肩峰下インピンジメントに対する運動療法としての四つ這い

リハ塾の松井です!

普段、肩関節のリハビリに関わるセラピストなら肩峰下インピンジメントを呈する方は珍しくないと思います。

僕もそのような方をたくさん担当してきましたが、若手の頃は全然良くならなくて本当に悩みました。

たくさん悩んだ結果、肩甲骨に原因があることが多いことに気づきました。
実際、2020年に出されたシステマティックレビューでは、肩峰下インピンジメントを呈する対象者に対し、肩甲骨の安定化運動をすることで痛みと機能障害を改善できることを示唆する十分な根拠があるとしています(参考文献①)。

当時の僕は肩甲骨も着目してはいましたが、肩関節のストレッチやROMexと称して上腕骨ばかり動かしていたので、もっと肩甲骨に目を向けるべきでした。

今日はそんな肩峰下インピンジメントと肩甲骨安定化に関して解説します。


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