にいたのかの説明はまだありませんが、恐らく姉や親戚のところに遊びに行ったり芸事関係で遠征していたのかなと思います。

1話で持っているようなあんな簡易的な地図では複雑な東京を攻略するのは困難で、これはもう迷子待ったなし。そんな困った状況にシャニPが現れたらもう助けるに決まっています。そしたら後はスカウトされて「そんな風に……想いを告げられたのは……初めてでございます……」となりアイドルの道に進むことになります。


⑤凛世の着物・洋服についての考え

凛世といえば和服のイメージがありますが、実際のところ2024年5月1日時点での私服衣装の着物は初期衣装/想ひいろは/凛凛、凛世/杜野凛世の印象派/凛世花伝/さよならごつこ、以上の6種となり残り29種は洋服になります。
この中で凛世花伝はお仕事、ごつこは正月の振袖なので、純粋な私服としての着物は実は最初期に実装された4種のみとなります。

凛世の衣装

また、凛世の朝コミュ③にて着物/洋服に対する考え方が読み取れます。ここで凛世は、普段着物をよく着ているが洋服も着た方がいいかとシャニPに質問します。この質問は『洋服も似合うと思う』がパーフェクトコミュニケーションになります。

朝コミュ③

ここからは考察ですが、凛世にとって洋服は飛び立つための翼なのかもしれません。

上記朝コミュにて『何を着ても大丈夫』と答えると「プロデューサーさまの好きな服を着てみたい」と言われてノーマルコミュニケーション、『着物が一番だ』と答えるとグッドコミュニケーションになります。
もし本当にシャニPの好きな服を着ることが目的であれば、着物が一番と言ったら着物でもパーフェクトになります。ただ、実際はグッド止まりになることから、凛世の洋服への憧れが伺えます。


凛世はアイドルになる前は友達ともあまり遊ばず過ごしていました。そんな凛世にとって一番の身近な服装である着物は、おそらく実家や家族のメタファーなのかもしれません。凛世のサポコミュでは珍しい着物を着ているカードが【夜明けの晩に】ですが、このコミュは凛世の実家の話がメインなことからも着物から実家色を感じます。

【夜明けの晩に】杜野凛世

そして、洋服への憧れはあったものの頻繁に着るようなきっかけが無かったのですが、アイドルになることで少しずつ積極性やコミュニケーション能力が高くなっていき、洋服にもっとチャレンジしたいという気持ちが強く湧いてきた結果が朝コミュ③だと思います。なので、シャニPが「洋服も似合う」と後押ししてくれたのは本当に嬉しかったことでしょう。

以上のことから、凛世にとって着物は生まれ育った地点で、洋服はその生まれ育った地点から飛び立つための翼だと考えます。

⑥最後に

着物を着ていても洋服を着ていても凛世はシャニPにスカウトされますし、出会いの時点で洋服を着ているシャニアニ版の凛世は、恐らくenza版よりほんのちょっとだけ積極性やコミュニケーション能力が最初から高かったのかなと思います。

そして何より、最初から洋服を着ていてもシャニアニ4話で凛世はシャニPが好きということが伝わってきたのがとても良かったです。シャニアニ4話、本当にありがとう。

ただ、シャニアニで凛世の着物姿が見たくなかったかと言われたらそれはまぁ嘘になるので、着物のモデリングが技術的に難しいのは重々承知ですが2nd seasonに期待したいです。


以上です。ここまで読んで頂きありがとうございました。

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