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対戦ゲームの上手さと強さ

team fortress 2の6v6(6人チーム同士)というレギュレーションで10年間遊んできた節目として、
対戦ゲームにおける上手さと強さについて思ってることをどのゲームにもできるだけ通じるように書き出すことにしました。

私は上手さとは万全の態勢で引き出せる知識や判断、要はペーパーテストの点数のようなもの、
強さは体調の良い悪い、時間制限、プレッシャーや妨害を受ける状態で上手さをどれだけ引き出すことが出来るか、と考えています。

上級者になればなるほど当然、上手さはほぼほぼ上限まで持っているので、お互いが万全の態勢でぶつかればどちらが勝つか分からない。と、なれば相手に思った通りの動きをさせない戦いに持ち込む事が勝利への近道。そこに強さが関係してきます。

対戦ゲームは100点満点を出すほうが勝つものではなくて、相手より点数が上回れば良い。中でも上級者達は一番点差が開いているタイミングで仕掛けることが出来ます。
極端な話、25点だろうが勝つことはあります。ですが、いつまでも25点で勝負することは出来ません。

これから伸ばす上手さと強さ

上手さはゲームのルール、仕様、ゲームシーンの流行りなどを理解するのが伸ばす早道。これは人に教えてもらってもある程度伸ばすことができます。
強さはAIM、判断の早さ、ハンドスキル、味方への報告、連携などを体に染み込ませるのが伸ばす早道。これは自身(達)の努力した分だけしか伸びません。

ここで図に例を示して人にあった伸ばし方を考えてみましょう。

Aはゲームへの理解度は高いが強さが足りていません。メンタルトレーニングやAIMの見直し、判断の早さを重点において練習するべきです。
Bは強さは足りているが上手さをもう少し補えます。リプレイを見て判断の正確さを鍛えたり、今の流行りに合った動きを取り入れるべきです。
Cはゲームを理解し始めた所だと言えます。上級者のプレイヤーから行動の意図を聞いたり、それを実践するための練習をするべきです。
Dはまだゲームを始めたばかり。ゲームの中の自分をある程度思い通りに動かせるようになるべきですし、ゲームのルールや仕様、マップをよく知るべきです。
CとDはもっとそのゲームに触れ経験を増やしていくことで上達しますが、
AとBは経験で伸びる伸びしろは殆ど無いと言えます。

強さを測る為のscrim(試合形式の練習)

作戦を練りに練ってさあどうだ!とscrimしても結果はイマイチ…であったとしても、作戦をどこまで実行できたのか、相手の対策は本当に正しいものだったかを考えるべきで、
見るべきは結果ではなく相手のリアクションや自分の行動の過程です。

どんなに美しくて無駄がない作戦も実行することが難しい、では意味がない。
泥臭くて無駄だらけでも簡単に実行できて相手の虚を突けるなら素晴らしい。
手札をたんまりと用意して素早く切っていく、それをscrimですべきです。

対戦におけるfragmovie(スーパープレー)

この文を読んでるならまずスーパープレーの動画を見る機会があるはずです。
これもスーパープレーをした側の視点と同じぐらい相手側に立って見るといいです。
相手がプレッシャーに耐えかねたアクションに対してリアクションしているものなのか、
相手が自由に行動できている時にゴリ押ししているものなのかで自分に足りないものが見えてくると思います。

最後に記事の紹介

最近読んだ記事の中で一番腑に落ちた記事を紹介して終わりたいと思います。

<前編>【プロゲーマー・LazのCS:GOステップアップ講座】第1回 うまくなるために大切なこと

これもFPSゲームに限らず通用すると思うのでぜひ前後編両方読んでほしいです!

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