特に救いもない、ただの異常受精の記録

昨日は土曜日だけど仕事の日であった。

ランチの後のお会計のちょっとした間に、
同僚の目を盗んで、受精結果を確認する。

「判定保留」とある。
また、初めての言葉である。
受精の兆候はあるけど、確かなことは分からず、もう一日様子を見るとな。
次の日の10時にメールしますと書いてあったけど、

今日、日曜日、10時になってもメールは来ず。
結局14時になってきたメールを確認すると「異常受精」とのこと。

はあ。今周期もあっけなく終わってしまった。

1回目採卵は1個取れて、受精して分割胚になったのでそのまま新鮮胚移植して、陰性。
2回目採卵は2個取れて、成熟卵は受精せず、未熟卵は成熟し受精したものの分割ストップ。
そして今回3回目採卵は1個取れて、異常受精である。

何だか、先がまだまだ長いはずなのに、どれだけ時間がかかるんだろうという気がしてきた。
幸いと言っていいのか分からないが、保険適用の回数カウントは移植ごとなので、まだ私は移植は1回のみ、後5回残っている。ただ、だからと言ってじゃあこれから後何回でも採卵していきましょう、という気分にはなれない。

今行っているクリニックは低刺激の方針である。
数が少なくても質が良いはずなのに、それでもこの結果。

だったら、もっと刺激を強めて、数をいっぱい取って、その中の一つでも移植に行けるようにしないといつまで経っても凍結胚盤胞移植に行けるイメージが持てない。

ということで、薄っすらと昨日から、「転院」の文字が頭をかすめており、
今日の「異常受精」で心が決まった。

違うクリニックに行ってみようと思う。
もっと刺激を強めて、卵の数を増やせるような。そして、私に合った治療法を提案してくれるような。
今のクリニックは、仕事との両立を考えると最高だったけど、そんなことはもういいやという気分である。
妊活を始めたときから、腹は決まっている。

後悔したくない。

ということで、夫さんに軽く説明して、土曜日に初診予約を取った。あっという間に。こういうときの私は早い。説明会とかあったけど、いい。もうさっさと治療開始して、採卵して移植がしたい。
年末年始の採卵になりそうだから、それが病院のスケジュール的に可能なのか心配だけど、ひとまず初診に行ってみよう。


あとは、今日から夫さんと一緒にプロテインを飲み始めようかと思う。
卵はタンパク質だから、タンパク質の摂取が大事とTwitterで見た。

はあ。

最短出産が、9月末だったのが、10月末になった。
こうやって、毎回私は未来の出産予定日を計算して想像する。

来年内には産みたい。

年末に両実家に行く予定を決めた。
本当は、「胚盤胞があるから、年明けには移植だ。朗報を待ってろよ。」と心の中で唱えながら帰省するはずだったのに、何も無くなってしまった。

「転院するから次こそは大丈夫だ」と唱えるしかない。

で、転院することでちょっと明るい気持ちになったのに、
次の病院では自己注射のバージョンが上がりそうで、前回やったのは本当にちょっとした針だったけど次のは本当にもっと太くて長い針って感じで、打つために練習も必要みたいで、っていうのを見て、気持ちが落ち込む。
かといって毎回通院して打ってもらうのもな、やっぱり自分で打つかと思いつつ。

こうやって、常に気持ちが持っていかれる。でも、仕方ないと思うようにしている。気持ちを持っていかれることを責め始めたら終わりだ。
落ち込みたいときは落ち込めばいい。期待できないときは期待しなくてもいい。色んな自分を許しながら治療していきたい。

あとは、運動と食事改善か、、、どこまでやるか。

夫さんは「できるまで頑張ろ」と言っていた。いつの間にか、こんなに子どものことに積極的になっていた。どうしたんだろ。まあいいんだけど、、

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