恥と文学

……おぉ、今日のタイトルはなんて文学的なんでしょう。「恥」と「文学」2つ並べただけで高尚すぎるオーラがありますね。勿論僕は「恥と文学」について語ることなどできません。大抵の人には出来ませんね。僕は一応文学部ですが、できません。

そもそも、僕はそういういかにもな俺賢いですアピールをせず「飾らない知性」とかを目指したいタイプなのです。
「飾らない知性」……かっこいい。

それはともかく、文学については無理でも、恥について語ることなら出来なくもなさそうですね。たいてい、誰しも恥ずかしい経験なんてものはあるからです。たとえば「飾らない知性」を目指したいことを公言するとかは、きっと恥ずかしいことでしょう。まぁ僕は中学の部活引退時、こんなことを寄せ書きに書かれた男なので人生は恥だらけです。

フハハハハハ……!


Twitter(の文章と、恥)

「Twitter」僕の大学一年生のときの趣味はTwitterでした。別にそれまでもやっていなかったわけではないのですが、高校2年、つまり不登校時代に色々リア垢(つまり、リアルの知人と繋がっているアカウント)に投稿していた様々なツイート群がいわゆる「病みツイ」感をかもしだしていたはずで*¹、要するにそれは「痛い奴」感全開だったわけで、僕の察するにおそらく中学時代のコミュニティなんかで僕は「病んでツイッターに投稿している不登校児」だったはず*²で、いくらツイ消ししようとその過去は変わらず、中学時代の人間とたくさん繋がっているリア垢は「触れたらトラウマ必至」の代物だったのでした。

*¹ 例を挙げると、「竹刀で床をドンドン突く音」の動画などです。
*² 厳密には「不登校」ではありません。僕は当時「家を出る→通学路をゆく→Uターンしてどこかへ行く」というプロセスを踏んでいたので「登校」は一応していたのでした。だから「不入校児」とか……???

被害妄想だと思われるかもしれませんが、僕の中学時代の友人(や、その周辺人物)はかなりの割合で「一緒にいて楽しい、底意地の悪い人々*³」なので、おそらく僕はどこかで、間違いなく、確実にネタとして消費されているはずなのです。中学時代、僕が送ったLINEなんかも一部はスクショされて回されていると思います。そんなわけで、「画面の向こうでニヤニヤしている中学時代の知人(複数)」からの精神攻撃を受けた僕は(被害妄想かもしれん)高校時代の途中、Twitterの更新をやめました。ちなみに高校時代の友人は「一緒にいて楽しい、善良な人々」が多いです……どちらも一緒にいて楽しいですけども。

*³ いうまでも無いですが……僕もその類で、筆頭です。

が、大学に入って別のアカウントを作りました。するとどうやらアカウントのコンセプトやらツイート内容が悪くなかったらしく、経緯は省きますが僕は最終的にフォロー数約800人、フォロワー数約3000人という規模のアカウントにまで成長し、しかしインターネット・レスバトルやダイレクトメールでの暴言にその身を晒され、ときに5chのネットwatch板にアカ名を書きこまれたりするという悪しきインターネットの海に疲れ果て、そのアカウントからログアウトします。

しかし、大学1年間ツイートに明け暮れた僕にとって、それはすぐに辞められるようなものではありません。ただ、大学入って新しい人々と繋がって思ってたことがあったんですね。「大学の人は意外とツイートをするんだな……」ということです。

しかも結構日常の些細なことから、ナイーブなものまで色々と呟いています。「このタイムラインなら何ツイートしてても平気だろう」そう思った僕は中学~高校の人々と繋がる、かつて黒歴史を量産したアカウントを放棄し、大学で会った人々との枷無きアカウントを作成します。ちなみにこっちはネガティブな動機なのですが、放棄したアカウントでは「ほぼすべてのツイートにいいねを押してくる謎の知り合い」と繋がっていて、それが地味に嫌だったというのもありました。

読書メモと脳内(の文章と、恥)


こういうのって皆言ってないだけで本当はやってるんですかね?

「読書メモ」のことです。読書メモってつけてますか?本を読みながら思ったこととかを紙でもスマホのメモにでも書いてくってことです。実際に本に書きこんだり、付箋をはるだけって場合もあるかもですね。僕はスマホにメモってますが、これあんまり他人に見られたくないんですよね。
「読書メモ(赤字)」が原因です。僕の読書メモは黒字、青字、赤字の3色に分かれていて、それぞれ「気になった文中の抜き出し(黒)」「直感的に思ったこと(青)」「一旦落ち着いて思ったこと(赤)」となっています。問題は3番目です。

スクショ載せますかね。飴屋法水『彼の娘』という小説の読書メモです。

はい。青(直感的に思ったこと)、赤(一旦落ち着いてから思ったこと)、黒(気になった文中の抜き出し)ですね。本文を読んでないと青についてはわからないと思いますが……まぁ、なんか赤だけちょっと浮いてますよね。

そう!謎の女性口調で書かれた赤字の文章が、青字を詰めていますね。そうなんです。僕の読書メモは「気になった部分の抜き出し」と、「僕の感想に対する、謎の女性キャラ*⁴による応答の対話形式」で構成されているんです。

わかってもらえました?ただの読書メモならいざ知らず、これはキモイと引かれる可能性がありますよね。恥ずかしいじゃないですか。だからあまり見られたくないんです。

ただ、一応弁解しておくとこの赤字の台詞は、思ったことをわざわざ女性口調に直している、というわけではありません。自然に出てきたのをそのまま書いているだけです。つまり普段からときたま頭の中でこういった対話が行われているわけです。

わかりやすく言えば「脳内で天使👼と悪魔👿が対立する」というよくあるやつが、僕の場合「思ったままをそのまま口に出す(男口調)」と「それに対し冷静に批判してくる(女口調)」になっているといった感じでしょうか。

そもそも、僕は脳内で「何か考える→同時に自分で否定する」というパターンが多いんですよね。それがいつの間にか、片方が女性口調になりました。
ちなみに、名前とかは無いです。一度「名前とかって無いのかな?」と思ってみたら彼女が……といってももちろん独立した人格をもっているわけではないので、僕の自問自答ですが。

「何言ってんの?名前っていうのは識別の必要があるときに必要なものでしょ。あんたが脳内会議を3人体制にしない限り、あんたの「自問」に反応する「自答」は私以外やらないんだから、名前なんて無意味じゃない」と言ってきました。(繰り返すようですが、もちろん自問自答です。わかってますよ?)

こういうのって皆言ってないだけで本当はやってるんですかね???





*⁴ 謎の、と書いてありますが、アスカっぽいですよね。声が聞こえてきたりはしないですし、実際のところよくわかりませんが……。

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