見出し画像

前庭機能を深掘りしてみた

リハ塾の松井です!

よく言われていることですが、人は体性感覚・視覚・前庭感覚の3つで外部から情報を取り入れ、その感覚情報をもとに筋力を発揮したり、各種動作を発現します。

3つの中で体性感覚が最も割合が多く、約70%をもの感覚を占めており重要なのは一目瞭然ですが、今日は前庭感覚に着目して深掘りしてみます。

特に脳卒中後の症例では、頚部と体幹の分離が難しかったり、抗重力筋活動の不活性化により、起居動作や起立動作時に勢いをつけて動作を実行するため、前庭系へ過剰な入力となった結果、四肢の過緊張を呈して円滑な動作が妨げられている場合も少なくありません。

前庭系の機能を深掘りする中で、臨床的にはどんな点に着目していくべきなのかを解説します!

ここから先は

1,098字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?