カツヤ【HSPかも】

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敏感な心の崩壊と再生:26歳、100時間の残業、そしてうつ病

序章: 26歳、夢と現実の狭間で 26歳、システムエンジニアとして働いていた私は、夢と現実の狭間で揺れ動いていました。一方で仕事においてはHSP(Highly Sensitive Person)の特性を活かし、多くの成功を収めていました。しかし、その特性が私に大きな疲れをもたらしていました。 第一章: 疲弊の始まり 月に100時間以上の残業。この数字は多くの人にとっては驚愕の数字でしょうが、私にとっては日常でした。さらに会議や業務での失敗が続き、人格を否定されるような論理的な

    • システムエンジニアとHSP:敏感さがもたらすメリットとデメリット

      システムエンジニアにおいても、HSP(Highly Sensitive Person)の特性が持つ影響は少なくありません。ここでは、その特性がこの職種でどのようなメリットとデメリットを持つかについて考察します。 メリット 細かいバグの発見 HSPの人々は、微細な違いに敏感です。これがコードのレビューやデバッグ作業において、細かいバグや不具合を発見する能力につながります。 コミュニケーション能力 HSPの特性によって人々の感情やニュアンスを敏感に感じ取ることができます。こ

      • HSPとは?サラリーマンの日常を例に解説

        HSPとは?サラリーマンの日常を例に解説HSPという言葉を耳にしたことがありますか?HSPは「Highly Sensitive Person(非常に敏感な人)」の略で、外部刺激に対して特に敏感に反応する人々を指します。彼らは日常のさまざまな状況で感じることが多く、それがときにはストレスや困難を生むこともあります。 では、具体的にHSPのサラリーマン男性は日常でどのようなことを感じるのでしょうか?以下にいくつかの例を挙げてみます。 オフィスの明るさ オフィスの蛍光灯の明るさ

        • 曇った心に差し込んだ光:HSPという名の解放者

          「気にしすぎ」「神経質」と言われることに慣れていました。これが男として、特にプロフェッショナルとしての私の長所か短所かを疑問に感じる日々が続いていました。しかし、ある日、一本の電話が全てを変えました。 この日、長い付き合いのある知り合いから突然の連絡がありました。普段は楽しい話題で盛り上がることが多いのですが、その日は違いました。彼は私に「HSP(Highly Sensitive Person)」という概念について教えてくれたのです。 「君はHSPなのかもしれない」と彼は

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          感じすぎるエンジニア:「気にしすぎ」と言われた日々からの解放

          私は29歳のシステムエンジニアで、HSP(Highly Sensitive Person)と双極性障害を持っています。HSPとは、一般的に周囲の環境や人々の感情に非常に敏感な人々を指します。職歴は6~7年にわたりますが、この特性が明らかになるまでの日々は、とても窮屈でした。 「気にしすぎ」「神経質だね」とよく言われていました。特に男性として、このような特性はなかなか受け入れられず、「男らしくない」とまで言われることもありました。正直、そのたびに自分がどこか間違っているのではな

          感じすぎるエンジニア:「気にしすぎ」と言われた日々からの解放

          感じすぎるエンジニア:HSPと双極性障害を武器にしたサクセスストーリー

          人々が良く言う「感じすぎる」ことは本当に呪いなのでしょうか?それとも、これは隠れたスーパーパワーなのか。私は29歳のシステムエンジニアで、HSP(Highly Sensitive Person)と双極性障害を持っています。この記事では、これらの特性がどのように私の人生とキャリアに影響を与えているか、そしてそれをどう「武器」にしているのかをお話しします。 6~7年の職歴を持ち、それなりの経験とスキルを蓄積していますが、それでも私は精神的な問題で3回の休職を経験しました。一時は自

          感じすぎるエンジニア:HSPと双極性障害を武器にしたサクセスストーリー

          もう少し自分にも優しくしていいんですよ。―「セルフ・コンパッション クリスティン・ネフ」より

          はじめに本記事では著書「セルフ・コンパッション」についての説明、セルフ・コンパッションを構成する要素を説明します。また、日常生活においてつい自分に厳しくなりがちな人が力を抜いて暮らせるようにと考えているため、本記事ではセルフ・コンパッションの構成要素と具体的な実践方法に焦点を当てて説明します。 紹介する著書 セルフ・コンパッションとは  セルフ・コンパッションとは自分に対する思いやりのことです。また、セルフ・コンパッションは3つの要素から構成されておりその3つの要素を実行す

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          傾聴ムリ。コミュニュケーション難しすぎ。

          傾聴って相手の言動を俯瞰して認識して、さらにその情報から想像力を働かせてベストな相槌を打つってことなんだけど。 それってそもそも 相手の言動を第三者的な視点で認識する認知機能 相手の言動から相手の本心を考える想像力 想像力のもととなる今までの人間とのやりとりの経験 傾聴にはその3つが必要で、相手の言動を正しく認識する認知機能と相手のことを察する想像力もIQとか地頭?のようなモノが影響してそうだから….テクニックを駆使すれば傾聴ができるとは限らないところが難しいところ

          傾聴ムリ。コミュニュケーション難しすぎ。

          本当に話を聴けてますか?傾聴について―「傾聴の基本 古宮 昇」

          最初に  本記事では「傾聴の基本 古宮 昇」から傾聴についてのポイントなどを記載します。  昨今は様々な書籍•動画•インターネットの記事で「傾聴」という言葉を耳にしますが、実際に「ただ人の話を聞く」だけでなく「傾聴」までできている人はどれだいるでしょうか?  どうやら、ただ傾聴のテクニックを使うだけでは傾聴の本質をとらえてないようです。  本記事は、まず「傾聴」のテクニックについてざっくりまとめます。 傾聴のテクニック 傾聴とは以下の要点をおさえてコミュニュケーションをとる

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          HSP特有の罪悪感から解放されませんか?―鈍感な世界に生きる敏感な人たちより

           本記事では著書「鈍感な世界に生きる敏感な人たち イルセ・サン」より、 HSPの敏感な気質からくる罪悪感について紹介したいと思います。 その罪悪感って必要?→おそらく必要じゃありません。 突然ですが皆さんは罪悪感を感じたことはあるでしょうか。おそらく、ほとんどの人は「はい」と答えるでしょう。しかし、さらに踏み込んで、どんな時でも罪悪感に苛まれていますかと尋ねるとその答えは分かれると思います。その中でも「はい」と答えるあなたに向けて本記事を書きたいと思います。  HSP気質の

          HSP特有の罪悪感から解放されませんか?―鈍感な世界に生きる敏感な人たちより

          HSPなあなたの不安は「コラム法」で何とかなるかも?―こころが晴れるノートより

          はじめに 皆さんは大なり小なり「不安」を感じることはあるでしょうか? 例えば「明日の仕事のプレゼンが失敗しそう」、「恋人が私をどう思っているか」、「お金がないけどこの先やっていけるかどうか」など様々な不安があると思います。本記事ではそんな不安に対しての認知療法を用いた対策である「コラム法」を著書 「心が晴れるノート 大野裕」から紹介します。 目次問題解決の糸口 認知とは 認知療法では 怪しいですよね? コラム法実践 コラム法とは 1.状況 2.気分 3.自動

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          価値があるから人に好かれると思っているHSPの心理について

           著書「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」を読んで、「価値があるから人に好かれると思っているHSP」について考える。 HSPが気に入られる理由  ひとに気に入られるHSPがいるのは、HSP自身が自分に価値をつけようと自分自身をルールで縛っているからであると考えられる。 そのルールは「どんなことでも頑張らなきゃいけない」、「人に弱みを見せない」、「他人を思いやるべき」といったようなことだ。  著書によるとこのルールは先天的な場合もあれば人から言われた言いつけのように後天的なも

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          不安で不安で不安で不安で不安な正体と対策

          今日も不安で眠れません。でも、昨日の不安よりかは全然ましです。 私はそんな不安の正体を明らかにすれば、スムーズに眠れる日が来るのではないかと思っております。 不安の正体と対策の二つを書いていきます。 1.不安の正体  不安の正体について考えた時に真っ先に思い浮かぶのは、苦手な人や不快な環境のような外的要因だと思います。しかし、冷静に考えると不安を感じた瞬間に、苦手な人は嫌なことを言ってきたでしょうか?不快な音や臭いはしているのでしょうか?きっと違うと思います。不安を感じ

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          不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で眠れない夜に考えること

          私には不安で不安で不安で不安で不安で不安で不安で眠れない夜に考えることは色々あります。 1.不安で眠れない時に何を考えるのか  例えば日曜日の夜には、月曜の朝から滞りなく仕事が出きるかを考えて何度も何度もシュミレーションをします。そのシュミレーションはいつでも不完全で、悪夢をみる時と同じようにいつもいつも失敗するビジョンで現実に引き戻されます。ただ、実際そんな心配ごとが起こることは稀有です。じゃあなぜ、失敗を想像して不安になるのだろうか。 2.不安の原因である「失敗」を

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