タイ料理に落ちる。日々の生活の重要なアクセント。

もちろん日本料理は美味しい。大好きだ。
しかし、日本料理とタイ料理を較べてどちらが好きか、という問いは意味がない。
使う素材が余りに違いすぎるからだ。
日本料理は自然の素材を活かし、素材の旨みを味わう事を本旨とする。
一方、タイ料理においては香辛料は欠かせぬものであり、複数の香辛料と素材が醸し出す味わいが人の味覚を蠱惑し脳を揺さぶる。

顕著な例として大麻がある。大麻解禁により現在様々な社会問題を起こしているタイであるが、はるか昔から一般的な素材として大麻がタイ料理に使われており、市場で普通に売られてきている。

私が好きな香辛料をあげると、ガチャイ、生胡椒、バイマクー、ガパオ等々。我が家の食卓では、これらの香辛料を使った料理が日常的に供されている。
香辛料の変化が、読書、筋トレ、音楽の単調な日々のアクセントになり脳を刺激してくれる。

ここで過去1週間ほどで供された料理を紹介したい。

いんげんと豚ひき肉の味噌炒め
日本の味噌を使った和風料理
ガチャイとガパオの炒め物
生姜科の中でも最も薬効が高く、独自の香味を持つガチャイとガパオの超絶香辛料の組合せは風味絶佳。
昼食はいつも最低2品が供される。

焼きそば
タイはとにかく麺の種類が豊富。この日は本格中華麺で焼きそば。
夕食はいつも軽く、麺類が多い。

豚肉ひき肉だんごと豆腐のスープ
団子はもちろん自家製。干しエビの風味が好ましい。
目玉焼きのタマリンドソース和え
さっぱりとした一品。食欲がない時でもパクパクいける。

野菜天ぷらとざる蕎麦
天ぷらの衣が硬すぎて少し失敗作か。蕎麦が安く手に入るのはありがたい。蕎麦つゆは鰹だし、醤油、酒で作る。

鳥の甘酢炒め
甘酢とトマトの相性が良い。
オリジナルピケンのゲーンカリー
カリーを作る時は、出来合いのカレー用ピケン（調味ペースト）を使うタイ人が多いが、これは数種類のピケンを組み合わせたオリジナルカリー。

花弁の豚肉炒め
この時期に出回る食用の花を丸ごと炒めた一品。香りが清々しい。今しか食べれない季節料理。
自家製肉団子と瓜の和風煮込み
味はほぼおでん？美味しい。

リタイア前、日本で暮らしていた時よりも食生活ははるかに充実しており、毎日の食事を楽しみに待っている。こんな事は私の生涯を通じてついぞなかったことだ。