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もう迷わない!運動療法の強度、難易度の設定

リハ塾の松井です!

臨床で運動療法を指導する場面は必ずありますが、こんなことありませんか?

・何となく10回ずつ行う
・とりあえず、各関節の運動を行う
・誰にでも同じ運動を指導している

これってかなりあるあるだと思うのですが、正直これならPTじゃなくてもこれをやってくださいと言われれば一般の知識がない方でもできてしまいますよね。

ただ、特に若手セラピストにとっては悩む部分でもあると思います。

・どの時期にどんな運動が適切なのか
・運動強度はやりすぎじゃないか
・どこまで強度を上げればいいのか

などなど、どういう基準をもとに指導していけば良いのか悩みますよね。

今日の記事では、なるべく具体的に運動強度の設定、運動強度を上げるタイミング、その判断基準などを解説します。
少しでも運動療法の指導に悩むことが少なくなればと思います!



難易度設定は低負荷から高負荷へ

ここは当たり前のことですが、低負荷で簡単な運動から高負荷で複雑な運動へと移行していくべきです。

臨床で問題なのは、明らかに難易度が低すぎている、難易度が高すぎていること。

難易度が低すぎると、筋力をつけたいなら効率が悪いですし、筋肉が反応するための閾値にまで達しないというデメリットがあります。

難易度が高すぎると、代償的に筋緊張を高めたりして逆に動作がしにくくなったり、できないという体験ばかりさせることで運動に対してネガティブなイメージがついてしまうデメリットがあります。

なので、臨床で運動指導する際は以下のことに注意して指導しましょう。

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