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ギフト



曇った寒空に鈴の音
煌びやかな街路樹
肩をすくめて吐く白息
ふと あなたを思い出す

それはいつもそこにあって
疑いもしなかった

ただ愛を配る
ただそれだけ
ただただ精一杯
それだけをずっと


優しく差し伸べ包む手
過ちを悟しあと押しの声
これからを見つめる瞳
今でもそこにあるかのよう

それはずっとあるもので
当たり前だった

ただ愛を配る
ただそれだけ
ただただ精一杯
それだけをずっと


見えなくなって
聞こえなくなって
触れられなくなって
からの方が強く感じるよ

ただ愛を配る
ただそれだけ
ただただ精一杯
それだけをずっと

やっとわかったよ
その広さを
やっとわかったよ
その深さを

ただ愛を配る
ただそれだけ
ただただ精一杯
それだけをずっと
与え続けてくれていたんだね

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