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【麻雀初心者向け】待ちの基本形

今回は牌譜検討ではなく、麻雀の基礎的な内容を扱いたいと思います。
麻雀の知識においてもっとも重要なのが「待ち」です。
なぜなら「アガリ」回数を増やすためにもっとも重要な知識になるからです。

また、待ちの知識があると「テンパイしやすい打牌」を選べるようになります。
なぜなら強い「待ち」を知ることで、よりよいイーシャンテンを作れるようになり、
よりよいイーシャンテンを知ることで、よりよいリャンシャンテンを作れるようになり、
最終的には配牌を見て「どのようなアガリを目指すべきか」を考えるチカラが身につくからですね。

さっそく始めていきましょう!

1、リャンメン

待ちが2種類ある形です。

123456789p11s34m [2m、5m待ち]

123456m11p12345s [3s、6s待ち]

1α、三面張(サンメンチャン)

リャンメンが「待ちが2種類」であることを指すように、
待ちが3つある手牌を「サンメンチャン」と呼びます。
さらに強いリャンメンということですね。

34567m123p34555s [2m、5m、8m待ち]

123345m11p45678s [3s、6s、9s待ち]

このように5連続の形になっているとサンメンチャンになりますが、
端の牌が1か9の場合はリャンメンになります。

123456m11p12345s [3s、6s待ち]

2、カンチャン

待ちが1種類ある形です。

345567m11234s35p [4p待ち]

223344m33456p57s [6s待ち]

カンチャンの重要な特徴は、リャンメンに変化する可能性があることです。
たとえば1枚目の画像からは、2通りのリャンメンがつくれます。

345567m11234s35p 2p [5p切り → 1p、4p待ち]

345567m11234s35p 6p [3p切り → 4p、7p待ち]

2α、リャンカン

待ちが2種類ある形です。カンチャンの発展形ですね。
画像のマンズの部分がリャンカンと呼ばれる形です。

357m11234789p56s [4m、6m、4s、7s待ち]

リャンカンの形は、テンパイ時にどちらのカンチャンにするのかを選ぶことになります。

357m11234789p56s 4s[①3m切り →4m待ち ②7m切り → 6m待ち]

3、ペンチャン

待ちが1種類ある形です。

344556m44789p12s [3s待ち]

344556m123s4489p [7p待ち]

ペンチャンから有効牌を2回ひけば、リャンメンに変化することができます。
カンチャンは1回でリャンメンができるのに比べて、ペンチャンは2回必要なので、ペンチャンはカンチャンより弱い待ちと言えますね。

344556m123s4489p 6p[9p切り → 変わらず7p待ち]

344556m123s4468p 5p[8p切り → 4p、7p待ち]

4、単騎待ち

メンツが4つできており、アタマができていない待ちのことですね。

123456m334455s ton [東待ち]

222567m 345s 1238p [8p待ち]

4α、ノベタン

牌が4つ連続した形です。
4連形とも呼びますが、待ちとして使う際は「ノベタン」と呼ばれます。

123345m789p2345s [2s、5s待ち]

234789m5678p123s [5p、8p待ち]

5、アンコ+1枚

アンコ(暗刻)とは 333s のように同じ牌が3つある形を指します。

3334m123678p567s [2m、5m、4m待ち]

「アンコ+単騎」とみれば単騎待ちになり、
「アタマ+リャンメン」とみればリャンメン待ちができますね。

567789m234p5557s [6s、7s待ち]

こちらは「アンコ+単騎」と「アンコ+カンチャン」とみることができるので、待ちの種類が2つあります。

6、5連続形+トイツ(その1)

5連続形の端っこがアンコになった形です。

3456777m123567p [2m、5m、8m、3m、6m待ち]

「34567(サンメンチャン)+77(アタマ)」と
「3456(ノベタン)+777(メンツ)」の2つのパターンがあるので、
サンメンチャンの待ちとノベタンの待ちが両方使えます。

445566m1234555s [3s、6s、1s、4s待ち]

「12345(リャンメン)+55(アタマ)」と
「1234(ノベタン)+555(メンツ)」の2つのパターンがあるので、
リャンメンの待ちとノベタンの待ちが両方使えます。

7、5連続形+トイツ(その2)

5連続形の端から2番目の牌がアンコになった形です。

3456667m123567p [2m、5m、8m、7m待ち]

「34567(サンメンチャン)+66(アタマ)」と
「345(メンツ)+6667(アンコ+1枚)」の2つのパターンに分けると待ちがわかりますね。

445566m1234445s [3s、6s、5s待ち]

「12345(リャンメン)+44(アタマ)」と
「123(メンツ)+4445(アンコ+1枚)」の2つのパターンに分けるのがコツです。

8、単騎+メンツ+アンコ

最初はうっかり切ってしまいそうな牌が使える例です。

233445m3567888p [3p、4p待ち]

「3(単騎)+567888(2メンツ)」と
「35(カンチャン)+678(メンツ)+88(アタマ)」の2つのパターンに分けられるので、待ちが2種類ありますね。

1345666m234p456s [1m、2m待ち]

「1(単騎)+345666(2メンツ)」と
「13(カンチャン)+456(メンツ)+66(アタマ)」の2パターンです。

9、リャンメンカンチャン

こちらもリャンカンと同じく、テンパイ時に待ちを選べる形です。
ただし、リャンメンとカンチャンのどちらかを選ぶことになるので、ほとんどの場合はリャンメンを選ぶことになると思います。

344568m456p2267s[2m、5m、7m、5s、8s待ち]

マンズの部分は「34(リャンメン)+456(メンツ)+8(余り)」と
「345(メンツ)+468(リャンカン)」の2パターンありますね。
とくに最初のうちは、下の手牌に引いた 8m を切ってしまいがちです。

34456m456p2256s北 8m[ここは北切りがオススメ]

この形は意外と登場頻度が高いので、ぜひ覚えてみてください。

おわりに

自分の手牌をみたときに「どこでメンツを作るか」を考えられるようになるためには、
こういった基本の形を理解するのは必須になります。
つまり、アガリ率を高めるための基本練習ということですね。野球でいう素振りみたいなものです。

ちなみに明日は「メンツの作りやすさ」を扱います。
「待ちのパターン」をおさえておかないと「メンツの作りやすさ」がわかりにくいからですね。

この記事が、はねる組長ならびに麻雀初心者の皆さんの参考になれば幸いです。

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