採用本の枠を超えた経営本
『うちの会社にはいい人が来ないと思ったら読む採用の問題解決』北野唯我
唯我さんの最新刊。「採用の教科書となるような1冊を作りたかった」という想いの通り、人材に関して完全保存版として読み返すバイブルになると思います。企業ブランディングは事業成長に完全にリンクするので、経営者目線としては、採用の本に留まらないというか、経営本に近いイメージでした。「おわりに」の奥様への感謝コメントも流石でした。
✔︎「仲間集め」はサイエンスできる。
✔︎採用の常識を変えた3つの時代の変化
①求職者の価値観の変化
②経済環境の変化
③情報インフラの変化
✔︎人が自動で集まってくるのは「儲かって、企業イメージが強い会社」
✔︎企業イメージ=評判×認知率
✔︎採用戦略の憲法「人事ポリシー」を言語化する
✔︎採用競合企業の設定
「現状ベース」「あるべき論ベース」で考える
✔︎候補者エクスペリエンス
応募から職場に順応するまでの候補者の経験
✔︎企業イメージの構築
①「質的ゴール」を決める
②「フェイズ」を決める
③「体験施策」を設計する
④「コンテンツポートフォリオ施策」を設計する
✔︎採用にコミットし、成果を出した人=優秀な人、憧れの対象というカルチャーの醸成
✔︎採用大解剖図
✔︎短期の成果はクロージングで、長期の成果は採用マーケティングで決まる。
✔︎いい人材の隣に座れるのは、、、いい人材に内定を出した人事だけだ、、、
✔︎オンタイム戦略の実行
求職者に「あの会社、こんなことがあったな」と思い出してもらう、CEP=商品と顧客との接点を応用
✔︎採用の9か条
第1条 タイミングを制する者が採用を制する
第2条 いい人材は固まる。コミュニティをおさえるべし
第3条 新卒採用は、デザイン、オフィス、演出、採用サイトに投資せよ
第4条 求職者理解の徹底を怠るな。ここからジャイアントキリングが生まれる
第5条 企業イメージへの投資を怠るな。特に大量採用の成否はイメージが決める
第6条 初任給、平均年収、ボーナス、家賃補助について人は話したがる。自社を知ってもらうための武器として使え
第7条 人材輩出企業のイメージを一度でも獲得すれば、人々はそれを一生忘れずに他人に語る
第8条 徹底的に人間関係を見せよ。社員と社員、上司と部下、自社と他社の関係性こそが、最強のコンテンツになる
第9条 トップの人材は、トップの人材にしか口説けない
✔︎採用の教科書となるような1冊を作りたかったから
#北野唯我
#採用の問題解決