デュエマプレイヤーに送る!おすすめの浅野いにおの作品
2021年11月30日、その事件は起こった。
「浅野いにおとデュエル・マスターズがコラボ~!?!?!?!?!?!?!?」
デュエル・マスターズと言えば、今一番熱い子供向けTCG。
浅野いにおと言えば、サブカル大学生が嬉々として読んで「いや~~~~俺もこういうイタい部分があるんだよな~~~~」と自虐するための作家。
そんな、相容れないと思ってた2つがコラボした。
あり得ないニュースである。
(発表直後のログから持ってきた)
「いやこれは大事件だろ!!!! ヤバ!!!! 4枚揃えるわ!!!!」と一人で大はしゃぎしながら、さぞDMPも大はしゃぎしているだろうと思ってTwitterを開いたところ、
「メンデルスゾーン殿堂?」
「メンゾ再録マジ?」
「メンデルスゾーン殿堂逃れたか?」
ちょっと待て。
メンデルスゾーンは最高のカードだけどそれはそれとして浅野いにおについてもっと語っても良くないか???????????
と思ったので、浅野いにおのおすすめの作品について書いて布教したいと思います。
ちなみに東京の文京区あたりでは浅野いにおを読んでるだけで「あそこはサブカルの住処じゃ……近づいてはならぬ」と村八分にされるらしいです。気をつけてください。
ソラニン
浅野いにおで一番マイルドなやつ。
これ勧めるのもなんか嘘っぽいというか「中国といえば万里の長城だよね!」みたいな欺瞞さがあるというか……。でも、映画にもなってるし傑作だから勧めないのも嘘だよねみたいな……。そんな距離感の奴。
ちなみに自分は初浅野いにおがこれで、当時通ってた本屋に全2巻のうち1巻が「試し読み」として置いてあり「いやいや半分も読ませたら誰も買わないだろ~~~~」って思いつつ読み始めたところ、見事にその足でレジまで2巻セットで持って行かされるハメになりました。あのマーケティング考えたやつ、天才すぎる。
内容の説明何もしてねえな。
素晴らしい世界
浅野いにおの最初の単行本
あらすじに色々書いてあるけど、これは短編集の最初の話の要約なので全然的を得ていない。
色々(本当に色々)入ってるけど「やっていきましょう」という感じの短編集です。
今読むと説教臭かったり「いやもう今どき援交とかでリアリティを出そうとするの厳しいよな……」という気持ちになるやつ。でも結構好き。
ひかりのまち
個人的に一番好きなやつ。「すばらしい世界」の発展型。革命に対する鬼タイムみたいな短篇集ですね(唐突なデュエマ要素)。
大人の事情に振り回される子供が居て、大人のふりをした子供がいて、悲劇があって、それでもなんかいい感じに生きていくしかねえんだよな……というまとめ方の漫画。
それこそ、漫画版デュエル・マスターズのぶん回し方が好きな人は浅野いにおも結構好きなのかなーと思います。上手いことまとめようとしている。
虹ヶ原ホログラフ
問題作。マジで。
「ソラニン」なんかを読んだことある人はわかるんだけど、浅野いにおってリアリズムとシュールリアリズムの交差点から人間の生々しさを描くのが好きな人なんだけど、これはシュールリアリズム側に振り切ってる方。
作中の時系列もグチャグチャにされており、作中における「日常」はひたすらに陰惨で、どこからどこまでが「本当」の事なのかわからない、というまあ本当に文字通りの「問題作」です。
少なくともデュエル・マスターズの対象年齢が読んではいけないタイプの漫画。だけど個人的に「浅野いにおと言えば?」って言われると「これだよな~~~~~!!!!!」ってなる漫画なんだよな。
この漫画をモチーフに作られた曲です。名曲。
おやすみプンプン
読むな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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