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Perception is reality客観的な認識こそが現実である。

『PERCEPTION市場をつくる新発想』
ブルーカレントジャパンの元代表であり、世界でもっとも影響力のあるPRプロフェッショナル300人にも選ばれた本田哲也さんの最新刊。  

前作の「ナラティブカンパニー 企業を変革する物語の力」も以前ここでご紹介させていただきました。ADK時代に社内で講演していただき、広告とは違うPRの力に衝撃を受けて、同じくブルーカレントから転職された印南さんにすぐ話を聞きに行ったのを覚えています。

✔︎パーセプションを形成する5つの要素
①事象
②リテラシー
③グループ
④タイミング
⑤コントラスト

✔︎パーセプションが重要な3つの理由
1.メタの時代
2.社会との接点
3.長期的なしなやかさ

✔︎ブランド=企業視点で伝えたいこと
パーセプション=消費者視点での認識
その重なり合う部分にオーセンテシティ=ブランドの正当性がある。

✔︎インドのP&Gアリエールのキャンペーン
「share the road」

✔︎オーセンティシティの指標
・経営者の行動
・顧客価値
・社会における成果

✔︎PRのピラミッド
パブリシティ→パーセプションチェンジ→ビヘイビアチェンジ

✔︎パーセプションを「つくる」には
①事象とのサイクルでつくる
atama+ オンライン授業コンテンツによる成績向上という事象

②リテラシーのギャップからつくる
uno BBクリーム 男性向けに第一印象はつくれるを訴求

③コントラストを活用してつくる
Sansan  アナログからデジタルにより、名刺は企業の資産になること

✔︎パーセプションを「かえる」
サンリオピューロランドはテーマパークから劇場へ
森永ラムネは子供のおやつから二日酔いに効くへ

✔︎人が口コミをする6つの理由
1.ソーシャルカレンシー
2.感情
3.実用的な価値
4.物語
5.トリガー
6.人の目に触れる

✔︎パーセプションチェンジに重要な要素
①ビフォーとアフター
メルカリは違法な商品売買の場から、C2C市場のインフラを担うテクノロジー企業へ
②主観と客観
③カテゴリーとプロダクト
GoproはエクストリームスポーツからGopro女子へ
ハイボールがとりあえずビールから市場を奪ったように、メゾンロココによる高級レストランのシャンパンからのチェンジを図る。
④完全変容と拡張
zoomはビジネスツールからzoom飲みなどのコミュニケーションツールへ
⑤ブランドエクイティ
ジレットのWe Believeキャンペーン
最高を男の手にという本質的なメッセージ
ワークマン女子、過酷ファッションショー

✔︎パーセプションを「まもる」
ベビースターラーメンを出汁としてレシピに。炊き込みご飯がヒット。

✔︎内田和成「イノベーションの競争戦略」
イノベーションとは、いかに顧客の行動変容に至るかの競争であり、顧客の価値観や行動を変え、次世代の社会の常識を創る。

✔︎パーセプションを「いかす」
Cuzen Matcha抹茶のエスプレッソマシン
カフェインクラッシュによるコーヒーの代替が求められていた。

✔︎パーセプション発想の4つの視点
視点1. 消費者を大義とするマーケティングへの回帰
視点2. コーポレートブランドとプロダクトブランドの区分けの消滅
視点3. 市場創造の新たなアプローチ
視点4. ナラティブな時代における目的意識

✔︎クー音部大輔氏
売上というのは企業の活動ではなく、消費者の行動そのものだ。

✔︎Perception is reality
客観的な認識こそが現実である。

#PERCEPTION
#本田哲也

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