股から子が出てくるのを目撃!アメリカでの出産

こんにちは。4月に子供を産んできました。第三子です。第一子、第二子は、日本の、地元の産婦人科院で出産しました。田舎なので無痛分娩なんてものはございません(調べたら地元県内では大学病院1件と、個人院1件しか無痛分娩対応していないようです)。なので、アメリカで無痛で産めるのが楽しみでした。

アメリカでは無痛分娩はほぼプロトコルの1つ。麻酔なしを希望して、完遂する人もいるみたいですが、友人知人の話を聞くと、結局耐えられず途中で麻酔をする人が、かなり多いみたい。

妊婦健診は、日本と同じような頻度でした。臨月になるまで月1。私が行った病院では、25-40lb. (11-18kg)まで体重増加してオッケーと言われていました。日本の個人院では、体重が増えすぎでかなり怒られてました。今思うと、日本の個人院だと出産時に何かあった時の対応が限られるから、できる限りの出産のリスク軽減のためにこういう指導をしているのかな、思いました。ただ、日本にいる時から、妊婦の体重制限は低体重児出産につながるし、出生時低体重と糖尿病発症率の相関があることを知っていたので、正直あまり気にしてはいませんでした。アメリカの私が行っていた病院では、血圧が正常、血糖値や尿検査問題なければ、お咎めナシ。ただ、一度、1ヶ月で5kg 増えた時は流石にSLOW DOWN!!と注意されました。

アメリカでされたが日本ではなかった検査

  • 妊娠糖尿病の検査(甘ーーーいスポーツドリンク風味の飲み物を飲み、1時間後の血糖を測る)

  • 新型出生前診断 (Non-Invasive Prenatal Testing; NIPT)

  • 胎児の首のむくみ検査(Nuchal Translucency; NT)

NIPTとNTは日本でも、たしか自己負担でできるものだと思います。私が入っている保険では、自己負担ゼロでした。出産する時も含め、妊娠に関わる自己負担金は一切なしでした!Prenatal supplement(妊婦用の葉酸とか色々ビタミンが入ってるやつ)くらいは自分で払ったな。

出産入院の医療費明細を見てみたら、実際にかかった金額は1万7000ドル越え。保険がなかったらどうするんじゃこれ…

陣痛が始まったのは朝。病院と幼稚園が近かったので、夫と一緒に子供を幼稚園に送りに行ってそのまま病院へ行く。すぐに通されて、モニターに繋がれる。「子宮口3cm。陣痛きてるっちゃきてるけれど、間隔が不均一なので、このまま入院してもらうにはPitocin(陣痛促進剤)入れされてもらいます。嫌なら帰宅して陣痛の間隔が短くなってからきてください。」通勤ラッシュの時間帯だったので帰宅して戻ってくるだけで1時間以上かかるんですけど。。。そのまま入院へ。

Labor and Delivery Room(陣痛室兼分娩室)に通される。IVに繋がれる。陣痛がどんどん強くなるが、麻酔科医がなかなか来ない。

麻酔科医が登場した頃にはもう子宮口8cmくらい。色々説明されサインされてやっと背中に針を刺される。痛みが引くかなと思ったら、正直あんまり効果を感じられなかった。左右で感覚に差があり、右側はまあまあ麻痺していたが、左側はあんまり。ただ、陣痛が進んでさらに痛くなる、ということはなかったので、一応効いていたのかな?Netflix見るくらいの余裕はあり。後から考えると、第一子、第二子の時と比べると、確かにちょっと痛みは少なかったかも。

助産師に、「もう頭見えてるよ!」と言われて、鏡で私も見せてもらいました。自分の股から髪の毛が本当に見えてて、触ったらほんとに髪の毛。不思議な感覚でした。出てくる瞬間も鏡で見れて、上の子供達の出産の時にはなかった感動がありました。日本の産んだ時は、分娩室では下半身側は医療従事者のみゾーンで、夫も侵入禁止(他の病院はどうなんでしょうか?)もちろん臍の緒も切らせてもらえません。なので、今回初めて臍の緒を切らせてもらった夫は嬉しそうでした。出てくる瞬間、裂けてしまい、それを目撃した夫は、"It was inside out. The baby really DESTROYED your vagina.(中身が外に出てるみたいだった。赤ちゃんに股を破壊されちゃってたよ" と、かなり衝撃だったようです。

生まれた子供は、やはり可愛い。3700gの大きな女の子でした。アメリカでは、これくらいではmid-sizeみたいですが(笑)
生まれてすぐ、K2シロップとB型肝炎の予防接種、抗生物質がはいった軟膏を目に塗ったくられました。軟膏は、新生児結膜炎のために予防的に塗られる模様。

生まれた後は、病室に移動。一泊二日で帰宅でした。新生児室なんてものはなく、ずーっと子と一緒です。ちょくちょく看護師がチェックにしにきたり、書類の確認があったり、全然休めた感じはしませんでした。

日本のような沐浴指導はなし。日本では、一日一回は入浴させましょうという指導でしたが、こちらでは臍の緒が取れるまでは入浴は避けるよう言われました。

入院食、全く期待していなかったのですが、良い意味で期待を裏切ってくれました。食事の2時間くらい前か前日の夜に、食べたいものを聞かれて、メニューから選びます。種類は豊富でした。サンドイッチと水くらいだろ、、と思っていたのでかなり満足でした。

2日目に帰宅させれるものの、生後2日、7日に母乳外来プラス健診で、結局通院させられます。我が子の場合、2日後の体重増加が足らず、生後3日、5日、8日にも病院の母乳外来へ。生後1週間は、ほぼ毎日のように病院に行っていました。


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