60GHz帯の使い道、あった

引き続き妄想です。
さて、前回で「使い道がない」とばっさり切り捨てた60GHzのIEEE 802.11ad/ayですが、よくよく考えたらありました。「Miracast(Chromecast)」です。
規格としては「Miracast(Chromecast)」は存在しています。個人的に遅延が気になる所ですが、問題ないというレビューもあるようです。ここはきっちりしてほしいですね。

Miracastで何をするの?

さて、Miracastで何をするかと言えば、
・モバイルノートパソコンの代わりにする
・ゲーム機の代わりにする
今回はゲーム機は置いておいて…。(いや、それもニュースだろうけど)
モバイルノートパソコンの代わりにするって、どういうことかというと、もう、12インチディスプレイ・キーボード・マウスを持ち歩いて、スマートフォンが本体になればいいということなんですよ。
いいですか?デジタルデータの保存先は今はクラウドですよ。本体に置く必要がないんです。席を外す時はスマートフォンを持ち歩けば60GHzだからデータは盗まれない。それに机に置いていても、指紋認証・顔認証しないとログインできない。堅牢性バッチリ。
会社でも、スマートフォンで仕事ができるなら、ディスプレイのある場所なら、どこでも大丈夫。
キーボードに重みを付けたディスプレイ一体型の無線通信システムがあれば、完了。スマートフォンのオフィスアプリの使い勝手次第ですね。スマートフォンアプリ側の遅延が問題になるでしょう。

詳細

日本・欧州では、58.32GHz~65.95GHz。58.32/60.48/62.64/64.80の4チャンネル。
日本では「57.0~66.0GHz」の「小電力データ通信システム」の帯域。

総論

60GHzは、ドッキングステーションで使われているようですが、それ以外に使う用途がないのが実情です。
なら、何に使うのがベターか。「近くでしか使えない」なら、「近くでしか使わない」用途がいいということで、Miracastが浮かびました。
さて、ここでスマートフォンが出て、ノートパソコンが出なかったことについては、近日また記事にするかもしれません。というか、記事にしないと思いますが。

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