グラブル学 六龍V2マルチ問題論

自己紹介

俺はルシソロバブソロをキメちゃうくらいのグラブラーです。あと元ゲーム開発者なのでそういう視点でも。

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グラブルはレイドゲーの末裔であること

グラブルは、ドラコレやドリランドあたりから始まった、当時俺達は「レイドゲー」と呼んでいた、「レイドバトル」というシステムを軸にしたゲームの進化系であり、末裔であり、現時点での最先端である。

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グラブルは様々なレイドボスがいて、それぞれ魅力的なドロップアイテムをランダムで出す。だから色んなレイドボスを殴りに行く意欲が湧いた。

グラブルレイドの歴史

ものすごくざっくりした説明だが、グラブルのマルチバトルには何度も手が入っている。

①確定流し、今で言うNormalの時代

大昔のグラブルは、「確定流し」といって、「ティアマト・マグナ」のようなレイドボスを半分近く削り、「与えたダメージランキング1位の報酬」であるMVPを取る、というゲームだった。

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自分の持てるパーツを駆使して「敵のHPを半分削る」ことが目標であったため、わかりやすく、確実な手応えがあり、この頃が一番おもしろかったと語る古参きくうしは多い。

②HighLevel(HL)マルチ追加、ワンパン問題の時代

たしか最初はティアマト・マグナHLとナタクだったと思う。きくうしたちの強化に応えるべく、より強いマルチが実装された。実装時、ナタクは超強敵だったし、プシュケーは垂涎のアイテムだった。

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少人数の精鋭で挑む6人HLが実装され、浮上した問題が「ワンパンテロ」だった。本来6人の精鋭で挑まないと厳しい戦いである6人HLに、ワンパンだけしてドロップを掠め取りにくるプレイヤーのことだ。もっとも有名だった迷惑プレイヤーの名をとって「きらり問題」とも呼ばれる。

この問題はかなり長期間に渡ってグラブラーを悩ませた。

③青箱の時代

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ワンパン問題へのアンサーとして出されたのが「青箱」だった。これは、きちんと敵と戦って一定のダメージを与えないと、一番欲しいアイテムは出ないという仕組みで、この青箱の実装によって、きくうしのプレイスタイルは「いかに短いターンで大ダメージを出して貢献度を稼ぐか」が目標となった。いわゆる「ムーヴ」である。(レスラー3ターンムーヴ、イオ砲等)

青箱はある程度求められた働きを果たしたと思う。マグナHLやマグナ2において、がんばって(フルオート放置で)殴っている人達には助けられてきた。それによってグラブルのレイドバトルはもっていたと言える。

④六龍V2の時代(現在)

そして現在を六龍の時代と呼ぼうと思う。なぜか。六龍V2がレイドバトルのガンとなっているからだ。

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六龍から得られるドロップのうち、欲しいものは「六龍武器」と「イヤリング」の2つだ。六龍武器は現状それぞれ1本完成すれば良く、イヤリングはめったに出ないため、六龍は不味いマルチバトルとなっており、武器が完成したら行かない人が多いだろう。

また、六龍はちょっとやそっとでは倒せない難易度であり、V2システムの難しさからもいって、討伐失敗が起こりやすく、上のように開始から10分たっても誰も救援に入らないマルチが散見される。

これはレイドバトルゲームとして異常事態であり緊急事態である。早急に手を打ったほうが良いと思う。

現状の問題点

グラブルは、その仕様から、同時に1バトルしか自発できない。六龍を自発して、誰も救援にこなかったり、討伐失敗すると、とてつもない絶望感、徒労感に襲われる。なにより、やれることがないので、お祈りで救援を出してゲームを閉じてしまうだろう。

また、六龍が救援欄に居座ることで、自発していない「救援を受ける側」も、遊べることが少なくなってしまっている。これにより「マルチバトルが増えすぎて、入りたいマルチバトルにめったに遭遇できない」という問題が発生している。これもゲームを閉じてしまう。

これら2つにより、「マルチバトルの種類が増えすぎた」問題が現実化し、闇のシナジー効果でお互いに高め合っている。それがこの数日、「半額キャンペーンが終わったあとの反動」を契機に起こっている、「六龍V2ショック」ではないかと思う。

改善策①マルチバトルのリストラ

マルチバトルの数が多すぎる。2つのバトルの報酬を1つのバトルにまとめたり、ドロップだと偏るならアニマとの常設交換にするなどで、マルチバトルのリストラを断行すべきだろう。

マルチバトルは作ってくれたスタッフの想いや、歴史がこめられているので、なかなかこのリストラは人を切るくらいに辛いものだと思うが、「いまグラブルで、1日に倒せるマルチを全部回ってる人間はいない」事、「救援が機能不全に陥ってること」を思うと、リストラはやむなしではないかと思う

ざっくりいって今いる半分くらいはカットすべきだろう。ナタクグループ、ガルーダグループ、マグナHL1グループ、ナタクHLグループ、バイブカハHLグループあたりはバトルとして面白みがないのでなくしていいとおもう。無くすだけではかわいそうなら、シングル化して称号でもつけて残せば良い。

改善案②六龍V2マルチの弱体化or18人バトル化

六龍が詰まってるのが問題なので、とりあえず弱くするか18人バトルにして倒せるようにするべきではないかと思う。高難易度で面白いバトルはルシファーHL6人やベルゼバブHL6人、そして好きモノはルシファーソロやベルゼバブソロで十分だ。六龍はシングルという遊びも有るのだから、マルチはワチャワチャしたら倒せるくらいのものでないといけないと思う。


この2つを提案する。

さいごに

もっといい案があればそれでかまわないので、現状起こっているグラブルマルチバトルの機能不全が改善されることを願う。

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