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パパママ育休プラスを2年取った話。


いつもありがとうございます。

ひきこもごもです。いつもはひきこもり支援に関する福祉的発信をしておりますが、今回は私的なお話をします。


3歳のこどもがいます。


元気な男の子で、現在3歳です。魔の2歳児をなんとか格闘し、やっと無事に悪魔の3歳児になりました。大変さは増すばかりです。

育休はおよそ計2年間取得し、1歳後半(2歳になりかけ)に保育園に入園させ、職場復帰をしました。

通常育児休業は半年間を前提としています。


保育園に入園できない、あるいは保育園に入園しないでも対応可能であると回答した場合、最も優先順位が低い取り扱いになり定員割れでない限り育児休業が延長されます。

そうでない限り、基本的に育児休業は半年間を前提としていて、0歳で入園し職場復帰することを国も企業も想定しています。


パパママ育休+という制度を使い、夫婦2人で育休を2年取得しました。


さらに私たちは夫婦で育児休業を取得しました。

この制度と選択が非常に世間から厳しい目を向けられる行為でした。我々は事前に、それでも必要であると話し合い、感謝を持ってお返しすることを前提にご迷惑をおかけすることになってしまうと説明とご納得をいただける努力を継続しました。結果夫婦両法人と経営層や管理者は応援してくれる姿勢を示してくれましたが、同僚がどう感じたかはもはや確認する手立てはありません。表面上はとても気遣いをしていただいています。


同じポジションで復帰させていただけた


育児休業を取得後、復帰時のポジションは同じポジションを与えられました。とてもありがたかったです。
法律上育児休業取得を理由に不利な異動命令をしてはならないとある為、しかたなく用意せざるを得なかったのかもしれませんが、しっかりと職務を遂行することでそのお返しとしつつも、非常に変化の多い時期に慣れた仕事で復帰できたというのは心身共にありがたかったです。


あらゆる大事なプロジェクトから外された


日常業務とともに、法人や部門、特別チームのプロジェクトがいくつも同時進行で走っています。しかし夫婦ともにこういったプロジェクトからは全て外されました。懲罰的な意味合いではないと感じています。というのも、我々はどちらも職場においてはとても若手で、多くの同僚は育児経験者で、子育ての状況を知っている環境であるからです。現に子どもが保育園に入園してからというもの、感染症を家庭に持ち込まれて一家全滅や、保育園からのお迎え要請(熱発で即OUT、下痢も3回目でお迎え)で欠勤や早退が多く、日常業務を回転させる頭数としての機能が精一杯だったため、プロジェクトの機関メンバーにはなりようもないなと自分でもわかるからです。

招集がないことに最初は悲しみを覚えましたが、すぐさまその意味が理解できましたし、むしろありがたいと感じるほどリソース(気力体力時間)が家庭に取られてしまうことが生活において当たり前になりました。


出世もない


法人の職務規定や評価方法によると思いますが、少なくとも我々夫婦はいわゆる出世とは縁の無いキャリアになりました。
それでも我々にとっては必要であった選択だと考えていますし、法人の意思決定も必要なものだったと受け止めています。
なので不満は一切ありませんが、これから出産や育休を検討している人にとっては重要なことだと思うので発信しました。


我々にとっては必要な子育て期間であり制度でしたので活用させていただけたことに非常に感謝しておりますし、もし3年前に戻っても同じ選択をしたと思います。会社や職場も非常に好意的に関係を維持していただけたのでとても幸運だったと感謝しております。

しかし人の価値観は様々です。自分の仕事に誇りがあったり、競争があったり、向き不向きがあり、多様な夫婦関係があります。

私の経験を多くの人に知ってもらい、ご自身の判断や意思決定の一助として活用していただければと思います。




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