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愛する勇気と覚悟・猫のトランちゃんのメッセージ


まっすぐに気持ちを伝えてくれたトランちゃん


心を明け渡すことがこわかった。

だって傷ついたことがあるから。

 ㅤ

ひとりで生きていこうとしていたわたしにとってㅤ

まただれかを愛することは

とても覚悟がいることでした。

 ㅤ

でもほんとうは

だれかを愛したいし、愛されたかった。

ㅤㅤ

そんな時にパパとママに出会えたんです。

 ㅤ

「もう一度、信じてみよう」


そう思えたのはパパとママだったから。

パパ、ママ

わたしに愛する勇気をくれてありがとう。

心を見せることは怖かったけれど

パパとママは、わたしの想像をはるかに超えた

大きくてあたたかい愛をくれました。

あの時、一歩踏みだして本当によかった。

わたしはもう怖くありません。

だってわたしはもうパパとママの家族だから。

これからはどんなことがあっても

パパとママと一緒にずっと生きていきます。

それがわたしの愛と覚悟です。



撮影とアニマルコミュニケーションで

猫のトランちゃんが伝えてくれたメッセージです。


トランちゃんは、以前アニマルコミュニケーションの

授業のモデルに来てくれた猫ちゃんです。

彼女はある日

飼い主さんのお家のベランダに顔を見せるようになり

交流を続けるうちに

お家に迎え入れられて、パパとママと暮らすようになりました。

以前のカウンセリングの時に

今のお家に来る前の出来事を教えてくれたのですが、

前のお家はとてもたくさんの猫を飼っているお家だったそうです。

もともと飼っている猫さんもたくさんいたけれど

保護猫さんや立ち寄り猫さんの

お世話もしている飼い主さんでした。

愛情深い方でしたが、たくさんの猫たちへのお世話は

なかなか目が行き届きませんでした。

そんな中、繊細なトランちゃんは、

お家の猫同士の諍いや揉め事に巻き込まれて

大変な思いをすることがよくあったそうです。

それを飼い主さんに訴えても気づいてもらえないし

どんなに一生懸命に愛情を伝えても、

なかなかわかってもらえませんでした。

そんなことを何度も繰り返すうちに

トランちゃんは深く傷つき

「私は必要とされていない」

と自分の存在意義が感じられなくなりました。

そして、泣く泣くお家を出て行ったのでした。

傷つき、悲しみを抱えたとらんちゃんは

一度は心を閉ざして、ひとりで生きていこうとしました。

でも愛情深い彼女は

本当は愛し、愛されたかった。

そんなある日

あったかい光りを感じるお家と

ベランダを見つけました。

それが今のお家でした。

そのお家では

優しそうな男の人と女の人が暮らしていて

明るくてなんだかとっても楽しそう。

外から様子を伺っていると

いつも楽しそうな話し声や笑い声が聞こえてきます。

とらんちゃんはその温かさと幸せの香りに

とても惹きつけられました。

ある日、意を決して近づいてみたら

とっても気さくに優しく話しかけてもらえた。

ごはんももらえた。

「こんなステキなおうちで暮らせたら

どんなに幸せだろう。

でも受け入れてもらえなかったらかなしすぎる...」

そう思って距離を置こうとしていた

トランちゃんでしたが、でもやっぱり忘れられない。

何度も何度も2人のことが心から離れない。

そして、ついにトランちゃんは覚悟しました。

傷ついてもいいから

もう一度、愛を信じてみようと。

そして、2人の心に近づいて、語りかけたのです。

「私を受け入れてくれますか?」と。

それほどまでに

トランちゃんにとって、パパとママは大きな存在でした。

彼女は2人から、もう一度、愛する勇気をもらえたのです。

愛することは、自分の無防備さをも見せること。

受けとめてもらえない

返してもらえないかもしれないけれど

自分の全存在をかけて相手と向かい合うこと。

それでも、失ったり

返してもらえないこともある。

そうすると

あきらめたくなるし、自分を守るために

心の柔らかい部分を閉じていきます。

でも、そんな時に

傷つく覚悟をしてでも

受け入れてもらえない怖さを越えるほどのㅤ

「愛したいと思える存在」に出会える。

一緒に、過去を超えていける存在に出会える。

そういう出会いを通して

私たちは絶対にひとりではないし

本当に必要な時に必要なひととの出会いが

用意されているのだと気づかされます。

意味のない出会いはないのだと。

愛する勇気と覚悟。

ㅤㅤ

怖さを乗り越えて、傷ついてもいいからと、

自分の心をありのままに伝えた時に

人も動物も人生が変わる。

過去が癒されて

共に今を生き、未来へと歩んでいける。

トランちゃんとご家族の絆からは

そんなことを教えられました。

ありがとうございました!

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