ネットビジネスはBtoBの方が絶対おすすめの理由

ネットビジネスにも色々ありますが、大きく分けるとTo CとTo Bに分かれると思います。私の場合は株式会社を作り、お客さまは全て法人なのでB to Bという形になります。ネットビジネスを副業でやっている人は、アフィリエイトで商品を販売したり、オンラインサロンを開いたり、ブログを運営したりと、消費者相手、To Cの形を取っている人がほとんどです。

ネット界隈で有名なイケハヤ氏やクニトミ氏、マナブ氏は、ブログやYouTubeなどのSNS上でのコンテンツ発信でPV数を稼ぎ、それに応じた広告収入を得ていると思います(多少違いはあるかもしれませんが)

一方でTo Bの場合は、企業に商品やサービスなどの価値を提供してお金をいただきます。SEO対策やWebコンサルティング、リスティング広告の運用代行などが代表的なものでしょうか。私の会社でもこれらを全て提供しています。

どちらの形が良いのかは、人によっても変わると思いますが、私は圧倒的にネットビジネスをやるなら「B to B」をおすすめします。理由をいくつか挙げていきますね。

■個人相手だと稼げば稼ぐほどいらぬストレスやリスクを抱える可能性が高い

月に100万稼いだとか、月収300万とか華々しい実績をみると自分もその道に進みたくなる気持ちはわかりますが、大きなリスクがあると考えています。

まず1つ目は誹謗中傷のリスク。これは昨今のネット界隈をみれば明らかでしょう。人間(特に日本人)は恨みや妬みを持ちやすい生き物だと個人的には感じています。稼げば稼ぐほど羨ましいと思われるのと同時に、恨まれやすくもなります。恨まれるとどうなるか。SNS上で攻撃されます。先述したイケハヤ氏やクニトミ氏もよく攻撃されてその報告をSNSでしているのをよく見かけます。中には殺人事件に発展したこともありました(これは被害者をバカにしたような発言をしたことが原因とも言われていますが)

誹謗中傷をされても裁判をすれば良いと考えている方がいるかもしれませんが、そういう問題ではないと個人的には思います。確かに、誹謗中傷に関する訴訟は法律面で色々整備されていくと思うので以前よりもハードルは下がると思います。しかし、誹謗中傷されないに越したことはないです。裁判はコストも時間もかかりますし、相手が無一文であればお金は取れません。溜まったストレスを解消するのも大変です。最悪ストレスが原因で体調を崩します。そうなるとビジネスができなくなります。無名のうちから恐れることはないと思いますが、稼げるようになるためにはどんどん自分を売り込んでいかないといけないですし、そうなると必ず叩く人間が出てきます。これは今後も避けられないと思います。そのリスクを背負って月に100万稼ぐ覚悟はありますか?という話です(しかも稼げるのは一握りです)。

もう1つは、ネット上にネガティブなコンテンツが残り続ける可能性があるという点。数十年ビジネスを行っていく必要があると考えたときに、考えたくはないですがビジネスに失敗し、企業に就職する可能性というのもゼロではありません。そうなったときに、採用担当者は志願者の経歴を調べるために名前で検索するかもしれません。もしそこに、アンチが作成したコンテンツがあったらどうでしょうか。またサジェスト欄に「怪しい」「炎上」という言葉が表示されていたら採用担当者はどう思うでしょうか。

自分ではまっとうなビジネスをしているつもりでも、この業界に怪しい人が多いのも事実ですし、恨み妬みを持った人間が悪気なくネガティブなコンテンツを投稿して、それがずっと残り続けてしまうことも考えられます(デジタルタトゥーと言ったりもします)。もちろん気にしない担当者もいるとは思いますが、できることなら避けたい所です。

あるいは、住居を購入したり、新しくやりたいことが見つかってローンを組んだり、銀行から借り入れをする必要が出てきたときに、担当者がネガティブなコンテンツを見つけた場合、審査が通らない可能性も十分あり得ます。銀行の担当者がネット界隈の事情を把握しているならまだいいですが、「なんかこの人怪しそうだからやめておこう」となんとなくで判断されることも十分あり得ると思います。

このように、To Cのビジネスは意外とリスクが高いと個人的には考えます。

■B to Bは恨み妬みもなく、個人はしっかり守られる世界。そして取引が大きくなれば大きく稼げる

会社間取引であれば、あくまでも先方の担当者は、会社員としてやるべきことをやることだけに注力します。ですので、あなたがいくら稼いでいようが、会社がいくら儲けていようが、その人から妬まれることはありません。また、ネット上にあなた個人のネガティブコンテンツが残ることもまず起こりません(不倫行為や横領などよほどのことをすれば別ですが・・・)。

また資産においても、株式会社であれば出資した資本金以上の損失を個人が被ることはありません。仮に大きなミスをして数千万円の損害賠償責任を負っても個人が払うことはありません(このあたりは専門的な話なので割愛します)。しかし、個人事業主はいわゆる無限責任なので、万一訴訟問題に発展し、裁判に負ければ個人が青天井でその債務を負うことになります。

さらに、取引が大きくなってくれば当然役員報酬の金額も大きくすることができます。一人会社であれば、会社の純利益も実質経営者のものと考えて差し支えないです。会社に資金を残す必要がなければ、全額役員報酬にしても全く問題ありません。仮にSEO対策が得意で月額10万円のプランを10件契約してもらえればそれだけで100万の売上です。SEO対策の利益率は高いので、80万は役員報酬としても問題ないでしょう。

個人で月80万稼ぐには相当な時間がかかります。そして先述した様々なリスクがあります。

個人事業主として個人相手にネットビジネスを行うか

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