現代を生きる、日本人の忘れもの

私は銘酒で心を浮遊させるのと同じくらい、活字の世界を彷徨うのが好きです。

積読の中から、新書版を抜き取りました。
「日本人なら知っておきたい、日本の伝統文化」（吉村均著）です。

民族学、宗教学、倫理学の視点から、日本人の心を探っています。

カバーのリードコピーに、本の内容が凝縮されています。

現代の私たちたちは日本の伝統文化をあまりにも知らない。それは明治時代に西洋の知識や技術を取り入れるためにつくられた、学校教育や近代の学問が、日本の文学や歴史を、私たちの心から切り離して論じてきたからだ。

伝統的な日本人の心のあり方や死生観は、どのようなものだったのか。いま私たちが伝統的と思っているものの多くが、いかにして明治に入ってからつくりだされてきたのか。

民族学や宗教学、倫理学等の観点から近代以降に日本人が見誤り、見失ってきたものを掘り起こす。

#日本の伝統文化

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