牛スジ肉

牛のスジ肉を買ってきて、一度茹でこぼして、後は生姜のスライスと一緒にコトコト甘辛く柔らかくなるまで炊いて、玉ねぎも炊く。これをご飯にかけて牛スジ丼にして楽しむのだが、わざわざ牛丼屋に足を運ぶ必要性をあまり感じない。そもそも例のコロナウィルスで外出を手控えるようになったから余計にそうだ。煮汁が余っても、その煮汁を使って肉じゃがにしたら、中々乙な味に仕上がる。牛スジは柔らかくなるまでには時間が掛かるのだが、私はニートだから時間だけは沢山あるから大丈夫なのだ。

牛スジは牛スジ丼ばかりが専売特許ではない。それこそカレーライスやビーフシチューにと大活躍なのだが、家で仕込んでるなんちゃってなデミグラスソースの仕込みにも欠かせない。本当はデミグラスソースの缶詰を買った方が手っ取り早いし、原価も安く上がるし、確かに味も悪くはないのだが、やっぱり一味物足りない。少し手を入れれば改善されるから問題はないんだが、どうせだったら、我が家でもたまには洋食屋の味を楽しみたい。何せこちらはニートだから暇なのだ。金は無いが時間だけはある。

牛スジはしっかり焼いて、炒めた香味野菜とトマト、赤ワイン、ブーケガルニなどと一緒に、灰汁を取りながらひたすら長時間煮込む。それをザルで濾して、更に焼いた牛スジと炒めた香味野菜を加え、継ぎ足しては煮込んでは濾すというのを繰り返して、最後にブラウンルーでとろみをつけて作っていくのだが、ぶっちゃけ、勿体無くて他人には食べさせたくない。お前は何てケチなんだと言われそうだけど、それは作ってみればいい。やればわかるから。仕込むのに最低限4日はどうしても欲しい。それだって短すぎるのだ。本当は1週間以上を丸々費やして作るソースだったりする。家ではデミグラスソースを仕込んで冷凍しておいて保存しておいて、量が減ったなと思ったら、デミグラスソースを仕込んで継ぎ足して、それをまた冷凍して保存している。勿論、ここで濾した残りカスは棄てないで色々な料理に使う。我が家ではコンビーフのように使う場合が多い。




右や左の旦那様、人生オワコンの中年ニートのキモいオッサンにも、お恵みを.... 愛の手を... と書いてみたけど、こんな糞ニートをサポートする奇特な方などおりますまいが、それでも人生オワコンの引きこもりの糞ニート、出来るだけ面白い記事を書くように頑張ります....