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モノとの付き合い方-小さな家と小さなキャパシティ-

我が家の間取りは1LDK。57平米と広くないけど、夫と猫3匹との暮らしには十分。むしろこのミニマムさは掃除もあっという間に終わるのでとても気に入っている。前の所有者さんがリノベーションした部屋で、そこはやはりプロが設計したであろうからある一定の収納スペースはあるけれど決して多くはない(正直少ない)。小さな家だから夫も私も個室は無く、リビングの隅に1.5畳ほどの引き戸のクローゼットがあって、そこは夫専用スペースとなっている。夫はとある映画が大好きでそのグッズを大量に集めているのだけど、その小さなスペースにグッズはもちろん衣類も収め、なんならデスクも置いて秘密基地のようになっている。夫曰く「押し入れのおこもり感は男のロマン」なのだそう。

私個人の細かなものは昭和30年代の書棚(ヴィンテージショップで購入)に収納している。ほとんどが手芸用品で、上段のガラス戸内は大好きなアンティークやヴィンテージの小さきものたちを飾って楽しんでいる。

猫もお気に入りのヴィンテージ棚

場所をとる個人のモノはやはり衣類。おめかし好きを公言・体現しているから少なからず衣類や服飾小物がある。ただ闇雲に買うことはなくて、それはそれは吟味・厳選している。TOWAVASEというブランドの洋服が大好きで少しずつ集めているのだけれど、正直お値段は可愛くない。ただ職人さんが丁寧に仕立てているし、何よりデザイナーさんの心意気が伝わる服たちは袖を通す度にうっとり幸せな気分になれるのだ。

このブラウスはアイコンにも描いてもらった代のお気に入り。実は2着目。
左のベロアのローブもTOWAVASE 。手刺繍のぷっくり感がたまらない。

心から好きな衣類を着ていると十分な満足感が得られるので、正直私のクローゼットはそこまでモノが多くない(たくさん買える経済力もないしね)。あと、すっきりを保てているのは私自身の性格として多くのモノを持っていると落ち着かないというのが大きい。好きなモノが埋もれてしまうのも嫌だし、通気性の悪い環境に置いていたら服たちが可哀想に思えてくる(何にでも感情移入するタイプ)。
この小さな家で過剰にモノを持ったら、きっと息苦しくなってしまう。家のサイズと私のキャパシティがフィットして成り立っている収納なのかも。

私のクローゼット。主に掛ける収納を採用。
カーテンで隠れているけれど、ニットやパジャマなど畳むものは
左側に積み重ねている透明の引き出しにカテゴリごとに収納している。

偉そうに綴ったけれど、実は今あまり空きスペースがない状態のクローゼット。少し前にブラウスを2枚、ワンピースを1枚迎えたから。
これからもモノと上手く、そして仲良く付き合っていきたいし、大好きなお買い物もおめかしも楽しみ続けたいと思っている。

好きな服だけ収まったクローゼットは眺めているだけで幸せを得られる。


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