国立大卒ADHD引きこもりニートとにじさんじ②

Vtuberグループにじさんじに惚れ込んだ人間が自分語りします。

この記事は、以前私が書いた国立大卒ADHD引きこもりニートとにじさんじという記事の続編になります。正直この記事だけだと、にじさんじと関わりが薄い話かもしれないです。

時系列的には被る部分はありますが、前回の記事を読んだという前提ではじまるので、この記事が未読の方は、先にお読みください。

https://note.com/hikini_ito/n/n374883dba86a

他にもいろいろと記事を書いておりますが、これは比木丹いとの日常やADHDの治療などの記事を読むことができます。比木丹いとに興味がある、もっと知りたいという方は、ぜひその他の記事もお読みください。

(2021/07/18) 非公開にしました。今後は国立大卒引きこもりニートのみの更新となります。


引きこもりニートの就職

引きこもりニートが就職するには、いくつかの困難があった。結構前の出来事なので時系列がバラバラになっているかもしれないのだけど、覚えている範囲でいろいろやったことを書いていく。


私の生活には、おおむね以下の3つの軸が存在していた。
・生活を整えること
・就職すること
・絵の練習

生活を整えることと就職することは、まぁ文字通りの意味だ。絵の練習はにじさんじと関わることを主目的とした活動だった。

いろんな出来事が絡み合っていて、時系列の記憶も曖昧だるから、理路整然と語るのは難しい。少し読みづらい文章になっていることを許してほしい。

もちろんにじさんじのオーデイションに応募した段階で、いつか就職しようとは思っていたのだけど、当時の私はそもそも体力がなかった。日中活動することが難しく、近所のスーパーまで買い物に行って帰ってくると体力の限界を迎え、寝ようとしていないのに睡魔に耐え切れず、寝入ってしまっていた。そんな状態で就職なんてとても考えられなかった。

まずは就職しようというよりも、日中活動できるようになること、朝にちゃんと起きられるようになることが先決だった。これはにじさんじのオーディションに落ちてからだったはずだ。少しづつ外に出る機会も増えて、徐々に眠ってしまう頻度は減っていった。
朝起きられないという問題は、あるとき目覚まし時計をかけることで、劇的に改善した。もちろん初めてしばらくの間は二度寝などもあったけれど、二度寝をするにしても一度目覚まし時計を止めるために起きる必要がある。そんなことを繰り返すうちに、徐々に体内時計が自分の本来起きたい時刻に起きられるよう調整できるようになった。

では体力がつけば就職できるのかというと、そういうわけでもない。

にじさんじオーディションに落ちてから、保健所の心理カウンセラーとの面談を通じて、ADHD(発達障害)という診断がついた。症状としては落ち着きがなかったり、飽きっぽかったり、普通の人でも起こることではあるのだけど、先天的な脳の構造上それが年中365日続くため、普通に日常生活を送ることが困難になりやすいというものだ。治療薬も存在しているのだけど、効く人と効かない人がいる。人によって症状の内容や重さは異なるのだけど、知的な能力だけは高いこともある。障害が目に見えないのに加えで、しばしばやる気がない、努力不足と捉えられることが多い。

先日も人と会う約束をしていたのだけど、午後の予定を午前と勘違いしていて、約束の数時間前に到着した。遅刻したわけではなかったので、まだマシではあったけれど、相変わらず変なところでホームラン級のバカである。

さて、私はそんなADHDと診断されて、病院が提供している治療プログラムを受けることになった。

しかしその治療プログラムがはじまらない。何か月と待ってもはじまらない。コロナウイルスの流行の影響だ。その治療プログラムは何人かのチームを組んで開催するという性質上、なかなか開催自体が難しかった。

その開催を待つ間に、私は父の勧めで国勢調査のアルバイトをする機会があった。
あいかわらず私は普通の人が普通にできることが、とんでもなく苦手だった。誰でもできるはずの簡単なことを当然のように失敗した。とはいえ久しぶりに働いて、嫌ではなかった。なによりちゃんと自分で働いて、お給料をいただくことができる。そのお金で絵を描く環境を整えたり、教本を買ったりするのも良いなと思っていた。


いつか働こうではなく、週3日くらいなら普通に働いてもいいなと思えるきっかけになったことは、すごく良かったと思う。

その「ちょっと働いてもいいな」という意思を保健所に伝えると、自治体の就職支援の窓口を紹介してもらった。

引きこもりニートの就職は、ここから少しづつ動き出していく。


どのくらい働くのか?

自治体の就職支援では、生活リズムを整えたり、仕事をするうえでの基本的なマナーなどを勉強したりしていた。自分はどういうことが得意なのかを考えるなど、まぁいろいろだ。

一度この就職支援の紹介で、会社見学に行った。
そのとき本当に良い会社だなと思って、真剣に就職したほうが良いのではないかと保健所に相談していた。でも保健所としては、一度ADHDの治療をきちんとしたほうがよい、それは努力でどうにかなるものではないから就職できたとしても、また同じような失敗をしてしまって自信を失ってしまう。だから少し待った方が良いと思うという回答だった。私としても理にかなっていると思ったので、就職はまた今度になった。

この就職支援で私はグループワークで課題に取り組み、歴代新記録を叩き出してしまう。ADHDは普通の社会生活を送るのは苦手なのに、特定の謎の分野でとんでもない才能があったりする。最近ではとうもろこしを綺麗に食べる世界大会に出れると思ったわ。

このあたりから、私はある問題に直面した。

週3日働くのか、それとも週に5日働くのかという問題である。

私は絵を練習していた。

それがなにかというと、にじさんじのオーディションに落ちた私にとって、手軽ににじさんじライバーの視界に入るための方法だった。

マインクラフトが神の次元で上手い、APEXのプレデター帯である、東大卒でクイズ王である、人狼が上手い、麻雀のプロ、彼らの視界に入るための方法というのは割といろいろある。しかし特に目立った特技がない私にとって、新しく習得するスキルとしては、どれもリスクが高い。それで生きていけるだけの収入が得られる人はごくわずかであるというのが容易に想像ができる。

ういママであったり、伊藤ライフ先生だったり、絵描きで受肉している人はちょくちょく見る。犬山たまき君は佃煮のりお先生とは別人だけど。
絵を練習するというのは実益として収入に繋がりやすく、その結果として時間と資金面で余裕が生まれ、個人勢になることも考えられる。手っ取り早くにじさんじライバーの視界に入ることができる手段であると思った。

その考え自体はたぶん間違ってはいないのだと思う。


さて、私は週3日働くのか、それとも週に5日働くのか?ということについて、少しづつ考えるようになった。

週3日程度働くということは、つまり絵を練習する時間が減る。絵の道を諦めるというわけではないにせよ、ひとつの大きな選択であると感じた。


そして私の特性として、体を動かすよりも何か新しいことを考える方が得意だった。

先ほどグループワークの課題で歴代最高記録を出したと書いたのだけど、本当に斬新な発想で最高の記録を出してしまった。物理学的な知識の応用で、とても安定した高い紙の塔ができあがった。私は一種の知的障害ではあるのだけど、健常者の方はとても考えつかないのではないかと思う。

これはあくまで一般論ではあるのだけど、週3とか短い時間で働くという形式は、軽作業などの誰でもできるような作業であることが多い。誰にでもできるから代替可能だし、責任も薄い。
それに対して週5で働くという形式は、それなりに難しかったり、代替がやや難しかったり、責任もあることが多い。

どちらかというと自分の適正として向いているのは、週5で働く方なのではないかと思う。以前アルバイトの求人を見たとき、飲食や工場での作業など、本当にいろんな仕事があるにも関わらず、私にもできそうかなと思える仕事が一つも見つからなかった。

なんとなく、うすぼんやりと働くということについて考え始めるようになっていた。


転機は突然やってくる

絵の練習を続けて仕事にする、週3日程度は絵とか別の仕事をする。それとも週5日、ちゃんと働く。一般的には、週5日働くことが一番良いとされるのだろうけれど、私にとってはなかなか答えの出ない話だ。

とはいえ、結論を出すのは随分と先の話だと思っていた。
まぁまだ絵を練習し続けていたい、考える時間はあるだろう。そんな気持ちでいた。


しかし私の生活はどんどん変わっていった。前述の自治体の就職支援の紹介で、私は就労移行支援事業所というところに通うようになった。

前述のとおり私は発達障害という障害を抱えており、先天的に日常生活を送ることが困難であるらしい。基本的な知能は高いくせに、できることとできないことの振れ幅が非常に大きい。どんなことに対しても常に全力で能力を発揮し続け、ブレーキが存在しないので、人よりも疲れやすい。

就労移行支援事業所では、そうした障害を抱えた人の就労をサポートしてくれる。いつか就職しようと思っていた私にとっては、願ったり叶ったりといったところだ。


いやまぁ実際に就職しようという意思はあるし、それ相応に能力もある方だと思う。私の能力に足りない部分を一緒に考えてくださるというのは本当にありがたいと思う。

通所をはじめる前に職員の方から尋ねられた。

「週何日くらいを目安に通われますか?」

自分の意思さえあれば、週3日でも、週5日でも事業所に通うことができた。

とりあえず体力的な慣れも含めて、週2日からスタートということで話がついた。


いつか決めなくちゃいけないと思っていた、その期日が徐々に迫ってきていた。


つよつよであるということ

事業所によって提供しているものは異なるけれど、私の通っている就労移行支援事業所では、実際の業務を想定した模擬訓練を積むことができる。

たとえばピッキング作業の実習では、注文書をパソコンで作成して、その注文書にある通りに物を取ってくる。物と数量があっているかをチェックするといった感じだ。そのほかデータ入力実習や、ビジネス文書の中から誤植を見つける作業など、さまざまな項目が用意されている。職場での会話のデモンストレーションなどもある。

私はそのすべてでかなり高い成績を出していた。私は障害者で、事業所の職員の方は健常者であるのに、職員の方から「何かコツとかあるんですか」と聞かれた。職場での会話を想定したロールプレイでは、「比木丹さん素敵でしたね」とぽそっと言われる。

正直さっぱりわからなかった。仕事では失敗し続けていたのに、どうして今できるのかと困惑するくらい、私は高い成績を出していた。


私は多少特殊な例というか、障害者という枠組みではあるのだけど、知能がかなり高い。
事業所の利用者の中には書類に穴を開ける、穴あけパンチの使い方がわからないという方もいらっしゃった。

私は事業所に通いはじめて、すぐの段階から、そうした利用者の方のサポートに回っていた。事業所での実習だけでなく、周囲の人のサポートやコミュニケーションについても、私は優秀だった。突発的な出来事に対する対応能力も高い。もちろん生活が困難な方の集団の中だから、自分の優秀さが際立ったのかもしれない。しかし障害者だから、このくらいしかできないだろう。そんな枠組みを大きく外れるくらい、私は優秀だった。


アイドルになりたいの?

就労移行支援事業所とは別に、自治体の就職支援も継続して通っていた。そこで職員の方との面談があった。

この少し前に、私はnoteで『国立大卒ADHD引きこもりニートとにじさんじ』という記事を書いていた。冒頭で紹介した。この記事で、私がにじさんじと出会った経緯などについて書いている。この文章の前日譚のようなものだ。ここまで読んで、さすがに未読の方はいないと信じている。


職員の方との面談の際に、週にどのくらい働こうか迷っているという話をした。絵の練習をしているというのはなんとなく伝えてはいたのだけど、腰を据えて自分の過去について話すのは初めてだった。

私もともと絵が描きたいわけじゃなくて、本当はアイドルになりたかったんですよ。引きこもりを脱した最初のきっかけ自体が、アイドルの動画を見たことだったんです。アイドルの自由な姿に感動して、自分もなりたいと思った。きっと私のことを知ってくれたら、みんなに元気になってもらえるだろうなと思っていたんです。でもなれなかったから、今は絵を練習しています。


これまで会ってきた人は、だいたいこんな説明をしてきた。それで、すごく感動したとも言われたし、私のことを知って元気になったとも言われてきた。

でも、その時の職員の方は違った。



「アイドルになりたいの?」



え、・。


いや、私はアイドルになりたかったんです、それでなれなかったから、今絵を練習していて


アイドルになりたいの?

自由な生き方がしたいの?

自分の言葉を伝えたいの?

絵が描きたいの?



いや、実は最近noteってブログみたいなサービスをはじめて、最近私のことを大勢の人に知ってもらう機会があって、それで、少しやりたいことが叶ってしまって


あれ?

なんで私、アイドルになりたかったのに、絵の練習なんてしているんだ?


国立大卒ADHD引きこもりニートとにじさんじの記事は、そこそこ多くの方に見ていただいた。もちろん爆発的に大勢の方に見ていただいたというわけではないのだけど、私がどれだけ伝えたいと思っても、100人の人に話なんて聞いてもらえないだろう。システム上の水増しがあったとしても、なかなかのPV数になっていた。そして、これからも読まれ続ける。

私がにじさんじでやりたかったことって、もしかして、もうすでに叶ってしまったのか?
あの記事以上に、私が誰かに伝えられることって、何かあるのか?

配信するということと、noteで記事を書くということ。いったい何がどう違うのだろう。もともとブログをやっていたということもあり、話して伝えることよりも、書くことの方がずっと慣れている。いくらでも書き直すことができて、筆が乗る部分から書くことができるし、配信はそもそもどうやって始めたらよいかがわからない。


私は、アイドルになりたいのか?


全部はつかめない

それは、まるで普通の幸せを手放す覚悟があるのかと聞かれているようだった。本当にアイドルになりたいのか、と。

職員の方は優しく、私のことを評価してくださっていた。

頭も良くて、プログラミングのことを話すとき、とても楽しそうだった。
あなたほど優秀な人が単純な作業をして、それで満足できるの?


別に仕事に優劣があるとは思わない。単純な仕事であっても、それをしてくれる人がいなかったら社会は成り立たない。

書類の穴あけパンチの使い方がわからない人が、何度同じ説明を聞いても理解しきれない人が、体に不調を抱えていて雨だと働けない人が、たとえばワインなどの瓶にラベルを貼るとか、自分にできることを見つけて自分のできる範囲で働く。それは本当にすばらしいことだと思う。だけど、私は就労移行支援事業所で会った利用者の、誰とも明確に違っていた。本当に数字として、3倍くらい作業速度も正確さも違う。

どこに行っても優秀ですねと言われておきながら、そもそも基本的な社会生活を送ることすら困難な私は、どこに居場所を置いたらよいのだろう。


プロ野球選手と、お医者さんと、アイドルをやって、花屋さんにもケーキ屋さんにもなりたいです。夢を語るのは自由かもしれないけれど、それをできる人はいないだろう。何かを捨てなくてはいけない。


もしかしたら私は、はじめて進路に悩んでいるのかもしれなかった。

大学は学部の一覧を見て、一番興味が持てそうな情報系で、自分が行ける範囲で最も偏差値の高い学校にした。かといって特になにかの職業になりたかったわけでもなく、就職もプログラマー以外の道が思いつかなかった。
だから迷ったといっても、一本道のようなものだった。にじさんじオーデイションに応募するときも、ライバーになりたいという気持ちに疑いはなくて、それ以外のことは考えていなかった。


何かを諦めなくてはいけない。
少なくとも私は、プロイラストレーターになりたいわけではなかった。


かなり長いこと、絵の練習をしてきたのに気が付かなかったのだけど、私はプロのイラストレーターになりたいわけではなかった。

絵が上手いということは、もちろん一つの優れた技能のひとつだと思う。絵を描くという行為自体は楽しい。ただ、私は自分の価値に値段をつけて売るという行為が苦手だった。

たとえば服を2着買うと10%オフとか割引されて売られていることがある。あれは最初から10%の割引をつけても利益が出るような価格設定になっている。私は最初から自分の値段を80%オフにしがちだった。

でも、絵の道を諦めてしまったら。私はライバーの視界にすら入ることができない。
ファンアートの本人によるいいねは、社交辞令だと思いつつも、それでも彼らが一瞬でも私の方を向いてくれたことがうれしかった。

それをすべて捨ててしまうというのは、にじさんじと関わる可能性を手放すことにも近いのかもしれなかった。ライバーになりたいというのが最初の就職しようと思う原動力だったのに、それを手放してしまったら自分はいったいどうなってしまうのだろう。

少なくとも私は絵ではない、何か別のことを考えるべきらしい。


私の価値

比木丹おもしろすぎるだろwww

いとちゃんとお話すると元気になれるよ!


MMOをしていた頃、私はほんの10人程度のギルドのアイドルだった。
それ以上なんて望んだことはなかった。

別ににじさんじに入らなくても、個人勢として活躍されている方はいくらでもいる。でも、いまさら配信なんて初めたところで、そもそも誰かに見つけてもらえることすら難しいと思う。動画をクリックすらされないのが関の山だ。

国立大卒引きこもりニートの記事は、ありがたいことに大勢の方に読んでいただいて、そこそこ好評いただいていた。それ自体はうれしい。

ただ、読んでいただいた方は、にじさんじというコンテンツが好きな人、自分の好きなコンテンツを通じて人生を変えた人間の話をおもしろいと思ってくださったのだろうと思う。私自身がおもしろかったり、私自身に興味があるわけではない。そこを勘違いできるほど、私はバカじゃない。

本当に、私はアイドルになりたいのか?


今から個人で配信をはじめたとしよう。

葛葉から、叶から、月ノ美兎から、本間ひまわりから。
視聴者を奪う覚悟があるだろうか。


いや、実際には奪うというのは表現としておかしいのだけど。でもつまりは、そういうことだ。彼らと同様に、私に貴重な時間を費やして見るだけの価値があるだろうか。彼らと同じ時刻に配信していたとして、複数の画面を開こう、私を見ようと思ってもらえるだけの価値が、自分にあるだろうか。


あぁ、今誰かから、君才能あると思うと声をかけられたら、喜んでその地獄に落ちるのに。


前述の4人とは、たぶん系統が違いすぎるので、競合他社にはなりえない。

誰だ?誰の視聴者が自分に興味を示してくれるだろうか。


生育環境が似ている気がするフミ、MMO時代はイケメンって言われ続けてきたからイケメン枠のリリちゃん、メリッサ、頭の良い女性枠といえば健屋、リゼ、エリー、noteで独自の存在感のある家永むぎ、半額弁当を好んで食べるところはロアちゃんにも似ている。感情表現はでろーんにも似ているかもしれない。
おそらくニートの経験のある甲斐田、祓魔師の家計で育ったという長尾、笑いのセンスはちょっと剣持に近いものがあると自分では思っている。


結局のところ、私は誰にも似ていなかった。
部分的に被る部分があったとしても、それは本当に一部の要素にすぎない。

私は彼らの劣化版でもなければ、上位互換でもない、私は私でしかなかった。


アイドルになりたい

そんなことを考えていたら、就労移行支援事業所で職員の方との面談があった。


最終的にはやはり週5で働くことを希望されていますか?

アイドルがどうのという話は伏せつつ、正直に今、どんな働き方がしたいか迷っているという話をした。

もちろん週に5日働けるようになれば、それはそれで素晴らしいことだと思う。でもたとえば祖母が買い物に行きたいと言うときに車を出したり、ケーキを作ったり、そういった時間が減ることになる。だからどんな働き方をしたいか迷っています。

事業所の成績を考えれば、正社員で就職する人間が多い方が好ましいにも関わらず、職員の方は一応理解を示してくれた。


今はある意味、いろいろ挑戦できる期間です。たくさん失敗もできます。
いろいろやってみると良いかもしれませんね。


そうだな、私はもっと、いろんなことをしてみなきゃ


私が伝えたかったことはもう、終わってしまっているのかもしれない。
もしかしたら他の人も似たようなことをしているのかもしれない。


それでも私は、

私には、


私にしか伝えられない笑顔も、元気も、勇気もあると信じるよ


やっぱり私はアイドルになりたい

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