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エンジンが暴走する

1ヶ月ほど前、1日限定で近所に出店していたお店で手に入れたコーヒー豆にようやく手が伸びた。少し気合を入れ、手本とするメソッドにきっちりと従い淹れてみる。美味い!!と1人叫ぶほど美味い。酸味も苦味も甘味もどれも主張しているのに飲み口がスッキリしている。少し遠いけど、普段やってるお店も行きたい。

暑くなってきた夕方にふとアイスを食べたくなり、ふらりと向かった小鳥書房で3時間喋り倒し、そのまま別の店に移動して4時間喋り倒していた、らしい。アルコールという名のガソリンが入らないとエンジンがかからないんです。そんな話をした直後に見事にかかってしまったエンジンが暴走して、せめてもその話をした人とエンジンがかかった時にいた人が別だったことに救われるやら、なんかダメだろと思うやら。

どんなに歳を重ねたってこんな調子だ。ふと気づけば若い子たちが幾人か周りにいることに気づくけど、何も誇れる自分ではない。それでもなんとか生きている。だからと言って若いんだから大丈夫だなんて言えない。その苦しみはその人のものだ。年齢なんて関係ないし、同じような経験だって先に経験したから分かった顔をして相手のことを語っていいものじゃない。でも、たぶん、大丈夫。こんなのでも苦しいなりに生きてるから。

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