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「比企のリスクマネージャー」としての役割を果たす ~株式会社三愛保険事務所(埼玉県比企郡嵐山町)~


使命は「保険を正しく普及する」こと

株式会社三愛保険事務所は、埼玉県比企郡嵐山町に拠点を置き、主に比企地域(東松山市及び比企郡)を商圏とする保険代理店です。

同社の社名にある「三愛」とは、「人」「自然」「社会」への3つの愛を意味しています。現社長の登坂さんは、創業者の思いに保険の持つ社会的役割を加えて、社名をそのように捉えているといいます。

「当社の企業理念は、『保険を正しく普及し、社会生活や企業経営の安定化・効率化・活性化に貢献する』です。保険代理店の仕事は、利益だけを考えて単に保険を売ればいいわけではありません。保険を正しく普及することによって、将来の不確実性に対する不安(破産や倒産等)を和らげ、経済活動を安定化・効率化・活性化させるという社会的な役割があると考えています。『正しく普及する』とは、お客さまのありたい状態を一緒に考え、家計リスクや事業リスクを調査し、その状態に合った保険を手配することとしています。」

保険を正しく普及するには、保険を扱う人や会社自身が適正なリスクマネジメントを行う必要があるというのが登坂さんの信念です。
三愛保険事務所では、「比企のリスクマネージャー」として、持続可能な会社であるための組織改革に取り組みはじめているのです。

株式会社 三愛保険事務所 登坂社長

組織改革への挑戦

同社の大きな特徴は、組織的な営業体制(チーム制)にあります。
現在、多くの保険代理店では歩合制を採用し、営業担当者が自分の担当のお客さまだけにしか責任を持たなかったり、個人の人脈に頼ったりするような営業が行われているといいます。

歩合制は成果しだいで大きな報酬を得られる魅力がありますが、営業担当者の職業倫理が未熟である場合、成果にこだわるあまりにお客さまの意向が汲まれないリスクがあります。また、担当者でなければ対応してもらえないといったリスクもあるそうです。同社ではこうしたリスクを、避けるべき「経営リスク」であると捉えています。

チーム制への転換に取り組んでいる理由を、登坂さんは次のように語っています。

「保険事故(保険の対象になるような事故)が発生したときに、担当者でなければ分からない、担当者が退職して後任の担当者が不明、代理店自体がなくなっている…。このようなことがないよう、保険代理店は一つのチームとしてお客さま対応ができるように変化していかなければなりません。リスクの専門家である保険代理店自体が、こうした経営リスクを積極的にとるのは好ましくありません。自社のリスク管理ができていてこそ、お客さまのリスク管理に携わらせていただけるものだと考えています。」

自社のリスク管理ができていてこそ、お客さまのリスク管理ができる

登坂さんは6年前までは保険会社に勤務しており、保険代理店を担当指導する仕事をしていました。あることをきっかけに、担当先の一つだった三愛保険事務所の経営を引き継ぐことになったといいます。現在は、三愛保険事務所の社長として、保険会社の社員時代に「代理店経営はこうあるべき」と考えていた経営に、自らチャレンジをしています。

「私は保険の機能、社会的な役割が好きでこの業界にいます。だから、保険を正しく普及したい、正しく普及できる人材を育てたいと思っているんです。」

3つの愛には「保険」への愛も入っているのでは?
そう感じるほど、登坂さんの言葉の端々から保険への強い想いと、保険に関わる者としての誇りが感じられました。

“One for all , All for one”

同社のもう一つの大きな特徴は、この業界には珍しく営業担当者が若手主体であること。保険代理店の営業担当者というと年配の方が多いというイメージがありますが、必ずしもそうではないようです。
4年前から同社でアルバイトを始め、昨年、正社員になったOさんにお話を伺いました。

同社での仕事はチーム制に支えられている

「保険代理店の営業担当者の中には『24時間365日お客様のために動きます』という人もいます。でも私はそういう働き方は苦手で、ワークライフバランスを重視したいタイプです。緊急性の高い場合以外は業務時間内に仕事が終わるように、なるべくお客様を訪問する日をまとめて、それ以外を内勤日にするようにしています。割合でいうと、社外にいるときと社内にいるときが7対3から6対4くらいでしょうか。資料はクラウドで管理しているので、出先でもアクセスできますし、社内にいる社員に資料作成をお願いすることもできます。逆に私が別の営業担当者の資料を代わりにつくることもあります。また、誰かが休みのときに、お客様から相談に対応することもありますね。」

こうした働き方ができるのもチーム制があるからといえます。こうした働き方ができるのもチーム制があるからといえます。

チーム制には社員同士のコミュニケーションが大切

「管理、営業、事務…それはあくまで業務上の役割であって、立場的な優劣はありません。チームスポーツのポジションと同じです。共通目標を達成するための役割分担です。営業担当者がお客さまからご契約いただいたとしたら、それは社員全員のチームプレーでいただいた会社の成果です。ゴールを決めたストライカー1人が仕事をしたわけではありません。マネジメントが試合を成立させ、監督が戦略や戦術を決め、メンバーが役割をこなした結果のゴールです。それぞれが競技ルールや勝利のための条件を理解し、チームの規律を守り、責任を持って役割を果たすのが仕事です。」

登坂さんはそのように強調します。

保険代理店の組織化を実現するために、登坂さんが社長に就任してから、半年ごとに実施している社員研修があります。企業理念や経営理念、金融事業、保険業界、保険代理店ビジネス、職業倫理、営業の原理原則、事業計画などに至るまで、営業を休業してまで行われるそうです。また、研修に全社員が参加することで、仕事に関する価値観を共有する機会にもなっているといいます。

全社員で定期的に研修を行う

同社独自の研修についてOさんは次のように語ってくれました。

「もうすっかり憶えてしまっているものもありますが、半年ぐらいするといつの間にか忘れたり、独自の解釈を加えてしまったりしていることもあります。そういうもののふり返り、気づきの時間になっています。チームで動いていると自分が休みの日でも他の社員に対応してもらえたり、資料づくりをお互いに助け合えたりできるので働きやすいです。それも社内でコミュニケーションが取れているからだと思います。研修はこうしたコミュニケーションの土台にもなっていますね。」

成果としては「まだまだ」と登坂さんは口にしますが、確実に社内に根付いてきているようです。

こんな人に来てほしい!

「保険は事故や災害、疾病などから身を守るためのものではありません。保険事故による経済的な損失を、契約の範囲で埋めるものです。保険はあくまでリスクマネジメントの選択肢の一つです。」

そう前置きしつつ、登坂さんは求める人材像について次のように話しています。

保険代理店の仕事には高い職業倫理が求められる

「お客様のありたい状態や抱える不(不満、不足、不便、不利、不快、不安など)を把握し、それが保険で解決できるものであれば適切な保険をご提案することになります。そのとき、保険も含む金融商品の購入は、お客さま自身の責任で決めていただくことが大切です。保険代理店の社員には、こうした保険の機能や役割をしっかりと理解し、お客さまにもしっかり理解していただく力が求められます。そのため、職業倫理を高く持てる人、ルール(自己のリスクマネジメント)に厳格な人が向いているといえるのではないかと思います。身の回りの整理整頓ができることも、その大切な素養といえるかもしれません。」

厳しい要求のようにも聞こえますが、それも保険を通じてお客さまの生活や社会の安定化に貢献したいと考えるからこそ。保険代理店の社員が職業倫理を高く持ち、正しく行動できるようになれば、同社の企業理念である「保険を正しく普及する」ことにつながります。

地域で仕事をすると地域のことが好きになる

同社でもっとも若手のOさんは、仕事のやりがいを交えつつ、こんな話をしてくれました。

「仕事ということに関しては登坂がいうとおりです。歳が上か下かは気になりませんが、チームプレーなので、一緒に働くことを楽しめる方だといいですね。社員の中にはかつて車の整備士だった方もいるので、車好きは大歓迎です。それと地域を絞って仕事をしていると、地元のことをよく知ることができるので、だんだん地元のことを好きになっていきます。こんな近場にこんないいところがあったんだとか、こんな飲食店があったんだとか。また、お店の人と知り合って、そのつながりでまた次の人に出会ったりします。そういうふうになっていくと休みの日に普通に生活していても楽しくなっていきます。地域を知って、地域に愛着が湧いて、こういう地域で仕事をしているんだと感じます。同じように仕事を楽しめる方と一緒に働きたいですね!」

仕事だけでなく、地域での生活も楽しめる。
仕事のやりがいとともに、茶目っ気たっぷりに語ってくれたOさんの言葉が印象的でした。

【こんな人と働きたい!】

・職業倫理を大事にできる
・身の回りの整理整頓ができる
・チームプレーが好き

経営者様に聞きました

Q 一言でいうと貴社はどんな会社ですか?
保険を通じて、社会生活や企業経営の安定化・効率化・活性化に貢献する会社です。

Q 貴社の特長、PRポイントを教えてください。
保険会社認定基準の保険代理店モデルのお店です。若手中心のチーム制会社です。保険は売るのではなく、お客様の意向をもとに、引受審査を行い、保険を手配する仕事です。

Q これからの会社のビジョンはなんですか?
専門性の追求を行い、コンサルティング業としての保険代理店を確立する!
属人的なお付き合いのご契約ではなく、保険本来の機能でお客様の課題を解決し、その付加価値において報酬をいただける会社でありたいと思います。


Q これからの会社の成長のためにどんな人材を求めていますか?
「事業の保険は、三愛保険。」を具現化するホールセール部門を担える人材を求めております。具体的には、お客様の経営意向、ビジョン、経営指標を共有し、安定経営のためのリスクファイナンス(保険へのリスク転嫁)をお手伝いできる人材です。

Q 社員には会社の成長にどんなふうに関わってもらいたいですか?
目の前の作業をこなすことを仕事とせず、目標を共有し、役割を持ったスタメンとして一緒にサポーターを沸かせてほしいと考えます。

Q メッセージをお願いします
この業界に向いている人は、ルールに厳格で、整理整頓ができる人(自らのリスク管理ができる人)です。目的意識が強く、目標を逆算し、やるべきことを考えることができる人は、よりやりがいを持った保険ビジネスができると思います。


【プロフィール】
代表取締役 登坂 茂雄(とさか しげお)
休日の過ごし方:家と車の掃除。資格取得のために勉強をしています。

若手社員の方に聞きました

Q 一言でいうと貴社はどんな会社ですか?
ワークライフバランスを大事にしながら働ける保険代理店の会社です。

Q 入社を決めた理由、きっかけを教えてください
過去に損保の仕事をしていたことがありましたが、退職し別の仕事をしていました。その際に以前の損保会社で同期だった先輩社員から声をかけていただき、最初は副業のアルバイトとして入りました。

Q この会社を選んで良かった、この会社のココが好きと思うことは何ですか?
営業社員の年齢が30代と、業界内でも若手で構成されており、普段から相談や連携が容易にできる点は非常に働きやすく感じます。また、この業界では個人事業の延長線上の代理店が多い中で、三愛保険事務所は組織化を目指している点で大きな差があると感じます。

Q 仕事を通じてどのように成長していきたいと思いますか?
保険を正しく普及すること。を意識して活動していると、三愛さんはしっかりしている!とお褒めの言葉をいただく機会が多々あります。ルールを守り、最大限のパフォーマンスを発揮できるようになれればと思っております。

Q 「この会社に入るとこんな成長ができる」と思うことは何ですか?
保険営業=よく言えば裁量営業、いわゆる独学と人脈で営業を覚えるような業界だと思います。三愛保険事務所では、先輩方のサポート体制もしっかりしており、実務でも座学でも基本から学ぶことができるため、大幅なスキルアップが望めると思います。

Q メッセージをお願いします
募集人の高齢化のなか、三愛保険事務所は若手のメンバーで会社組織として保険パーソンとしてのノウハウを学べます。私生活でも役立つ知識も付きますので、保険だからと難しく考えずに検討のうちに加えていただけますと幸いです。

【プロフィール】
係長(1年) Oさん
休日の過ごし方・趣味:自動車レースに出場すること(年4回ほどあるレースに有給休暇を使って出場している)

基本情報

・企業名 株式会社 三愛保険事務所
・所在地 〒355-0221 埼玉県比企郡嵐山町菅谷566番地8 三愛プラザビル
(GoogleMAP→)https://maps.app.goo.gl/1GVmT3jTDSx75ZyH9
・設立年 1997年
・事業内容 損害保険代理店業、生命保険の募集に関する業務
・従業員数 9名(2024年5月現在)
・ホームページURL https://www.sanai1977.com/



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