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カウンセリングによくある誤解①ーカウンセリングって深刻なもの?

カウンセリングのイメージってどのようなものでしょうか?
カウンセリングはだいたい個室で行われるため、日常の中で通りすがりにカウンセリングをしていることを見かけるということはまずないですよね。映画やドラマでもあまり描かれているのを見たことがありません。
実際のカウンセリングの場面というものを見聞きする機会は非常に少ないと思います。

そうなると困っていることを相談するのだから、カウンセリングって深刻な雰囲気なんだろうと思われるのも想像に難くありません。
自分の悩みを話したら何か自分の悪いところを指摘されるのでは、とか、難しい話をされるのでは、などと不安に思われるのも当然だと思います。

しかし、実際のところカウンセリングの雰囲気は、深刻な場合ももちろんありますが、思わず笑ってしまったり、クライエントさんと一緒にしみじみ嬉しくなったり、様々です。

カウンセリングはカウンセラーとクライエントさんの人間関係ですから、その場の雰囲気はカウンセラー、クライエントさんの両方の雰囲気や持ち味、テーマ、その日の話題や体調、など様々な要因で決まります。
困っていることを話すばかりではなく、うまくいっていること、工夫できたことについて話される場合もありますし、今興味のあることから話が広がったり、自分にとって推しがどのような存在なのかという話題から自分についての理解を深めるなど、カウンセリングで話される内容も様々です。

私はその日のクライエントさんがどんな気持ちで、どのような話題を持ってこられるのかな、と不安と緊張と好奇心が入り混じった気持ちでお迎えしています。
それくらいカウンセリングの雰囲気は変化するものだと思っていただいたらと思います。

それに、カウンセリングの中で何か嫌な気分になったり、話が難しくてわからないと思った時には率直にカウンセラーに言ってみてほしいと思います。
カウンセリングはカウンセラーとクライエントさんの双方がその場にはたらきかける力を持っています。
どちらかが我慢して話を聴かなければならないとか、嫌なことに耐えなければならないということはありません。いまのこの状況は何が起きているのか、どうしたらその状態から抜け出せるかを話し合うのがカウンセリングです。

ですから、カウンセリングを受けてみたいけどなんだか難しそうと気後れしてしまう方には、そんなことばかりではないですよ、とお伝えしたいと思います。ぜひ少し勇気を出して試してみていただけたらと思います。


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