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『矮小なる善 < 大いなる全』


氷川神術整体の施術を進めて行くと、
その回数ごとに肉体の仕様規格が向上するので、
潜在能力自体が向上して行きます。

それは、
新たな伸び代が生まれることを意味します。

施術の全行程を終えてからは、
徐々に潜在能力が解放され、
新たな伸び代を全て埋める為の修行が
自然に進んで行きます。

どうやら、
ドラゴンボールの老界王神が孫悟飯に施した、
潜在能力解放の儀式を実現してしまったようです。

私が、新たな伸び代を埋めるうちに得たもので
特筆すべきものは「カオス」であります。

カオスとは渾沌。
則ち無秩序のこと…ではありません。

カオスとは、
漏れ無く全ての法則が混在して機能している、
完全な状態のことであります。

私が、カオスを万能の法則として
受け入れているうちに気付いたことは、
カオスとは思春期の若き心そのもので、
原初の神のあり方だということです。

人は、自分の理解力を超えた事柄に対して、
意味が分からない=無秩序=渾沌と認識し、
それをストレスとして忌避しようとするあまり、
自己防衛の為の矮小な法則を善の基準とし、
それに反するものを悪とすることです。

皆が神に背を向けるようになった理由はこれです。

そもそも、人間レベルでカオスの全てを理解し、
人間の都合で全てを制御しようとするのが
無茶な話なので、
カオスを知恵として
謙虚に受け入れて行けば良いのです。

則ち、矮小なる善 < 大いなる全であります。



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