振り返る2

小学生の頃を振り返る

僕の母親は、
一般家庭の両親が持つ家族愛の総量を
1人で持っているような人で、
良い母親で居ようとしてくれていた

その上母方の祖母は自分のパートナーに尽くす人だったので、母親や僕らには介入してくることは無かったし、そもそも片親なので、
仕事に育児に追われる日々だった

母は僕らに尽くす事を怠らなかったので、
自分の時間は極端に少なく、趣味なども無かった

さらに自分だけ何かを得たり、自分だけいい思いをする事が性格的に出来ない為、
自分の欲しいものだけを買ったりもしなかった。

そんな母が唯一息抜きをしていたのは、お酒を飲む事だった。

今では仕事に育児、ストレスがかかり続ける状態では飲まなきゃやってられない筈だなと理解ができる

でも当時は母はお酒を飲まないと、本音を言えない性格だから、それが故に喧嘩になったり、あれこれ嫌な出来事として記憶している事が沢山ある

そんな母親を小学校の友達からいじられた

「お前のお母さんって酒ばっか飲んで、暴れてるらしいよなぁ〜」

当時ぽっちゃり体型の僕からは考えられない程一瞬でそれを言ったそいつの胸ぐらを掴んでた

突発的な感情だったので、その後自分が何を言ったのかは覚えてないけど、めちゃくちゃ腹が立ったのを覚えてる

後日そいつとそいつのお母さんが家に謝りに来た

僕はその時からそいつの事を友達からそいつぐらいにしか思ってない

そいつは中学校に進んだ時にはやんちゃかぶれみたいな奴になってて、大人になったらネズミ講を紹介してきた

今では結婚して、よろしくやってるんだろうけどそいつはずっとそいつだ


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