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腸脛靭帯の硬さはほぐすのが正解なのか?

リハ塾の松井です!

臨床であるあるな問題の1つに「大腿外側の硬さ」があります。
もう少し具体的に言うと、腸脛靭帯の硬さが挙がることが多いかと思います。

腸脛靭帯は脛骨外側に付着し、硬さがあると膝関節屈伸の動きに影響を与えます。
また、腸脛靭帯は大腿外側全体にかけて走行する長い組織という特性上、腸脛靭帯に頼った姿勢・運動制御によって遠心性にパツパツに伸張されていることも多々あります。

なので、硬いからといってマッサージやモビライゼーションを安易に選択することは逆効果になる場合もあるため、機能的に使えることが重要です。

ですが、腸脛靭帯自体は大腿筋膜が肥厚したもので、収縮組織ではないのでではないので腸脛靭帯に付着する筋肉によって間接的に機能的な制御が求められます。

今日はこの辺りについて解説していきます!


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