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わたしの身近な移動手段は近鉄奈良線です。終着駅の奈良には、東大寺、興福寺、春日大社など歴史的建造物が隣接する奈良公園があります。


公園には観光客に人気の鹿が、約1200頭も生息しています。奈良の鹿は国の天然記念物に指定されている野生動物ですが、毎年5月中頃には子鹿の出産ラッシュを迎えます。

鹿愛護会の調査によると、可愛いバンビは約230頭も生まれたそうです。




近鉄奈良線の車両は、ドル箱の奈良公園をPRするために、ボディ、車内吊り、吊り革、シートにいたるまで、鹿づくしです。


生まれ年、月、日のすべての十二支が午(ウマ・馬)のわたしが乗車すると″馬鹿″になります。



馬鹿の語源には諸説ありますが、『暮らしのことば新語源辞典』(山口佳紀編 講談社)を紐解くと

「サンスクリット語bakaまたはmoha(無知・迷妄の意)の音写「莫迦」「慕何」から転じたという説が有力である。「馬鹿」は当て字。」
         とあります。

引越ししない限り、無知蒙昧から逃れることができないようです。せめて「鹿を逐う者は山を見ず」(一つのものに夢中になっていると全体が見えなくなること)にならないよう、自戒するばかりです。

#近鉄奈良線 #奈良公園 #馬鹿
#国の天然記念物 #鹿愛護会 #バンビ

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