明日、会社の上司の顔が歴史上の人物に見える。
北野唯我和尚の新刊「戦国ベンチャーズ」。
歴史×経営という今までにない新たなジャンルで、楽しみながら学べる一冊。歴史上で起こったことを時系列で追うのもいいですが、こうやって人事や経営というひとつの切り口で見てみるととても面白いですね。「あ、これは俺だな」とか「俺はこの人にはついていかないな」とか。
歴史モノって、その時代に入り込んで考えないとリアリティがないものが多いと思いますが、これは全く逆で、自分の会社に歴史上の人物がタイムスリップしてきたかのようなリアリティがあります。明日会社に行ったら、自分は歴史上どのタイプなのか、あの上司や部下はどのタイプなのか、頭の上にタグ付けしていくだけでも面白いです。
またドラッカーをはじめとした根源的な考え方が満載で、それが北野さんの経営哲学によってオリジナル編纂されていて経営書としてもバイブルになりそう。巻末のまとめをキャプチャするだけで元が取れます。
はっきり分かったのは、歴史上の何者かになった人たちは「人間をわかっている」ということ。大きな人こそ、自分を小さく考えている。だから強みを活かそうと考えられるんだなぁと。
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