タトゥーの動機

今日は仕事で鎌倉にいった。
鎌倉駅はいまだに「鎌倉殿の13人」ムードで、
駅はもちろんのこと、駅のロータリーに入ってくるタクシーにも「鎌倉殿の13人」ラベリングがされている。

「鎌倉殿の13人」はすごく面白かった。
人生で初めて見た大河ドラマだった。
だけど、「どうする家康」も始まってるから
「ま、そろそろねぇ〜?」と思った。

日差しが強い日中でも、明るい外国人観光客の人達。
夏が嫌いな僕は「人間性が違うからだ」と眉間に皺を寄せて道路を睨みながら歩いた。

職場の人にも外国の方がいる。
仕事の帰り道。
基本的に仕事の行き帰りは1人で音楽を聴いていたいけど、後ろから抜くにも抜かないようにゆっくり歩くのも難しい距離だったから、思い切って声をかけてみた。
その人の腕に入っているタトゥーの話をした。

キャラクターのタトゥーが入っていた。
別に良い。
別に良いんだけど、キャラクターのタトゥーを入れるのかと少し引っかかった。

僕はタトゥーに関して偏見はなく、入れたい人はバンバン入れた方がいいと思う。
僕も痛くないのなら入れてみたいと思う。

でも痛いから、体に残るものだから、
自分にとって大切なものや信じているものをタトゥーとして体に刻むのではないかと思った。

面白いから入れるの?
これがファニー?キュート?何周か周ったクールみたいなこと?
動機が気になった。

その人と駅で別れ、トイレに向かった時、
また違う同じ職場の人が前を歩いていた。

翻訳機を使い、理解できていない英語を、
「あぁ〜なるほど」と相槌を打っていたのを見られていたのかもしれないと恥ずかしくなった。
その人には声はかけなかった。

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