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見えないものを伝える

この一ヶ月に一度だけの日記のようなものを書く時、今月のカレンダーアプリに入れた予定を見直してみる。ふと一年前と比べてみると、全く様子が違っている。途切れ途切れにいろんなことが起きていた日常から、途切れなく何かしらが起き続ける日常へと変化している。何かしらの変化は得られたということなのだろうし、その変化はおそらく今までの自分の変化よりも自覚的だ。

何につながるというわけでもないが、自分なりに得意とするもの、そしてそれを人に役立てられるかもしれないことを得た気がしている。
人が見えていないもの。誰かと誰かのちょっとした齟齬のある考え方。そこから発生する噛み合わなさ。そういったものを解きほぐすこと。
あるいは、誰もあまり見ていないような情報に触れ、そこから自分ごととなりうるものを拾い上げてくること。そしてそれを伝えること。
そういう話をすることで、しちめんどくさい奴だと思われる気がしていた。もちろん実際にそういう反応をする人もいる。でも、気付けない視点を貸して、見てもらうこと。それを嫌がる人ばかりではない。

だから伝えることにした。
僕らの住んでいる谷保周辺が将来どうなっていく話し合いが進んでいるのか。僕らの街で今どんな面白いことが行われているのか。僕らが関わったイベントがどういう場所でどう話されているのか。
ある意味今までもやってきたことだし、何故かそんなことばかりをすることが多かったけど、それはきっとそれが向いているからなのかもなと、ようやく最近思い始めた。だからちょっとだけ意識的にやることにしている。
それはこういう場所で書くこともあるだろうし、実際に書いたものもあった。だが、もっと身近な人達から伝えていくこと。自分ごとになりうる大切な人たちに伝えていくこと。その方がいいんじゃないかと思っている。正確に伝えるにはとても手間がかかる。細やかに配慮して、それでもやっぱりどこか間違って伝わって、それを訂正して。そういう過程に付き合ってくれる人じゃないと、自分が上手く納得できない。なんか間違って伝えてしまったなとか、すぐモヤモヤしだすから。きっと政治家にはなれない。

でも、誰かにそんな話をしたいけど、自分からする勇気がない頃の癖で、相変わらずついついSNSに思わせぶりなことを書いてしまう。良くないなぁと思いつつ。でもそういうのも含めて、伝えることや回数が増やせたらなぁと、少なくとも今は思っている。

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